NAGAHAMA NOTE

日々、学習塾を運営していて感じることを塾長、永濱が綴っています。

今年の漢字 ~漢字は日本の文化の象徴~

2008年11月08日 23時56分28秒 | 教育の話題
毎年、日本漢字能力検定協会で今年1年の世相を漢字一文字で表す
というイベントをやってられます。全国から応募して一番多かった
ものを採用されるそうです。

昨年は「偽」でした。今年は
オリンピック、円暴騰、株価暴落、大手証券会社の倒産、など
「金」に関する事が多かった年ではないかと思うので「金」が
有力かと思ったのですが、2000年の世相を表す漢字が金でしたので
今年はそれはないかもしれないですね。
(同じこともあるかもしれませんが。)

この経済の大きな変化から「変」というのはどうかな?
と思っています。米大統領選挙も民主党に政権交代が決まりました。
オバマ次期大統領もしきりに「Change」「Yes,we can!」と言ってられますしね。

今までの今年の漢字はこちら

http://www.kanken.or.jp/kanji/kanji2007/kanji.html#linkd


こうして1年を象徴する漢字1文字で何となくその年のことが思い出せるのは
漢字がもつ「たましいと雰囲気」ですね。
子どもたちも漢字を記号としてではなく、たましいを持った形として
感じてくれると、みるみる覚えていきます。
漢字は日本の文化のすばらしい一面だとつくづく感じます。

多少、無理でも・・・

2008年11月07日 22時42分29秒 | 指導方法
先週末にちょっと無謀とも思える課題をある受験生に課しました。
その締切が明日なのですが、どうやら達成しそうな感じです。
また、ある生徒にも少し無理があるかな?と思いながら課題を課しました。
その生徒も何とかやりきれそうです。

今日、ベリタスの坂木先生にお誘いを受けてベリタスを導入されて
これからやっていこうとされているオーナーさんたち3人とお話させて
いただきました。

高校部について本当にいろいろなヒントをいただいたのですが
やっぱり僕と共通していたのは
「そこそこの学力があったとしても、難関大学へ行こうと思うのならば
 絶対これだけはやらなくちゃいけない、という量をこなさなくちゃいけない。」
という、何とも当たり前なことに行き着いたことです。

ドラえもんの暗記パンや、魔法のステッキがあって
魔法で学力アップなんかができれば良いのでしょうが、そんなの
あるわけがありません。

つまり、じっくり時間をかけてコツコツとやって行かなくちゃ
行きたい学校へは行けませんよ!と言いたいのです。

それを塾だけの学習でなく、家庭学習でもサポートしますよ!という
ベリタスの超親切、超速学習法を使わずして何を使うの?っていう
結論に落ち着きました。


生徒ががんばって受講し続けることができるかどうか。
そのために我々が存在しています。
知識や解法は超一流の授業で学び、モチベーションの維持は
我々が維持できるように工夫します。


話がそれましたが、
少々、無謀な課題でも目標が明確に決まり受験日が近づき、
せっぱ詰まってくると、火事場の馬鹿力が出てくるものですね。

少々、無理を言ってでも引っ張っていくから
がんばってついて来いよ!
くらいの気持ちで接していきたいです。特に受験を考えている生徒には。
それを改めて気付かされました。

留学体験プログラムのパンフレットができました!

2008年11月06日 23時57分59秒 | 保護者の方へ
今日、旅行会社の方から春休み留学研修のパンフレットが届きました。
今日から生徒全員に配布していきますのでぜひご覧になってください。
12月23日に大津と彦根で説明会があります。
来春行くか行かないかは別として、ぜひ説明だけでも聞きにいらしてください。
対象は、小中学生と高校生も参加できるようになりました。


以前ブログに、僕がどうして留学を勧めるのか、
という内容の記事を書きました。
語学の習得はおまけみたいなモノで(笑)、実際はホームステイ
というこの不便な状況の中で生活することに貴重な経験がいくつも
詰まっているからです。

言葉が通じなくても、人と人が通じ合う喜びも感じられますし、
世界平和を心底願うようになる人もいると思います。

いつも当たり前のこととして感じていたことに感謝をし出す人もいるでしょう。

両親に深く感謝する人や、本気で語学に目覚めて勉強し出す人。

この経験が人生を劇的に変える!なんて言っても過言ではないかもしれません。

まぁ、とにかく一生のうちに1度は体験してみていただきたいですね。
とにかくこれから国際社会になるのはもう、間違いありません。
世界中にいろんな文化を持った人がいることを知っておく
良い機会にもなります。

ところで、留学先ですが、僕も視察をしてきたオーストラリアの
学校ですので安心しておすすめします!

