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原発再稼働に向かう日本と歓迎する世界

2013-10-07 22:38:38 | 社会・経済
7日の日本経団連新聞の社説なんですけれども。


 原発廃棄物の処分で今こそ幅広い議論を


ま、大新聞がいろいろ書いてますが。
原発で生まれる廃棄物の処分について今こそ議論を、なんて言ってますが、
「今こそ」なんてのが、そもそも遅過ぎなんですよ、っと。

で、自分が一番気になったのはココです。


 原発ゼロから再稼働へ向けて動き出した今こそ、長年の懸案に道筋をつけるべき時ではないか。


はぁ?
原発再稼働へ向けて動き出したの? 日本が?

いや、実質的には、一部の勢力では決まっているのかもしれませんけど、
それをまるで国民的事実かのように記事にしちゃうってのはいかがなものでしょう。

だいたい、いつ国民が原発再稼働を認めたっていうんですか。
認める人もいるでしょうけど、それと同じかそれ以上に認めない人もいるのです。

無理矢理にでも原発再稼働への動きを既成事実化するつもりですね。
こうやって日経ブランドに従順な読者を丸め込む魂胆なのでしょう。

とは言うものの、選挙で自民党が圧勝したということはそういうことだと言われたって
しょうがないのかもとは思うのですけど。


いやしかし、日本経団連新聞や、臭い!汚い!カッコ悪い!でお馴染み3K新聞は、
新潟県が東電の安全申請を容認したことについて、ついウソを書きました(テヘッ)
と、謝罪の記事を掲載しているようなのですけど。


 柏崎原発再稼働 社説で知事の「条件」を誤認


泉田知事の反論ツイートも掲載されてますように、コレ、
大新聞さんの意図的な印象操作・偏向報道だったりしないのですかねえ。

日経も3Kも、「謝罪」という体はとってませんがね。

まったく、再稼働は決まったんじゃなくて、一部が前のめりになってるだけで、
大新聞はそれを応援・代弁してるだけってことでしてね。


ところで、IAEAと福井県が原子力に関する覚書を交わしたのだそうです。


 「高速増殖炉もんじゅ 延命か」 IAEAと覚書締結


覚書の趣旨は、

 「福井県における原子力発電や放射線利用施設の専門知識や経験を有する人材を活かし、
 世界の原子力の平和的で安全な利用のため必要となる人材を支援、育成する」

というものらしいですが。
なんとも具体的には曖昧で、もんじゅの延命を意図してるのではないかといいますが。

ま、そこまでは自分にはわかりませんが、仮にもんじゅ延命が狙いとして、
IAEAはなんだって実用化の目処もたたない高速増殖炉の運用継続を認めるのかと、
いう疑問がありますよね。

自分が邪推するにそれは、日本を高速増殖炉の実験場にしたいのじゃないかと。


仮に事故が起こったとしても、欧米は日本から遠いからリスクはまだ小さくて済みます。
そして日本という島国、日本人というモンゴロイドはどうなろうと知ったこっちゃないのです。
で一方、原子力関連の実験は続けたい。

そうなると、日本に原発、原子力関連施設は維持してもらって、
危険な実験を肩代わりしてもらいたい。

幸い、原子力に理解を示す国民も少なからずおり、役人や政治家はカネで手なずけられ、
技術者のレベルはそれなりにあり、国民はまじめで従順で優秀でもある。

そう考えると、日本ってのは実に都合がいいのですよね。
地理的にも。