なんだかまたきな臭いことになってます。
こんなに早くまたこんな記事書くことになるとは思わなかったです。
王位・女流王位合同就位式も含めて、米長会長のいろいろな場での発言では、
『残念ながら、別の団体にはなってしまったけど、お互い切磋琢磨し、将棋の普及発展にがんばってほしい。』
という基本線ですし、今までのいろんな経緯、確執などは、ほぼ氷解したのだと思っていました。
そして、当分は何事もなくこのまま進むのかな、と思っていました。
女流棋士同士は、あんまりもうそういうことも意識せず、LPPG(連盟女流棋士会)もLPSAもなく、普通に仲良くもしゃべっているでしょうし、お互いの活動や企画に関しては、いい刺激をし合って、いい意味で競争しあって、がんばっている(もちろん棋力向上もですが)と理解していました。
突然来たLPSAのメルマガ、そしてその詳細が『第34期女流名人位戦第2局・倉敷イベントについて』。
要は、決まっていた3人の出演がキャンセル。
その理由は、
《日本将棋連盟より「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」との申し出が主催者側にあり出演がキャンセルされることとなりました。》
決まっていたのに、横槍です。
「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」
なんですか?これ。
対局で一緒になることはかまわない。(ふーん、今後は対局もだめってこともあるのかな?)
それ以外は、別の団体の女流棋士同士が一緒になっちゃいけない。
交流しちゃいけない。
shogitygooさんも女流名人位戦の倉敷イベントについて 他 で、書いてます。
一部引用させてもらいますが、
----------------------------------
それどころか、最近は、関係改善が水面下で進んでいるのかもしれないと甘い考えを抱き、余計なことを言って邪魔をしたりすべきではないと思い、細かい問題を意図的に書かないようにしてきたくらいです。今回の一見は、完全にそんな気持ちに水をさすものでした。こうして、冷静風を装って書いてはいますが、正直な気持ちでは、もっと率直な書き方をしている他の一般の方々と全く変わりがありません。
-----------------------------------
ほんと、ここ同感です。
こんな風に書いてるとますます腹がたつので、できればこんな記事は書きたくないんです。
仲良く、うまくやってくださいよ。
だって、お互い普及面での第一義は、
ファンが喜ぶ、ファンに将棋を身近に感じてもらう、将棋の魅力を味わってもらう、ということですよね?
間違いないですよね?
それであれば、どこが主催のどんなイベントであろうが、よりファンに喜んでもらうならば、両団体から、分け隔てなく女流棋士に出てもらったほうがいいに決まってます。
そういう目的とか趣旨とか、もっと言えば大義のようなことを、今回の横槍は完全に無視しています。
自分の手で、大切な将棋というものを貶めています。
完全に暴挙ですね。
こんな馬鹿げたことをやってたら、将棋の普及発展は妨げられますよ。
ファンが減って、スポンサーも減って、メディアも取り上げてくれなくなり、そのうち誰もやる人いなくなりますよ。
昔の女子高の男女交際の規律じゃあるまいし、
他校の男子とは、口をきいてはいけません、交際してはいけません、みたいな。
誰がこんなこと言ってるんですか?
百歩譲って、もしそうするのなら、最初からそういう風に標榜して、そういう付き合い方にすればいいでしょ?
一度決まったものを、覆すなんて。
ファンのがっかりした顔、目に浮かびませんか?
公式対局以外はだめ、というのなら、
将棋まつりでも、TV番組でも、全部だめってこと?
じゃあ、どこかのTVの企画で、女流のタイトル保持者3人の対談が企画されたら、NGってことですね?
将棋のメディア露出のチャンスロスになろうがかまわない、ということですね?
ふーん、そうなんですね。
もう一度言いますが、
そんなことで争ってる場合でなく、危機感を感じる現状の中で、将棋の普及を進めていかないと明るい未来はない、という認識ではないのですか?
待遇に満足なんかしないで、もっともっと給料増やすために、将棋の価値を上げ、ファンを増やし、スポンサーも増やさないでいいわけですか?
こんなに素晴らしい将棋の魅力を、より多くの人に伝える努力をする方が、派閥争いなんかしてるよりよっぽど大切だとは思いませんか?
WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログの魔人ブウ*さんが、将棋SNSの記事《江戸時代の鎖国感覚はさすがに時代錯誤と思われる》で詳しく分析しています。
一部引用させてもらいます。
--------------------------------------
「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」
このスタンスは、日本将棋連盟の所属女流棋士をLPSA所属女流棋士から隔離したいという意思に他なりません。ところが、実際にはこの両者は各所で交流しています。例えば先日の深浦王位、石橋女流王位合同就位式では、両組織の女流棋士同士が普通に会話していました。つまりは、普通の女流棋士たちにとっては政治的な問題は関係ないわけです。ところが、恐らくは日本将棋連盟女流棋士会の理事会にとってはそうではないのでしょう。彼達は何をそんなに恐れているのでしょう。自分達の領土を侵されたくない。自分達の価値観を侵されたくない。自分達の同僚を切り崩されたくない。そういったことを考えているのでしょうか。
---------------------------------------
《中略》
---------------------------------------
時代は江戸時代とは異なり、ボーダーレス化は進む一方です。そうした中において、日本将棋連盟の女流棋士会が、ファンが期待するような発展をする可能性は、非常に小さい気がします。外堀を埋められてしまい、狭い社会の中で自分達の価値観を確認しあい、仲間の顔を見て安心する。こんな内向きな組織が果たしてファンの支持を得ることができるのでしょうか。
----------------------------------------
関係者から聞いた話ですが、今までいろんな連盟の仕事をやっていた人が、一度LPSAの何かの仕事を引き受けたりすると、もう連盟からは仕事が来なくなる、って。
そんな嫌がらせみたいなこと、いまだにありえるんですかね?
もしそんなことしていたら、自分がいやにならないですかね?
さっきの男女交際の例えじゃないですが、
いろんな場での交流を認めてしまうと、
仲良くつきあってしまって、転校する女子生徒が出るかもしれないので、
それを防がなきゃいけない、という魂胆ですか?
(千駄ヶ谷高校には、駒込高校への転校禁止の張り紙、貼ってあるんでしょうか?)
戦時中じゃあるまいしさ。
魔人ブウ*さんが去年の11月に書いた《女流棋士会はなぜ分裂したのか?》と言う記事も必見です。
今の将棋界にとって、何が重要なのか、再度考えてくださいね。
ファンの顔を、ちゃんと具体的にイメージしてくださいね。
またこういう記事書かなくてもいいように、よろしくお願いします。
こんなに早くまたこんな記事書くことになるとは思わなかったです。
王位・女流王位合同就位式も含めて、米長会長のいろいろな場での発言では、
『残念ながら、別の団体にはなってしまったけど、お互い切磋琢磨し、将棋の普及発展にがんばってほしい。』
という基本線ですし、今までのいろんな経緯、確執などは、ほぼ氷解したのだと思っていました。
そして、当分は何事もなくこのまま進むのかな、と思っていました。
女流棋士同士は、あんまりもうそういうことも意識せず、LPPG(連盟女流棋士会)もLPSAもなく、普通に仲良くもしゃべっているでしょうし、お互いの活動や企画に関しては、いい刺激をし合って、いい意味で競争しあって、がんばっている(もちろん棋力向上もですが)と理解していました。
突然来たLPSAのメルマガ、そしてその詳細が『第34期女流名人位戦第2局・倉敷イベントについて』。
要は、決まっていた3人の出演がキャンセル。
その理由は、
《日本将棋連盟より「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」との申し出が主催者側にあり出演がキャンセルされることとなりました。》
決まっていたのに、横槍です。
「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」
なんですか?これ。
対局で一緒になることはかまわない。(ふーん、今後は対局もだめってこともあるのかな?)
それ以外は、別の団体の女流棋士同士が一緒になっちゃいけない。
交流しちゃいけない。
shogitygooさんも女流名人位戦の倉敷イベントについて 他 で、書いてます。
一部引用させてもらいますが、
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それどころか、最近は、関係改善が水面下で進んでいるのかもしれないと甘い考えを抱き、余計なことを言って邪魔をしたりすべきではないと思い、細かい問題を意図的に書かないようにしてきたくらいです。今回の一見は、完全にそんな気持ちに水をさすものでした。こうして、冷静風を装って書いてはいますが、正直な気持ちでは、もっと率直な書き方をしている他の一般の方々と全く変わりがありません。
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ほんと、ここ同感です。
こんな風に書いてるとますます腹がたつので、できればこんな記事は書きたくないんです。
仲良く、うまくやってくださいよ。
だって、お互い普及面での第一義は、
ファンが喜ぶ、ファンに将棋を身近に感じてもらう、将棋の魅力を味わってもらう、ということですよね?