中高生は携帯電話なども持って行かれない方が
(もしくは緊急用に持参する程度)で挑戦してみてくださいね。

また、帰国後も現地の方たちとスカイプなどで交流を持てるような
計画も考えていますので楽しみです。



このブログを読んでくださっている学習塾のオーナーさんですでに
何人かの方から「詳細が決まったら教えて!」とご連絡をいただいています。
パンフレットを用意しますので、再度ご連絡をお願いします。
(今度うちで行う勉強会の際にもお伝えします。)

忙しいのを言い訳にしない

2008年11月05日 22時37分33秒 | 教育の話題
今日来た中学2年生が「先生!数学100点でした!」と嬉しい一言をくれました。
やってくれました!こういう瞬間がたまりません。
超~気持ちいい!って感じです(笑)。

彼は夏期講習からエンジンがかかりだした生徒で中2でありながら
受験生なみに勉強量をこなしていました。
今後の伸びにも期待しています。

またある生徒は「英語の点数はいまいちだったけど学年で3番でした!」と
これまた嬉しい一言をいただきました。
確かに、彼ならあと10点は取れただろうな・・・と思うのですが
それでも学年トップ3ですから、たいしたものです。
よくがんばりました!


実はこの2人、非常に忙しくて塾に来る日を休んでしまったら
あとは全部、スポーツの方の練習が入っているので振替授業ができません。
定期試験前の対策でも、練習が入っていてものすごく多忙な子たちです。

なのに、こうしてずば抜けた結果を出せるあたりがかっこいいですよね。
見た目容姿も格好いいですが、プラス、これですから
かなりいけていると思います(笑)。

忙しさを言い訳にせず、一生懸命がんばったプレゼントだと思います。
良かったですね。これからもどっちもがんばりましょう。


最後に・・・
結果は各自それぞれの基準で考えてくれればもちろんオッケーです。
前回よりも15点もアップしたとか、今回は凡ミスが減ったとか
何でも良いです。少し前の自分を追い越し、クリアーしていきましょう!

ある時、急に伸び出します

2008年11月04日 07時21分31秒 | 勉強方法
同じ教科書、問題集、参考書を使って勉強しているのに
Aくんは満点なのに、Bさんは50点、Cさんは20点。
どうしてこんな事が起こってしまうのでしょうか。

もちろん教える先生も同じです。
どんな生徒も+20点取らせます!なんて言っている先生もいますが
いったい何が点数を決めているのでしょう。


同じ問題集を使っているのに点差がついてしまう。
この点差って何の差なんでしょうね。
考えてみたことありますか?

頭の良さ、とかそんなものではありません。
今までの基礎学力や、勉強量の差という方もいるかもしれません。
全く違うとは言いませんが、それも違います。

もしそうだとしたら、短期で「+20点上げる」ことは
不可能になってしまいます。(同じだけ時間をかける必要があります)


うちの教室では特に高校生になってからビックリするくらいに
学力をアップさせる生徒が続出します。

中学の頃は学年で真ん中くらいだった子が、高校へ行って
クラスでトップ、学年400人中30番とか、上位10%に入れるくらいに
レベルアップしています。
単教科で言えば、学年1位を取ってくる生徒もいます。
すごいです。すごすぎます(笑)。


僕は、それはきっと自立心の成長と大きく関わりがあるのだと思います。
中学の頃ではこんな難しい問題を理解するのは不可能だったに
違いない・・・と思うような問題をスラスラ解いたりしています。
全く別人です(笑)。


「やる気の問題」と言われる講師の方々もいますが僕はそれよりも
心の成長期も大きく関与しているように思えてなりません。
そのチャンスを逃さないようにしなくちゃ・・・といつも思っています。

心が成長し始めると、勉強の内容を教えるのはもちろん大事ですが
勉強のやり方を教える事が今後、もっと大事になってくると思います。

作業では効果は出ません。

2008年11月03日 23時52分54秒 | 勉強方法
早いもので11月になりました。朝晩めっきり寒くなりました。
これから数ヶ月、体調管理には十分、気をつけなくてはいけません。

