先日地元でお店をやってる友人から聞いた、その店に良く来るおじいちゃんの話。
そのおじいちゃん、最近なぜかうきうきしていて前よりもずっと顔色も良くなった。
なんかいいことあったの?って聞いたら、
週に2回のデイケアがとっても楽しみとのこと。
水着のようなかっこした若い女性3人がかりでお風呂に入れてくれる。
誕生日には可愛い顔写真付のカードをくれて、
『私のほんとのおじいちゃんになってほしい。』などと書いてある。
これではおじいちゃんは完全に浮かれちゃう。
この世の春みたいな充実した毎日になってしまう。
週2回でなく毎日でも受けたい、その日が待ち遠しいとのこと。
おばあちゃん死んじゃって寂しい一人暮らしのおじいちゃんが、こんなサービスを受けてしまったら、もう遺産だろうがなんだろうが、全部つぎ込んじゃうはず。
高齢化社会のニュービジネス。
消費者が求めているサービス。
消費者の心を掴むマーケティング。
振り込め詐欺みたいに違法なわけではない。
おじいちゃんが元気になって幸せになるのに誰も文句は言えない。
とことん金ふんだくられて、借金してまでつぎ込んじゃったらそれは問題かもしれないけど、そこまでいかないのであれば冥途の土産としても、いい思いして、ニコニコ満面の笑顔で、輝かしい晩年を送れる。
それは典型的なソーシャルビジネスの見本。
イケメンをシフトしたおばあちゃんビジネスも含め、これは新手の福祉ビジネスとして十分に行けそうなビジネスモデルなんじゃないだろうか。
この話を聞いて、なんてことを考えてました。
友達にこの話をしたら、桂文珍の最近の落語にあったこんなネタを教えてくれました。
パソコン教室に通ったおじいさん。
『判らない時にはいつでも電話してください!』という若いお姉さんに感激して家に戻ってすぐ電話した。
『もう立ち上がっていますか?』と訊かれて思わず
『スンまへん、もうそこまでは元気が有りまへん・・・』と答えて
「ブツン」と切られてしまったとか・・・。
おあとがよろしいようで。。。
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