前に
記事を書いたこの本に紹介されていた言葉です。
『将棋指しの最高の遊びは将棋。』
『ストレス発散法は将棋。』
羽生三冠がこう言ったそうです。
『一局の将棋を指して燃焼しきれた時って、
疲れているとかストレスが溜まっているとか、
全部吹き飛びますから。』
棋士にとって、あれだけの真剣勝負をしているので、どうやってストレスを解消しているんでしょうか、って、ファンからよく聞かれるそうですが、
なんでも基本はそうかもしれないですね。
仕事のストレスは、仕事で解消できることが一番。
いやな仕事、めげる仕事、つまらない仕事、馬鹿馬鹿しい仕事。
そして、達成感のある仕事、最高のチームワークで完成できた仕事、クライアントに満足してもらえた仕事、そして、誰かを幸せにできた仕事。
仕事のストレスを、お酒とか、ギャンブルとか、Kクラとか、
あるいは、スポーツとか、映画とか、将棋とか、で
解消するというのも、もちろんいいわけだけど、
そうではなく、実のある仕事、充実した仕事で、
発散、解消、できればそれに越したことなし。
でもなかなかこういうのは難しいのかな。
羽生三冠が言うので、とっても説得力あるし、「あー、なるほど、そうだよなあ、」って思う。
これが理想形。これが本筋。
常にこうありたい、と思う。
今の自分のストレスって何かな、って振り返った時、
このブログを書いてることもそうだけど、
《自分の成長》、ってことが、日々きちんと積み重なっているっていう充実感、達成感が、ほんと、大事な部分だと思う。
syogitygooさんの
保坂和志著「羽生」 という記事、
さらに
梅田望夫さんの
「羽生」(保坂和志著、光文社知恵の森文庫) という記事、
を読むにつけ、
こういう一言が心に染みる《羽生マジック》《羽生ワールド》。
>書名でもあり文中に多用される「羽生」という固有名詞を「現代将棋」という一般名詞に置き換えて読んでみるのも一興だ。
と、梅田さんは書かれているが、
「羽生」という固有名詞は、「将棋」、というものを超えた、
もっと普遍的で偉大なものに置き換えられるのでは、と感じてしまう。