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西側諸国や「アンネの日記」への共感

2014-02-24 23:59:09 | 国際・政治
ウクライナの情勢が大変なことになってますね。
先日は政府と反政府派の衝突で多数の犠牲者が出てしまいました。

そして、ヤヌコヴィッチ大統領が政権を追われるという、
クーデターといったところなのでしょうか。

そもそもはウクライナのEU加盟拒否に端を発し、
親ロシアのヤヌコヴィッチ政権への反発が、
ここまで大きな動きになったのですけれども。

これ、このタイミングがオリンピックとシンクロしたのは偶然ですかね?
むしろ、オリンピックの期間を狙ったのじゃないかと疑うのですけども。

反政府派ってのは、どうせ西側諸国が煽ってるのでしょうからね。
オリンピックでプーチンが忙しいときを意図的に狙ったんじゃないでしょうか。

まぁそうしてまんまと親ロシアのヤヌコヴィッチを追い払い、
更に彼を多数の犠牲者を出した罪で指名手配と、
旧政権側を悪役に据えることにも成功しているかのようです。

ウクライナの他にもベネズエラにシリアでも反政府デモが起こっていて、
エジプトでは既にイスラム同胞団の政権が軍政府にとって代わられていますが、
これらはみな米欧の西側諸国から距離を置いていた政権ですよね。

これ、偶然、、 ってワケじゃないような気がしますがねえ。

西側が自分たち寄りじゃない政権の転覆に精を出している、
ま、そういうことじゃないかと大いに妄想するのでありますが。


本当に、戦争とか物騒なことは世界的にやめてもらいたいものですが、
第二次世界大戦でナチスのホロコーストに遭ったユダヤ人少女、
アンネ・フランクの本「アンネの日記」やナチス関連書籍が都内の図書館で
破られる被害が相次いでいるとのことですね。

ナチスの愚行が描かれていることに反発する組織的な犯行かもしれませんし、
個人による狂信的な行動、と思えなくもありません。
被害に遭った図書館の立地からしても、単独で行うのに不可能とも思えません。

いずれにせよ、一体ナニを意図しているのか不明で、不気味な事件であります。

ま、ナチス自体、政権の方針に合わない書籍は焼き払ってましたからね。
ナチスに共感する連中の行動なのでしょうか。

そういえば、ヒトラー聖誕祭の開催を呼びかけた連中ってのが、
最近いましたけれどもねえ、関連はどうなんでしょうか。
確か、TTG総選挙に立候補した田母神閣下の支持者でしたっけ。


さて、「アンネの日記」というのは、アンネ・フランクの日記ではなく、
アンネ・フランクを題材にした日記風の小説なんでありますが。

これはアンネの父・オットーが作家に書かせたもので、
ユダヤ人が戦争被害者であるというプロパガンダ目的とも言われたりもします。

その小説が、世界的に見ても日本で絶大に支持されているのだそうです。

なんでかっていうと、こんな記事がありました。


 戦争被害者として共感?『アンネの日記』日本で人気の理由 イスラエル紙が分析

 イスラエルの新聞ハアレツ紙のニュースサイトに、
 「日本人はなぜあれほどアンネ・フランクに引きつけられるのか」
 という記事が掲載された。
 人気の理由を分析しながら、その陰には、日本特有の問題がある、と指摘している。

 【“漫画の国のアンネ・フランク”】
 『アンネの日記』は、今日なお、世界中で読み継がれている。
 現在は博物館となった、オランダ・アムステルダムの「アンネ・フランクの家」には、
 毎年100万人以上が訪れるという。なかでも、日本における関心はとりわけ高い、
 とハアレツは述べる。

 日本には、これまで、少なくとも4つのアンネ・フランクに関する漫画と、
 3つのアニメ映画があるという。ユダヤ系フランス人ジャーナリストの
 Alain Lewkowicz氏は、日本での人気の広がりについて調査し、
 『漫画の国のアンネ・フランク Anne Frank au Pays du Manga』という
 ビジュアルブックを、iPadアプリとして発表した。
 同氏の主張を、ハアレツが紹介している。

