最近テレビのニュースやドラマでも良く目にするし、ほんと怖い光景がこれ。
全員がパソコンやタブレットを持ち込んで、ペーパーレスで黙々とやってる会議です。
つい先日の朝日新聞の記事です。
朝日新聞デジタル:IT漬けが会社をダメに。「断食」を
「会議は顔を合わせ、意見や思いをぶつけあったり交換したりしながら、アイデアを見つけるとか行動への決定を導くとか、そのためにあります。『報告書にこうあるけど、本当はどうなんだ』『現場はこうでした』などと出し合い、ガチンコで議論する場です。それなのにみんなが会議中、画面を見ていたら、集まった意味がありません」
そして、『トップレス・ミーティング』を提唱しています。
『トップレス・ミーティング』
=デジタル機器の持ち込みを禁止する会議。紙とペンだけ持って集まり、ガチで議論する。
そうありたい、そうあるべきです。
自分はずっといた会社でもこんな風にはしなかったので(デジタル化が遅れていたとも言える。)、たまにクライアントや協力会社などに行ってこういう光景に出会った時、すごく違和感を感じる。
いたたまれない気分になる。帰りたくなる。
例えばこっちがプレゼン(説明)していても、誰もこちらの顔も見ないで、うつむいたままひたすらカシャカシャ打ち込んでいる。
かなりのスピードで入力してるけど、一言一句メモしてるんだろうか。
こっちの顔、少しは見ろよ。
そうだと思ったら頷くとか、多少でも受けたら笑顔を見せるとか、感心したような顔でもしてほしいけど、無表情。無機質。無関心同然。
最近ほんと、よくいますよね。
いつなんどきでもノートPCを常に手放せない人。
何でもかんでもすぐに開かないと落ち着かない人。
夢中で画面に向かっててなんだか余裕がない人。
あんたの頭はPCかい?
相手の目を見て、自分の頭で考えて、自分の言葉でしゃべったらいいんでないの?
PC依存症。
デジタルウィルス症候群。
でじたる五段活用。
でじたる。
でじたらない。
でじたります。
でじたれば。
でじたろう。
そう、あんたは『でじたろう』でっせ。
1日だけでもいいから、PC使わずに仕事してみたらいいと思う。(多少は自分にも言ってる。)
ノートを広げてペンを持って、考えたことを書いていく。
そして、頭を使ってちゃんと考える癖をつける。
PCの中にデータや情報は腐るほどあるのだろうけど、PCは人間の脳みたいに考えてくれないよ。(ここで先日の電王戦、そしてそのクローズアップ現代を思い出す。)
カシャカシャやってて人の話聞いてる風にしてるけど、結局あんたはどう思うの?どうしたいわけ?
あんたの意志、気持ちを言ってほしいんだけどさ。
こっちがいろいろしゃべってる間、あんたはずっと入力してるけど、そんな大事なこと、別にオレしゃべってないよ。
単なる雑談じゃん。
そんなことまでメモしてどうすんねん。
こういう場にいると気分が悪くなります。
たまたま昨日のこの記事にも似たような話が出てました。
田原総一朗×長谷川幸洋後編「言論の自由は戦って勝ち取るもの。自分の回りと喧嘩したほうがいい」
(一部引用します。)--------------------------------------------
☆現場の記者が政治家の顔も見ていない
田原: ある新聞のトップが言ってたんですが、とにかく記者会見でどの記者も会見している政治家の顔も見ていない、と。どういう表情かも見ていないで、ひたすらキーボードを打っている。まるでパソコンのアシスタントだ、というんです。
<中略>
田原: これもある新聞のトップが言っていたんだけど、「記者会見の要点は何だ」と聞くと、現場にいる記者は誰も答えられないというんですね。だからデスクが書いちゃうんですよ。
長谷川: 記者が現場から送ってくるテキストを、テキストを取るから「取りテキ」というらしいんです。その取りテキを200行も300行も書く記者ほど使える立派な奴だと評価されるというんですが、どうかしていますよ、そんなのは(笑)。
田原: こんなのは新聞記者じゃない。だったらそういう技術者を雇えばいい(笑)。なんでだろう、いつからそうなったんですかね?
------------------------------------------------
特にゲームやデジタルで育った若い世代。
リアルの人間同士のコミュニケーションよりも、デジタルコミュニケーションが得意。
どんどんこの流れは増長していくから、ますます不気味な世の中になる。
逆の意味で生産性の上がらない社会になる。
朝日の記事にもあるように、本来ITは時間を作るためにあるはずのもの。
作業を効率的に済ませ、もっと質の高い仕事をするとか、生み出した時間で現場に行くとか人に会うとかするためにあるものなのに、その便利さにすっかり溺れている我々がいる。
IT断食をしないと。
あんまり過度にでじたらないで、適度にでじたるようにしよう。
もう少し、人間らしく、気楽な感じであなろげよ!、ね?
