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アベちゃんも断食してみたほうがいいよ

2014-02-19 01:24:10 | 国際・政治



本州の太平洋側を中心に2週続けて大雪に見舞われ、
また今週の火曜~金曜にかけて降雪の予報がありましたが、
どうやらそれは免れるようで、一安心の日本列島。

しかし、山梨県など、先週末の豪雪によって孤立した地域の復旧は
まだまだです。


そんな災害に対して国民を守るべき政府はのんびり週末を過ごしたようですが、
さすがにそこへの批判が高まったことにビビったのか、Facebookで急遽、
こんなアピールをしています。


 首相官邸

 週末の大雪で、多くの方が亡くなられ、孤立集落や車両の立往生なども多数、
 発生しています。亡くなられた方々に心から哀悼の意を表します。
 被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。
 政府は、降雪前の14日から、関係府省が集まり事前対策の確認等を行い、
 被害発生後においては、警察や消防が救助や交通誘導などの初動対応に当たると
 ともに、国土交通省と自治体などが協力して懸命の除雪作業を行っています。
 15日からは、災害派遣された自衛隊が物資輸送や除雪などを行っており、
 今後とも、関係府省が一体となり、一刻も早い解決に向けて取り組んでいきます。


このFacebookページに掲載されたのが冒頭の写真なのですが、
なんでしょうねえ、この写真のわざわざ会議しているふうのやっつけ感。

テーブルの上にペラ1枚の資料があるんですけど、
それが何のどういう資料なのかは不明です。

だいたい、大雪の件と関係のある件での打合せ模様なのかも不明ですし、
そもそもいつ撮影したものかも不明なワケでしてね。

おっと、我ながら、ちょっと見方が意地悪過ぎますかねえ。


で、大雪から5日経った18日に、政府が豪雪対策本部を設置したとのことです。


 政府、豪雪対策本部を設置 首相「対応を加速」

 政府は18日午前、関東甲信と東北の記録的な大雪の影響で集落の
 孤立が続いている状況を踏まえ、関係省庁災害対策会議を格上げして
 豪雪非常災害対策本部を設け、首相官邸で初会合を開いた。
 安倍晋三首相は「全国的に長期化する可能性がある事態に対し、
 対応をさらに加速する」と強調した。

 首相は対応策として
 (1)今後孤立などによる犠牲者を出さない
 (2)自衛隊の人員や装備を大幅に強化し次の降雪に備え
  最大限の総力をあげて除雪などの対応を加速する
 (3)ライフラインの復旧、道路の通行確保に努め
  国民生活の早期改善に全力を挙げる――の3点を指示した。

 首相指示を受けて小野寺五典防衛相は18日、
 自衛隊の災害派遣部隊を1000人を超える規模にすると発表した。
 現状の約500人から2倍に増やす。
 被害が深刻な山梨県で約300人から約800人に増やし、除雪などにあたる。
 生活必需品を輸送するヘリコプターも現在の7機から14機に増やす。

 防衛相はこれに先立つ閣議後の記者会見で、
 海上自衛隊機の整備を請け負う民間の整備工場(神奈川県大和市)の屋根が
 14日以降の記録的な大雪で陥没し、海自機6機に「かなり大きい損害があった」
 と明らかにした。警戒監視にあたるP3C哨戒機3機のほか、
 EP3電子戦データ収集機など保有機数の少ない機種も損害を受けており、
 今後の運用に影響が出る可能性もある。
 同施設には米軍のP3C哨戒機もあったという。

 新藤義孝総務相は閣議後の記者会見で、地方自治体の除雪経費などを支援するため、
 3月分の特別交付税の一部を前倒しして配分する方針を示した。
 古屋圭司防災相は閣議後の記者会見で、除雪作業を妨げる
 放置車両の撤去を可能にするための災害対策基本法の改正時期について
 「必要なら今国会で(改正案を)提出する。スピード感をもってやりたい」と述べた。


ということで、遅いだろ!とのツッコミが日本中から投げかけられていますが。

上の記事では、対応を「加速」させる、と言ってますが、
そもそも加速させる元の何かがあったんですかね。

そして「スピード感を持ってやりたい」とかもはや笑いどころでしかありません。


だってようやく雪も落ち着き除雪も進んできたところですからね。
対応の遅きに失した政府の単なるポーズに過ぎないと誰しもが思うでしょう。

自治体等からの要請がなければ政府が動く必要はないじゃないかと、
アベちゃんを擁護していた人々もいましたが、だったら、このタイミングで
豪雪対策本部を設置することだってないと思いますけど、それはどうなんでしょう。

ま、政府に期待するとしたって、こんなもんです。


一方では、数百台のクルマが立ち往生する事態において、
近くの食堂がおにぎり作って運転手らに配ったり、
住民がお風呂などを貸してあげたり、
コンビニのトラックは弁当を配ったり、
山崎パンのトラックはパンを配ったり、
そうしてみんな協力しあい助けあっていたのですね。

アベちゃんはその週末のほとんどを私邸でのほほんと過ごして、
あったかいところで高級天ぷらに舌鼓をうっていたワケですが。

別にいいんですよ、仕事をしてれば、ね。

この事態に高級てんぷらなど不謹慎、なんてことも思いませんが、
ただ、政府の「最高責任者」として、災害に苦しんでいる人々に即、
対応すべき態勢であったかというと、その気構えが感じられないのですよ。

おそらく、この災害に対して当事者意識がなかった、
ってことなんじゃないかと思います。


イスラムは日本人にとって馴染みが薄いので、
彼らの習慣というのは不気味に思われる人も多いと思います。

例えばラマダン期の義務である断食なんかもそうでしょう。

ラマダンでは日の出ている間は一切の飲食や喫煙、セックスも絶つというもので、
その代わり日没後は大いに飲み食いするらしいのですが、
それでもさすがに、断食してる間が苦しいのにかわりはありません。

そこにどんな意味があるかというと、ある人々の苦しみを同様に味わう、
そしてそれを理解することで同胞の一体感が高まるのだそうです。

そう聞くと、尊い意味を持つ行事のように思われます。


ところがアベちゃんときたら、人の苦しみなんか知らないもんね、みたいな、
そんなカンジに見えるワケですよね、この週末の体たらくを見れば。

アベちゃんは境遇が恵まれ過ぎていて、
人の助けの有り難みってもんが、良くわからないのじゃないでしょうか。