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形式的なマスク着用のアリバイ作りはもういいのでは

2022-05-15 20:22:13 | 日記



日本時間15日の早朝、イングランドサッカーでFAカップ(日本でいう天皇杯みたいな)の決勝、
リヴァプール vs チェルシーが行われました。

スコアレスのまま延長を経てPK戦の末にリヴァプールの優勝となりました。
いや、自分は昔からリヴァプールを応援してきましたけど、16年ぶり、そう、
16年前のFAカップ決勝ウェストハム戦でのジェラードの鮮烈なロングシュートを覚えていますが、
いやあ、アレ以来ですかあ。えがったえがった。


で、その決勝での客席の様子が冒頭の写真ですが、舞台となったウェンブリースタジアムには、
8万人を超える観衆が詰めかけたのこと。

でも、いかにもサッカースタジアムの日常というか席は満員、観客はみなマスクなどしていません。

日本ではここにきて屋外マスク着用の見直しだなんだで議論が持ち上がってきておりますが、
いまだに外出中はマスクを着用している姿が大多数のようです。

自分にはイングランドのスタジアムの様子の方が健全に思えますがね。


屋外でのマスク着用見直しについては医師会や官房長官が、距離が取れれば着用の必要ないと
相次いで発言してニュースになったのですが、なんかヘンだなあと思ったモノです。

だって、もともと屋外でマスク着用の義務もルールもありませんでしたでしょ?
なのに、その見直しって、ナニからどう見直すってハナシなんでございましょう?

なんか、外出するときにはマスクを着ける、そんなルールというかマナーみたいなものが、
なんとなく世間的な認識というか同意があるような状況ではありますが、
実は誰も屋外でもマスクしろとか言ってないのですよね。

むしろ、他と距離が十分に取れる場合には必要ないとは言ってたワケなんですが、
ナニゆえそんなに日本人は暑い夏でも頑なにマスクを着けるのでしょうね。
花粉みたいにウィルスが空気中を舞っているワケでもあるまいに。


と思いまして、改めて2年前の厚労省のHPを見てみたのですけども。


 新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」の実践例を公表しました


この中には、


 外出時や屋内でも会話をするとき、人との間隔が十分とれない場合は、症状がなくてもマスクを着用する。
 ただし、夏場は、熱中症に十分注意する。


と、あります。
やはり、「人との間隔が十分とれる場合」は、マスクの着用は求めていないのです。

アベノマスクと共に入っていたチラシを見てみましょうか。




 「外出する際には、飛沫を飛ばさないようにマスクをつけるなどの行動をお願いいたします。」

とはありますが、



 「外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用」

ともあります。

別に外出するときはマスクしろと強制も要請もしていないのですが、
ま、当初は未知の殺人ウィルスかみたいに新コロを怖がってましたから、
出歩くときはマスク必須!みたいな世論形成がされてしまったのでしょうかね。


で、なんかテレビだろうがネットだろうが、メディアでもまた言うワケです。
「いつマスクが外せるのか」と。

別にマスクを外すななんて誰も言ってないのですが、大衆としてマスク外しちゃいけないみたいな
無言の圧力が世間にあるのでしょうけど、その風潮をメディアが無駄に煽ることないと思うのですがね。
逆にメディア側はそうした発信をすることで視聴者の関心を引こうとしているのでしょうけど。


そんなこんなで、いつマスク外せるの?
みたいな判断を、自治体も大衆も権威に求めているふうなのですが、
最初から屋外マスクの義務もルールもないのですから、各自で判断すればいいのです。

なのに、自身での思考を放棄していつまでお偉いの言うことを頼りにしたがるのでしょう。
ま、自身で判断して行動しちゃうと周囲からは嫌われちゃうんですけどね日本では。

東京都の百合子都知事も、政府に決めて欲しいなんて言ってますが、
今まで決めてないモノをまたどう見直しして決めろと言うのでしょうか。

であれば、誰かガツンと言ってもらえませんかね。
もともと人と十分距離が取れる状況でのマスク着用は求めていない、
熱中症が心配される場合はなおさら、と。


そんな中、時短営業要請拒否で話題になった飲食企業・グローバルダイニングがこんな発表をしました。


 従業員への「マスク着用推奨」取り止め 外食大手「グローバルダイニング」が発表

 大手飲食チェーン「グローバルダイニング」は2022年5月13日、
 従業員へのマスク着用の推奨を取り止めると発表した。

 グローバルダイニングはイタリア料理店「カフェ ラ・ボエム」やエスニック料理店「モンスーンカフェ」、
 居酒屋「権八」など国内外で46店舗を運営する。

長谷川耕造社長の名義で出された発表文によれば、
 「これまでは、マスクの着用で安心される方々も多く、流れに逆らわずおりました」
 と従業員へのマスク着用を推奨していたものの、海外では"脱マスク"も進んでおり、
 「マスク着用が新型コロナウイルスの感染防止対策に本当に役立つのでしょうか」と疑問を投げかける。

その上で、「健康被害」も考慮し、従業員へのマスク着用推奨をやめたとした。

同社広報は13日、J-CASTニュースの取材に、4月末から方針転換したと明かす。
 対象は全店で、商業施設内にある場合は施設側の方針に従う。

客からの反応については「ご賛同いただけるお客様もいらっしゃいますがご意見いただくこともございます」と答えた。


 

 スタッフのマスク着用について

 平素はご愛顧いただきありがとうございます。
 これまでは、マスクの着用で安心される方々も多く、流れに逆らわずおりましたが、
 海外では、マスク着用をやめている国も増えてきています。
 マスク着用が新型コロナウイルスの感染防止対策に本当に役立つのでしょうか。
 当社では、血中酸素濃度が下がることによる健康被害を考慮し、スタッフのマスクの着用の推奨をやめました。
 ご理解いただけますようお願い申し上げます。


いいと思いますね。
ナニも通り一辺倒のお偉いの強制力もない「要請」にいちいち従うことなどなく、疑ってもいいのです。
ソレが合理的でないと思えるなら、独自の判断をしたってとがめられない筈です。

もちろん、飲食店従業員がマスクをしないことに反発する市民もいるでしょうが、
こうしてお店が宣言しているのですから嫌ならお店に行かなければいいだけの話し。

そもそも、お茶を飲もうが酒を飲もうがいくらお店が感染対策してるとしたって、
飲食中はマスク外して連れと会話しちゃうワケです。
ソレがダメなのではなく、そういうもんじゃないですか。

客側がそうなのに従業員はマスクしろってのも勝手なハナシです。
ま、客なんてのは勝手なもんですが。

感染対策万全です!なんて飲食店が、結局はマスク外しながらの客の会話を容認してるのですから、
そっちのほうが矛盾も偽善もいいトコロだと思いますよ。

だいたい、感染対策といってアクリルパネルがテーブルに設置してあったりしますが、
あんなの対策としてホントに有効なんでしょうか。

ってのは、自分じゃなくとも多くのヒトが思っている疑問の筈ですが、ソレがまかり通っているのは、
効果のほどはさておき、そうすることが対策だと一応は認められているからで、
要は感染対策のアリバイとして機能しているに過ぎません。

そういう、形式やアリバイばかり優先した感染対策に疑問を持ち自ら思考して判断する、
グローバルダイニングのとる姿勢の方が事業体としてはっきりしていて評価できると思いますけどね。


まあ、そんな思考とかのことより目に見える形式の方が大衆にとっては大事だったりするので、
なかなか理解されないことも多いとは思いますけど、こうして自身で判断して行動する事業体が
増えるのを期待しつつ、グローバルダイニングさんには頑張っていただきたいですね。


 

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