全員がパソコンやタブレットを持ち込んで、ペーパーレスで黙々とやってる会議です。
つい先日の朝日新聞の記事です。

「会議は顔を合わせ、意見や思いをぶつけあったり交換したりしながら、アイデアを見つけるとか行動への決定を導くとか、そのためにあります。『報告書にこうあるけど、本当はどうなんだ』『現場はこうでした』などと出し合い、ガチンコで議論する場です。それなのにみんなが会議中、画面を見ていたら、集まった意味がありません」
そして、『トップレス・ミーティング』を提唱しています。
『トップレス・ミーティング』
=デジタル機器の持ち込みを禁止する会議。紙とペンだけ持って集まり、ガチで議論する。
そうありたい、そうあるべきです。
自分はずっといた会社でもこんな風にはしなかったので(デジタル化が遅れていたとも言える。)、たまにクライアントや協力会社などに行ってこういう光景に出会った時、すごく違和感を感じる。
いたたまれない気分になる。帰りたくなる。
例えばこっちがプレゼン(説明)していても、誰もこちらの顔も見ないで、うつむいたままひたすらカシャカシャ打ち込んでいる。
かなりのスピードで入力してるけど、一言一句メモしてるんだろうか。
こっちの顔、少しは見ろよ。
そうだと思ったら頷くとか、多少でも受けたら笑顔を見せるとか、感心したような顔でもしてほしいけど、無表情。無機質。無関心同然。
最近ほんと、よくいますよね。
いつなんどきでもノートPCを常に手放せない人。
何でもかんでもすぐに開かないと落ち着かない人。
夢中で画面に向かっててなんだか余裕がない人。
あんたの頭はPCかい?
相手の目を見て、自分の頭で考えて、自分の言葉でしゃべったらいいんでないの?
PC依存症。
デジタルウィルス症候群。
でじたる五段活用。
でじたる。
でじたらない。
でじたります。
でじたれば。
でじたろう。
そう、あんたは『でじたろう』でっせ。
1日だけでもいいから、PC使わずに仕事してみたらいいと思う。(多少は自分にも言ってる。)
ノートを広げてペンを持って、考えたことを書いていく。
そして、頭を使ってちゃんと考える癖をつける。
PCの中にデータや情報は腐るほどあるのだろうけど、PCは人間の脳みたいに考えてくれないよ。(ここで先日の電王戦、そしてそのクローズアップ現代を思い出す。)
カシャカシャやってて人の話聞いてる風にしてるけど、結局あんたはどう思うの?どうしたいわけ?
あんたの意志、気持ちを言ってほしいんだけどさ。
こっちがいろいろしゃべってる間、あんたはずっと入力してるけど、そんな大事なこと、別にオレしゃべってないよ。
単なる雑談じゃん。
そんなことまでメモしてどうすんねん。
こういう場にいると気分が悪くなります。
たまたま昨日のこの記事にも似たような話が出てました。

(一部引用します。)--------------------------------------------
☆現場の記者が政治家の顔も見ていない
田原: ある新聞のトップが言ってたんですが、とにかく記者会見でどの記者も会見している政治家の顔も見ていない、と。どういう表情かも見ていないで、ひたすらキーボードを打っている。まるでパソコンのアシスタントだ、というんです。
<中略>
田原: これもある新聞のトップが言っていたんだけど、「記者会見の要点は何だ」と聞くと、現場にいる記者は誰も答えられないというんですね。だからデスクが書いちゃうんですよ。
長谷川: 記者が現場から送ってくるテキストを、テキストを取るから「取りテキ」というらしいんです。その取りテキを200行も300行も書く記者ほど使える立派な奴だと評価されるというんですが、どうかしていますよ、そんなのは(笑)。
田原: こんなのは新聞記者じゃない。だったらそういう技術者を雇えばいい(笑)。なんでだろう、いつからそうなったんですかね?
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特にゲームやデジタルで育った若い世代。
リアルの人間同士のコミュニケーションよりも、デジタルコミュニケーションが得意。
どんどんこの流れは増長していくから、ますます不気味な世の中になる。
逆の意味で生産性の上がらない社会になる。
朝日の記事にもあるように、本来ITは時間を作るためにあるはずのもの。
作業を効率的に済ませ、もっと質の高い仕事をするとか、生み出した時間で現場に行くとか人に会うとかするためにあるものなのに、その便利さにすっかり溺れている我々がいる。
IT断食をしないと。
あんまり過度にでじたらないで、適度にでじたるようにしよう。
もう少し、人間らしく、気楽な感じであなろげよ!、ね?