間違いないですよね?
それであれば、どこが主催のどんなイベントであろうが、よりファンに喜んでもらうならば、両団体から、分け隔てなく女流棋士に出てもらったほうがいいに決まってます。
そういう目的とか趣旨とか、もっと言えば大義のようなことを、今回の横槍は完全に無視しています。
自分の手で、大切な将棋というものを貶めています。
完全に暴挙ですね。
こんな馬鹿げたことをやってたら、将棋の普及発展は妨げられますよ。
ファンが減って、スポンサーも減って、メディアも取り上げてくれなくなり、そのうち誰もやる人いなくなりますよ。
昔の女子高の男女交際の規律じゃあるまいし、
他校の男子とは、口をきいてはいけません、交際してはいけません、みたいな。
誰がこんなこと言ってるんですか?
百歩譲って、もしそうするのなら、最初からそういう風に標榜して、そういう付き合い方にすればいいでしょ?
一度決まったものを、覆すなんて。
ファンのがっかりした顔、目に浮かびませんか?
公式対局以外はだめ、というのなら、
将棋まつりでも、TV番組でも、全部だめってこと?
じゃあ、どこかのTVの企画で、女流のタイトル保持者3人の対談が企画されたら、NGってことですね?
将棋のメディア露出のチャンスロスになろうがかまわない、ということですね?
ふーん、そうなんですね。
もう一度言いますが、
そんなことで争ってる場合でなく、危機感を感じる現状の中で、将棋の普及を進めていかないと明るい未来はない、という認識ではないのですか?
待遇に満足なんかしないで、もっともっと給料増やすために、将棋の価値を上げ、ファンを増やし、スポンサーも増やさないでいいわけですか?
こんなに素晴らしい将棋の魅力を、より多くの人に伝える努力をする方が、派閥争いなんかしてるよりよっぽど大切だとは思いませんか?
WEB2.0(っていうんですか?)ITベンチャーの社長のブログの魔人ブウ*さんが、将棋SNSの記事《江戸時代の鎖国感覚はさすがに時代錯誤と思われる》で詳しく分析しています。
一部引用させてもらいます。
--------------------------------------
「現段階として連盟所属女流棋士とLPSA所属女流棋士の交流は公式戦対局以外避けてほしい」
このスタンスは、日本将棋連盟の所属女流棋士をLPSA所属女流棋士から隔離したいという意思に他なりません。ところが、実際にはこの両者は各所で交流しています。例えば先日の深浦王位、石橋女流王位合同就位式では、両組織の女流棋士同士が普通に会話していました。つまりは、普通の女流棋士たちにとっては政治的な問題は関係ないわけです。ところが、恐らくは日本将棋連盟女流棋士会の理事会にとってはそうではないのでしょう。彼達は何をそんなに恐れているのでしょう。自分達の領土を侵されたくない。自分達の価値観を侵されたくない。自分達の同僚を切り崩されたくない。そういったことを考えているのでしょうか。
---------------------------------------
《中略》
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時代は江戸時代とは異なり、ボーダーレス化は進む一方です。そうした中において、日本将棋連盟の女流棋士会が、ファンが期待するような発展をする可能性は、非常に小さい気がします。外堀を埋められてしまい、狭い社会の中で自分達の価値観を確認しあい、仲間の顔を見て安心する。こんな内向きな組織が果たしてファンの支持を得ることができるのでしょうか。
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関係者から聞いた話ですが、今までいろんな連盟の仕事をやっていた人が、一度LPSAの何かの仕事を引き受けたりすると、もう連盟からは仕事が来なくなる、って。
そんな嫌がらせみたいなこと、いまだにありえるんですかね?
もしそんなことしていたら、自分がいやにならないですかね?
さっきの男女交際の例えじゃないですが、
いろんな場での交流を認めてしまうと、
仲良くつきあってしまって、転校する女子生徒が出るかもしれないので、
それを防がなきゃいけない、という魂胆ですか?
(千駄ヶ谷高校には、駒込高校への転校禁止の張り紙、貼ってあるんでしょうか?)
戦時中じゃあるまいしさ。
魔人ブウ*さんが去年の11月に書いた《女流棋士会はなぜ分裂したのか?》と言う記事も必見です。
今の将棋界にとって、何が重要なのか、再度考えてくださいね。
ファンの顔を、ちゃんと具体的にイメージしてくださいね。
またこういう記事書かなくてもいいように、よろしくお願いします。