4日目の最終目的地は、オリャンタイタンボOllantaytambo。古くから人々が居住する定着の場所であった。インカ時代には様々な役割を担った多くの人々が居住する場所であり、行政管理上の中心であった。
*タンボtamboとは宿駅のこと。宿泊施設や物資の貯蔵場所、さらには家畜の飼育場の付設されていたという。
私たちの今夜のホテルもこの村の中にあった。
ここへ来るまでにいくつかの遺跡を見て皆さん少し疲れ気味だが、ここも重要な場所ということで、急な石段を頑張って登ります。
向かいの山には太陽の神殿、倉庫群などがある。
下は大きな岩の壁の一部を撮ったもの。未完成のままの「太陽の神殿」という。
岩にいくつかの凸起があるが、祭祀のときにいろいろ奉げ物や飾りに使ったという説明だった。
大きな石にジグザグの模様があるが、太陽の神殿にある階段上の標章(パタ・パタPata・pata) アンデス文明では頻繁に見られる標章。3段、5段、7段またはそれ以上もある。
インカ時代の遺跡には、いろいろな水路施設がある。
農業試験場であったのと同時に、おそらくは水の神に奉げられた聖地だったのか・・・卓越した水路工学が目をひいている。