 大部分のヨーロッパ人にとっては、アンネ・フランクは、ホロコースト、
 および人種差別政策の恐ろしさのシンボルとして受け止められている。
 しかし日本では、事情が異なる。日本での彼女は、戦争被害者のシンボルだ。
 そして日本人は、自分たちも戦争の被害者だと見なして、アンネに共感している、
 というのだ。

 【戦争において、加害者側でもあったことを知らない日本人】
 しかしその反面、日本がナチス・ドイツと同盟を結んで戦争を行っていたことや、
 自国の軍隊が、中国や韓国で何をしていたかについては、特に若者が、
 驚くほど無知である、と同氏は指摘。
 「日本人は、アンネ・フランクと同じ時代に、自国の軍隊が、韓国や中国で、
 無数のアンネ・フランクを作り出していたことに思い至らない」と述べる。

 記事は、広島県福山市にあるホロコースト記念館を紹介している。
 日本人牧師が、アンネの父、オットー・フランクに会ったことから、
 感銘を受けて建てた個人博物館である。
 「アンネ・フランクは、日本では、平和への願いの強いシンボルです」
 という館長の言葉を取り上げている。Lewkowicz氏は、この施設においても、
 加害者としての日本の側面は取り上げられていないが、それを遠回しに
 気づかせることには役立っている、という。そして、館長や、
 同じ志を持った人々が、徐々に、日本人に真実を教えていくことだろう、と述べる。

 【人気の理由の1つは、父の熱意】
 オットー・フランクは、隠れ家に住んでいた8人のうち、ただ1人の生き残りである。
 ハアレツは、彼が日本人に、アンネのことを熱心に伝えようとしたことが、
 いまの日本での人気の一端となっているのではないか、という
 「アンネ・フランクの家」館長の言葉について触れている。

 【日記文学の伝統が影響している、という意見も】
 ハアレツの記事とは、まったく角度が異なるが、オランダ政治史の専門家、
 水島治郎・千葉大学法経学部教授は、オランダで目にした、
 日本での人気の理由を分析したものを、コラムで紹介している。
 それによると、日本には『更級日記』、『紫式部日記』といった、日記文学の名作が
 多数あり、それがのちの日本人の美意識に大きな影響を与えている。アンネの、
 「日記を書く少女」というイメージが、それにぴったりと当てはまったのだという。

 同教授は「彼女の日記が多くの人に読まれることを通じて、かの国でもこの国でも、
 同じ思いをする少女が二度と現れることのないように、と願わずにいられない」と述べている。


これ、結構、同意してしまいますね。
特に、


 そして日本人は、自分たちも戦争の被害者だと見なして、アンネに共感している


そうですね。

日本人は戦争加害者としての反省が薄いですからね。
むしろ唯一の被爆国ということで、被害者としての意識はとても強いのです。

そして、


 しかしその反面、日本がナチス・ドイツと同盟を結んで戦争を行っていたことや、
 自国の軍隊が、中国や韓国で何をしていたかについては、特に若者が、
 驚くほど無知である、と同氏は指摘。
 「日本人は、アンネ・フランクと同じ時代に、自国の軍隊が、韓国や中国で、
 無数のアンネ・フランクを作り出していたことに思い至らない」と述べる。


これもそうだなと。
日本の先の戦争に関しての教育はどうだったのかなと。

アベちゃん政権になってまさに戦争をしかねない国へと
休息に進んでいるようにも思える今日この頃、
「アンネの日記」事件は何かの関連があるのでしょうかね。


ところで、アンネ・フランクはアシュケナジ系ユダヤ人、
つまり白人のヨーロッパ・ユダヤ人ということなのですが、
写真を見るといかにも中東なカンジがするのですけど。
本当にアンネはアシュケナジなのでしょうか。

まあ、写真ではそう見えるってだけかもしれませんが、
なんかずっと不思議なのですよねえ。
 

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