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これで日本も国際金融マフィアの仲間入りです

2013-02-25 22:55:56 | 国際・政治
今日は栃木で大きな地震がありましたね。

環境省は放射性廃棄物の最終処分場の候補地として
栃木県矢板市をあげているのでありますが。


 最終処分場再選定へ 環境省 矢板、高萩と協議


ま、今日の地震でそのハナシはご破算になるんじゃないですかねえ。
いや、そうしないといけないでしょう。


ところで今日の日本経団連新聞朝刊を見てビックリしたのですが、
日銀総裁候補にADB総裁の黒田東彦氏があげられているというものですが。


 黒田氏、財務省「主流」の発想とは一線

 ADB総裁の黒田東彦氏はフィリピンのマニラに在住している。
 ざっくばらんな人柄で、「クロトン」の愛称で呼ばれる。
 大蔵省(現財務省)入省は1967年(昭42年)。
 日銀総裁候補に挙がっていた武藤敏郎元次官の1年後輩にあたる。

 大蔵省では、若手・中堅時代には主税局を歩んだ。
 その後、国際金融局長、財務官を歴任し、堅実な仕事ぶりで知られた。
 “国際金融マフィア”の世界でも信頼が厚い。
 2011年のADB総裁選挙には対抗馬が立たず、全会一致で再選された。
 2月半ばに帰国した際には「今の仕事に満足している」と語っていた。

 財務省出身だが、主流の主計畑の官僚とは一線を画す発想の持ち主と評される。
 今回の人選も必ずしも財務省が推したわけではなかったようだ。

 読書家として知られ、海外出張の際には科学技術など専門外の洋書を買い込み、
 機内で読む。「元切り上げ」など著作もある。


えっと?


 “国際金融マフィア”の世界でも信頼が厚い。


えー!?
それって、どういう評価なんですか!?

それに、そんな、大新聞さんが「国際金融マフィア」なんてのを認めて、
記事になっていることにビックリです。

と思ったら、数日前にアベちゃんがこんな答弁をしていたのですね。


 首相、次期日銀総裁「国際金融での説明能力重要」

 安倍晋三首相は8日午後、衆院予算委員会で、次期日銀総裁について
 「金融は国際金融マフィアというかそのサークルの中のインナーとなり得る
 能力も重要だろうと思う」と指摘した。
 理由を「例えば大胆な金融緩和を進めればいわれのない批判も受ける場合があるが、
 その時にちゃんと説明していただく能力は大変大切だろうと思う」と説明した。
 みんなの党の江田憲司氏への答弁。

 首相は「どこの役所だからと私はこだわるつもりはない」と改めて強調した。
 デフレを脱却し、2%の物価目標を達成するためにも「総裁、副総裁の人事は
 極めて重要」との認識を示した。


うーむ。
首相が公の場でこう言ってるんじゃあ、ねえ。
じゃ、日経もその発言をなぞってるだけ?って気もしますけど。

そういう、あからさまにできないと思われる存在を認めて発言するってのは、
ま、正直でいいのかもしれませんが。。


つまり、国際金融マフィアの1員になるべきって意味でおk?おkですか?

これは、マフィアであっても勝ち馬に乗るべし、ってことなんですかねえ。
まぁ自分には「国際金融マフィア」の定義でさえ曖昧なんでありますが。

ある意味、その連中と渡り合うということならそれは正しいのかもしれませんが、
結局は隷属するってことでないか、食いものにされるってことじゃないかとも
危惧するところなんですけども。


とまあ、黒田氏が日銀総裁に決定かのようにメディアは報道しているのですが、
しかし、この「国際金融マフィア」発言には何も追求はないのでしょうか?
どうなんでしょう大マスコミのみなさん?

なんちゃって、あるわけないか。
そんな追求など危険極まりないでしょうからねえ。


一方、そんなマフィア発言をしたアベちゃんは訪米してまして、
大成果をあげたと大マスコミは拍手喝采でありますね。

なんでも、TPPについては、


 「交渉参加に際し、一方的にすべての関税の撤廃を
  あらかじめ約束するよう求められるものではない」


って共同声明を出せた、ってことで。

んーんと、TPP交渉については聖域とされる例外も認められると、
そういう言質をオバマからとったと言いたいのでしょうけど?

だったらそういう声明文にすればいいのにねえ。
なんでこんなわかりにくい日本語になっちゃうんでしょうか。


それはともかく、最初から例外の存在を排除はしないなんてのは、
当たり前のことであって、そういう意味では今までとナニも
変わってないんじゃないかと思うのですが、どうでしょうか。

それを大成果だと小躍りする大マスコミもまあ、酷いモノです。
まるで、これでTPPに参加しない理由がなくなったとでも言いたげです。
別に、例外扱いになる品目が確定したのでもないのですけどね。

要はこれって、まやかしなワケでしょ。
そのまやかしだけで、TPPの胡散臭さがうかがい知れるというモノです。


結局ね、そういうのを成果だと、例外を勝ち取ったことを事実化して、
それでもってTPP参加を正当化するのですよね。

なんか、自民党の選挙公約とは違う気がしますけどねえ。


こうやって何食わぬ顔で成果を勝ち取ったフリしてTPPにも参加するし、
日銀総裁には国際金融マフィアの仲良しさんを据えることで、
日本がどんどん食い潰される道に突き進んでいるように見えるのは、
自分だけでしょうか。

連日、経済の実態、政治の実体がないままに進む株高や円安を、
大マスコミはもてはやしているのでありますが、こんなに急な株高・円安って結局、
ただ国際金融マフィアのおもちゃにされてるだけのような気がするのですけどねえ。

テレビクルーに取材を受ける街角の人達も、安易に「アベノミクス」
なんて言っちゃって、恥ずかしいと言うか、まあ。
 
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