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スポーツの醜悪な諸々

2016-03-10 22:32:38 | フットボール・スポーツ



9日のエントリーで、このところ音楽界の大物の訃報が相次いでると書きましたが、
スポーツ界では選手等の謝罪も相次いでいる今日この頃です。

まずは女子サッカーのなでしこ。
リオデジャネイロオリンピック出場を賭けたアジア予選で中国戦に敗北し、
オリンピック出場が絶望的になってしまったことで、試合後に謝罪。

ただ、6日のエントリーでも書きましたが、
誰に?どうして?謝っているのか、ワケわかりませんでした。


そんでまたメディアは、それまでなでしこ!なでしこ!と散々持ち上げておきながら、
負けたとなるとやれ監督と選手に溝があったとかベテランと若手に溝があったとか、
ネガティブな要素を取り上げてコレじゃ負けて当然としたり顔で書き散らす始末。

汚らしいったらありゃしない。





海外では女子テニスの大物、ロシアのマリア・シャラポワ。
数日前から重大な会見を行うと予告し、もしや彼女は引退するのかとの憶測でしたが、
なんと会見内容は彼女が犯したドーピングによるものでした。

1月のトーナメントでの検査で陽性が出て、自ら謝罪会見をすることになったのですが、
検出された薬物「メルドニウム」は彼女が10年前から使用していたものらしいですね。

それがまさに今年1月から禁止薬物に指定されたとのことで、
プロとしてシャラポワ側の脇が甘かったといえばそれにつきますが、
ずっと服用していたものが突然禁止になるのですから、ちょっと気の毒な気もします。

でもどうなんでしょ、シャラポワ本人は病気の克服のため服用してたと言いますが、
他の東欧圏のアスリートでも多くがメルドニウムを服用していたともいいますので、
これは競技のパフォーマンス向上のために使用していた感も疑われます。

が、そうだとしても昨年までは禁止薬物ではなかったのですからね。
堂々と使用していてもよかったワケです。


今年になってからの服用が故意で確信犯的だったのか、それともミスだったのか、
前者ならシャラポワは先手を打ってダメージコントロールに出たのかもしれませんし、
あるいはホントにミスで心からの真摯な謝罪だったのかもしれません。

さぁ、どうでしょうか。





昨年末から報道があったプロ野球・巨人の選手が関与した野球賭博問題で、
新たに巨人の高木選手が賭博に関与したとのことで、球団・選手本人とも謝罪しました。

これを受けてナベツネ最高顧問ら球団の3首脳が辞任とのことなんですけども。
最高権力者のナベツネは肩書きが消えるだけでたいしたことはないといいますか、
影響力は持ったまんまなんでしょうね。

そんで、辞任はしても公式な場での謝罪はないというね。
ま、謝罪なんてする人じゃありませんが。


ところで、これで賭博に関与した巨人の選手は4人目となりましたが、
そういえば、当時の監督だった原さんも出てきませんね?

謝罪しろとまでは言いませんが、現場の責任者として会見の場に
姿くらい見せてもいいのではないでしょうかね?

原・元監督は昨シーズンで「勇退」となったのですが、いい時期に「勇退」したものですね。
っていうかうまく逃げたってことだったりしませんかね?
そう、もしかして、原は守られたのではないかという。

だって、それに比べて高木選手はどう考えてもスケープゴートですよ。
これだけ大きく報道される会見を経て、賭博は彼個人の問題との印象づけを
行ったのではないでしょうか。

そして、そんな若手選手の首を差し出して、代わりに本丸は守るということなのではと。
いやもちろん、本丸が原かどうかはわかりません。
他の主力選手かもしれませんし、他球団の誰かかもしれません。

でも、この問題が広がるところまで広がったら、まさにプロ野球界の危機です。
そこまでコトが及ばないところで、トカゲの尻尾を切ったと。

読売は高木選手をNPB(日本野球機構)に告発しましたが、
NPBだって最低限の傷で済ませようと思う筈です。


高木選手は会見で、賭博に引きずり込んだという「相手」の名前は明かしませんでしたが、
特定はされてるでしょうから、最低、その人物はしょっぴかれるでしょうが、
果たしてソレ以上に捜査が及ぶかどうか。怪しいもんだと思います。

つまり本気の捜査を行うフリは見せる、というところでお茶を濁すのでしょう。
あ、もちろん自分の妄想ですよ。


さて、スポーツ関連で言えば新国立競技場を忘れてはいけません。

カネがかかりすぎるザハ案を廃案にし新たにコンペを行い、隈研吾案に決定したのですが、
なんとオリンピックの聖火台を設置するスペースがないことが判明したとのこと。
木材を多く使うので、聖火が木に燃え移る可能性もあるのだとか。

この件でまた新国立競技場建設計画がずさんだとの批判が巻き起こることになりまして。


それはそうなんですが、ま、この段階であれば聖火台設置なんて、
これからの設計でなんとでもなると思うのですよね。

なので、別に聖火台を設置できない案が選ばれたのではなく、
聖火台設置がマストとの要件がなかっただけであって、
まだ建設に着手してないのですから、そういう設計変更をすればいい。

それは隈氏が言うように対応できることなんで、設置できるのかどうか?が問題だとすれば、
多少コストや工期に影響が出るかもしれませんが、それは問題ないということです。


もちろん、問題の本質はそこではないです。

新国立競技場を建設せんとするときに経てきた今までのプロセスはどうだったのかと。
これに関わった役人や政治家は適切な仕事をしてきたのかと。
責任感や使命感を持っていたのかと。


新国立競技場しかり、エンブレムしかり、
福島第一原発の汚染水問題「アンダーコントロール」しかり、
もうナニからナニまで疑われるワケです。

今となっては二度に渡るデザインコンペ、そしてその度に結成された、
専門家(笑)や各界のセレブ(笑)を結集した大げさな審査委員会はナンだったのかと。
ナニを審査してくれたってんですか?

で、今回の聖火台問題がクローズアップされるや、責任をたらい回しにする体たらく。
前回のザハ案でもエンブレム問題でもそうでしたが、この醜悪さ。


もう東京オリンピックなんて止めて返上すれば?
とも思いますが、代わりにそのエネルギーが他の政策に適正に費やされるのかというと、
それも大いに疑わしいので、オリンピックでちょっと遊んでるくらいがいいのかもしれませんね。日本は。