Do you remember rock'n' roll radio?

Macとか音楽とかサッカーとか気にくわないニュースとか、独りよがりの邪推と妄想

今更ながら、ヤラセがないと成り立たない原発

2017-11-14 23:10:29 | 社会・経済
東京都知事の百合子センセーが野望の党の代表を辞任しましたね。

まぁいずれこうなるだろうとは思っていましたが、
今後は都政に専念すると言うものの、
この辞任については、党内外からの批判があるようです。

それもごもっともなんですが、衆院選後はその敗北を受けて責任は取らないのかと
百合子センセーに詰め寄ったかと思えば、代表を辞めれば辞めたで無責任だと言い、
やっぱり批判になるというね、なんとも世間とは墜ちた犬には厳しいというか、
けたたましいものです。

しかしコレで野望の党、もとい希望の党は、失望の党あるいは絶望の党、
実質的には死亡の党になるということですね。

なんといっても不幸は、これから都政に専念するということで都民かもしれませんが、
百合子センセーを選んだのも都民ですのでね。しばらく我慢してくださいね。


さて、そんなことより原発です。

原発ってのは地方に負担を押しつけたり、それをカネで懐柔したり、
安全性だったりもずさんだったりと、インチキなしには存続できないのですが、
原発を存続させる上で欠かせない核のゴミ問題に関連して、こんなニュースです。


 「核のごみ」説明会 大学生に謝礼など約束し参加を依頼

 原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の処分についての説明会で、
 「NUMO=原子力発電環境整備機構」から委託を受けた会社が、
 東京や埼玉など5か所の会場に参加した合わせておよそ40人の大学生に、
 謝礼やサークル活動への支援を約束して参加を依頼していたことがわかりました。
 国と最終処分を実施する「NUMO」は、高レベル放射性廃棄物、いわゆる「核のごみ」の
 処分場の調査対象になる可能性がある地域を示した「科学的特性マップ」の公表を受けて、
 先月から、全国各地で市民向けの説明会を開いています。

 NUMOによりますと、広報業務を委託した2次下請けの都内にある会社が、
 大学生に謝礼やサークル活動への支援を約束して、説明会への参加を依頼していました。

 こうした約束で説明会に参加したのは、東京、埼玉、愛知、大阪、兵庫で合わせて39人に上り、
 今月6日に開かれた埼玉での説明会で、学生の1人が「参加すると謝礼をもらえると聞いた」
 と発言したことから発覚したということです。

 NUMOによりますと、埼玉の会場に来た12人の参加者には1人当たり1万円を払う約束をし、
 残りの27人には所属するサークルに対し1人当たり5000円相当の支援を約束していたということです。

 NUMOは、謝礼を払って参加者を集めるように依頼はしておらず、
 発言内容に注文をつけるといったことはしていないと説明しています。

 NUMOの宮澤宏之理事は記者会見で
 「意見交換会全体の公平性について不信感を招きかねないものであり、
 機構としての委託先に対する管理が不十分であったと言わざるをえない。
 管理不徹底により、このような事案が発生したことに対し、深くおわび申し上げる」
 と陳謝しました。


とのことで、要は住民向けの説明会でサクラを動員していたのです。
サクラってことは、自分たちの意向に有利になるようヤラセを行ったと。

まあ、もともと説明会なんてものが原発推進勢力によるアリバイづくりなんでしょうから、
サクラがいたって不思議とは思いませんが、こう公になってしまいますとねえ。

この件について説明会主催の原子力発電環境整備機構(NUMO)は、
委託業者に謝礼を払って参加者を集めるように依頼はしていない、ってことなんですけども。

ってことはつまり、謝礼を払ってでも集めろとは言ってないけど、
ある程度の参加者動員をコミットしろ、との条件で業務委託したってことでしょうね。

また、上の記事でわざわざ、発言内容には注文していない、とあるのも、
ホントはサクラに主催の意向に沿う発言させろとの要求が暗にあったんじゃないでしょうかね。
それを思わせる報道です。

で、謝礼については実際には支払われなかったとの報道もあるようなんですが、
だからまだいい、ってものではなく、むしろ、約束していながら支払われなかったんであれば、
ソレはソレで問題なんじゃないでしょうか?


こんなカンジで、原発なんて発電施設からゴミ処理施設まで、その立地、建設、運用、
そしてその決定プロセスまでも、インチキがないと成り立たないのです。

そんなもの、まだ必要なんでしょうか。


そして、そんな原発行政のとばっちりを受けている企業が東芝です。
東芝の不振の大きな原因が原発事業であることは明白でしょう。

その東芝は、テレビ事業の中国・ハイセンスへの譲渡を発表しました。

パソコンや携帯電話、半導体も手放し、東芝に残った事業は原発とインフラでしょうか。
ホントは原発こそ切り離したいところでしょうが、買い手はないでしょうからねえ。

しかしまた、原発プレーヤーであるからこそ、東芝がいまだ存続できている、
ってことでもあるのでしょうか。

いずれにせよ原発は、かえって社会にとっての負担にしかなってないと思われるのですが、
一方で、その無駄な事業の恩恵にあずかれる輩がいるってだけで推進されてしまうのですよ。

そんなもの、まだ必要なんでしょうか。

 

コメントを投稿