Do you remember rock'n' roll radio?

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年末年始のたびに大マスコミの劣化をいちいち思い知る

2022-01-04 20:26:34 | 日記
遅くなりましたが、2022年、明けましておめでとうございます。

昨年はコロナ禍といいつつなんだかんだ忙しくてブログエントリーを怠りましたが、
今年はブログのタイトルでも謳っているように、気に入らないニュースはウォッチして
エントリーをポストするよう、努めていきたいと思いいます。

なんか毎年の年末年始に言ってるような気がしますが。


さて、Covid-19による日本でもコロナ禍も2年になろうとしておりますが、
自分はこの年末年始、2年ぶりの帰省をしてまいりました。

まあ、首都圏から東北への帰省なので、実家にいるだけで、
親戚や友人に会うようなことは一切しませんでしたけれども。

そして帰省となると、いつもは観ないテレビを観ることになるのですが。
自分は普段はテレビ、つまり地上波なんて大きなニュースがあったときに
ニュース番組を観る以外はほとんどテレビには触れないので、
テレビ番組のことはよくわからないのですが。

で、たまーにそんな地上波テレビ番組を観てみると、まあつまらないことばっかりですね。
実家の連中が観ている手前、そんなことはその場で口には出せませんが。

例えば、芸能人等の有名人を格付けするとかいう番組があるじゃないですか。
アレ、そこそこ長年続いている番組らしいですけども、ナニがおもしろいのでしょうか。

高級品とソレ以外の区別ができるかどうかで一流だの三流だのいうのですけど、
仮にその区別がつく・つかないがあるとして、ソレがおもしろいですか。

んで、その違いをことごとく当てる有名人もいれば、ことごとく外す人もいる、
そんなのはホントにそうなんではなくて、番組の台本通りに決まっていることなのに、
ソレを観てそんなにおもしろいのでしょうか。

おもしろいのかもしれませんけどね。
番組の意図なんてわかっちゃいるけど送られてくる映像に対して受動的なだけでいられるのであれば、
それなりに楽しめるモノなのかもしれません。


それから新年早々、ネットでニュースになった番組では、ジョブチューンとかいうもので、
大手コンビニが開発した食品を、有名料理人が合格・不合格を言い渡すという番組で、
あるコンビニチェーンの開発したおにぎりを多部もしないで不合格とした料理人が話題になりましたね。

おかげでその料理人、お店のもとには抗議が入ったり、
グルメサイトではネガティブな評価が寄せられるといった影響があるようです。

確かに、食べて合格・不合格を判断するところ、見た目の印象で食べないで評価、
というのはフェアなカンジはしませんけども、ソレはココの料理人の姿勢なのかもしれませんし、
そんな場面が放送されていると言うことは、料理人にとってもコンビニにとっても了解の範疇で、
番組自体の企画に過ぎないと言えばソレまでです。

また料理人やお店に影響が及んでしまうことについては、
そりゃ番組を観ただけで感情的な行動に移してしまうヒト達もどうかと思いますけど、
番組に出演する側も、そういった影響・リスクは承知の上での出演でしょうからね。
宣伝と引き替えの有名税といったモノがあるのは理解しているでしょう。

この番組についてはそんな両輪人の評価とソレに対する視聴者の反応とかいうより、
そもそも、なんでこんな企業の商品に対して料理人の合格・不合格なんて判定を
引き出す企画が番組としてあるのか、ということのほうが疑問ですけどね。

自分もこの番組を観ていて、そのおにぎりの場面は観てなかったのですが、
一流料理人の判定なんて大きなお世話、なんじゃないですかねえ。
そりゃネガティブな反応をされても企業にとって宣伝にはなるのでしょうけども。

そんなこんなでホント、テレビ番組って面白くないなあ、と改めて思いました。


年末年始の番組で話題になると言えば、NHKの紅白ネタ合戦、じゃなかった、紅白歌合戦があります。
もはや散々オワコンと言われながら、止められないし、他にやることもないので続いてはいますが。

自分も帰省の実家で2年ぶりに観ておりましたが、しかし、
紅白っていつから「今年のテーマ」なんて仰々しいモノを持ち出すようになったんですかね。

今年、じゃなくて昨年のテーマは「カラフル」だそうで、要は多様性だとか、
SDGsとかのメッセージを打ち出したいのでしょうけど、歌合戦にそんなの必要ですか?

単純に楽しく歌だけ追求すればいいんじゃないかと思うのですけど、
多様性だとか絆だとか感謝だとか、いちいちうざったくないですか?


やっぱアレですかね、紅白歌合戦もずっと視聴率も落ちてきて国民の中でも
その存在感や必要性が薄まっていくあまり、ナニか存在価値を示せる企画が必要なんでしょうね。

だから自分が言うように単純に歌合戦でいいじゃん、では、NHKの中で通らないのでしょう。
エロい上司が、今年のテーマは何だ、新企画を出せとか、うるさく言っているのでしょうね。

おそらくそういう新企画とかテーマとかを無理に打ちだそうとしている姿勢が、
結果的に番組の趣旨をあやふやにし、視聴者離れを起こすことはわかっていても、
そんなオトナの事情からやめられないのでしょう。

それと自分が観ていて、歌手ごとに扱いが違うのも気になりましたね。
歌手によってはやたらフィーチャーされ数曲歌うことが許されるとかいうのは、
いかがなものかと思いますが、そういうの含めて番組の企画ってことなんでしょう。

そう、もはや歌合戦ではなくて、どんな企画を披露できるかといったネタ合戦なんですね。
作る側の都合でしかないワケですから、そりゃ視聴者も離れるってもんです。


そんなこんなで、大マスコミってのはことごとくオワコンっていうのは改めて感じる年末年始ですが、
大新聞ではこんなことも話題になりましたね。

ナベツネ新聞大阪本社が大阪府・大阪市と包括連携協定を結んだってんですが、
コレについては権力を監視する筈のジャーナリズムが権力と手を組み、
権力の広報機関と成り果てるのはいかがなものか、との疑問が投げかけられていたところ、
等のナベツネ新聞は早速こんな様子です。


 


いやあ。。

いやね、今さら日本の大新聞なんてジャーナリズムなんてことより、
購読料と広告じゃやっていけないのは何年も前から明らかなので、
大マスコミなりの「取材力」「編集力」を企業・団体、自治体等に対して、
広報・宣伝の商品として提供するのは珍しくないのですが、コレはさすがに露骨です。

協定の相手は大阪府・大阪市といいますが、実態は大阪維新です。
んで、その幹部をヨイショです。

いくらなんでもどうかと思いますが、ま、この評価は大阪のヒト達に任せましょうかね。

でもまあ、こんなことは大阪だけじゃなく、全国的に行われていることでしてね。
とすれば、大マスコミが権力を監視する姿勢はどんだけのモノかってのは自ずと伺い知れるでしょう。


そんなこんなで、もういい加減、大マスコミを国民的に疑うべきフェーズかと思いますが。
そして、情報に対して疑わないまでも思考する、そんなリテラシーが必要じゃないかと。

思考するというのはなかなかハードルはたかいかもしれませんが、
このままじゃ大マスコミに馬鹿にされるままですよ、日本人は。

 

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