11月は月末に定期試験があり、あっという間に12月、冬休み、と
時間が過ぎていってしまいます。
忙しくなるのでやらなくちゃいけないことは前倒しにして
どんどんやっていくようにしています。
子どもたちもどんどん先へ先へやれると良いと思います。


先へ先へ、と言うのは何も新しいことをするわけではなく、例えば英語で言えば
だいたいテスト範囲になりそうだと判断できるところまで
時間のある時に予習(単語調べや文の練習など)をしておいたり

社会や理科などでいつも暗記する項目なんかでテストの1週間前から
作り出している単語帳やまとめノートなどを、すでに作り始める、などです。
いつもやっていることをさっさとやっておくのです。

そうしておくとテスト1週間前に慌てることはありませんし
いつもやっていることが既にできているわけですから、復習に全力投球できる
と言うわけです。是非やってみてください。

点数を飛躍的にアップさせるコツは、そういった「作業」を事前にやってしまい
実際にそれを使って「頭を使う」「実践力をつける」ことです。

「作業」では点数は上がりません。
作業はあくまでもその後にある「実践練習」のための準備です。
できれば、なるべくテスト1週間前には完成しておいて欲しいです。

ひらめかないから解けないのではなく、解いたことがないからひらめかないのです

2008年11月02日 23時55分32秒 | 勉強方法
エジソンの有名な言葉に
発明は99パーセントの努力と1パーセントのひらめきである
と言うのがあります。

あなたはこれをどう解釈しますか?
努力をしていれば必ず報われる。あきらめなければ必ず成功する。
失敗は自分が失敗だと感じた時点で失敗なのである。

など、様々な解釈の仕方ができます。
もちろんどれも間違いではないと思いますしもっと他にもあるでしょう。

よく「がんばったんだから」という言葉で結果のでなかったことを
労う時があります。
ですが、そこで終わってはいけません。

エジソンのこの言葉で注目すべきは「1%のひらめき」です。
ひらめきがなければ99%の努力は結果に結びつかないわけです。
簡単に言えば
ただ単に勉強をしていても、いくら努力していても
1%のひらめきがある人とない人とでは結果の出方が違ってくるわけです。

では「ひらめき」ってなんでしょう。
数学はよく「ひらめかなくちゃ解けない科目」なんて言われ方をしますが
この発想は全く違います。

ひらめきがないから解けないのではなく
解いたことがないからひらめかないのです。

算数の大好きな小学生が中学生の定期試験をひらめきでは解けません。
ですが、算数の知識でも解ける問題であればもしかするとひらめいて
解けることもあるでしょう。

つまり99%の努力が1%のひらめきを創生するのだと解釈して
日々の努力が無駄でないということを頭に入れておいて欲しいと思います。

「どうせやっても無理だ」とか「こんなにやっているのに・・・」などと
悲観的になってしまうこともあると思いますが、どうかこのことを忘れずに
前向きに日々の学習を進めて欲しいと願っています。
(もちろん勉強だけではなくスポーツや芸術、大人も子どもも一緒です。)

指導要領に縛られない指導をすること

2008年11月01日 23時59分53秒 | 指導方法
教科書は文科省から交付される教育の基準を示した「指導要領の解説」を
元に構成されています。
教科書を教えるのではなく、教科書を使って教えるのだ 
などとよく言われます。

ある程度この指導要領というものを基準として指導を進めて行かなくては
いけないと思うのですが、例えばまだ段階として小学校低学年レベルのことが
抜けてしまっている中学生に、中学で習う内容を身に付けさせようとするのは
どうしたものか、と考えてしまいます。

学習塾なのですからある程度大胆に1から勉強してもらうことを勧めても
良いのではないかと思っています。
もちろん十分に話し合った上での事ですが、その方が絶対その生徒にとって
意味のある塾の時間になることでしょう。

そういったコースを作って行かなくてはいけないと強く感じています。
ここ数回、指導要領がコロコロ変わるところから考えてみましても
学校の定期試験よりも、もっと昔のことに戻って勉強し直さなくては
いけない状況の生徒が最近多くなってきているものと思われます。

できる子にもそうでない子にも合わせられるコースを考えていきます。