ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

親子丼@ちょう吉(東山)

2018年12月26日 05時32分21秒 | B級グルメ
金沢・東山にある焼き鳥屋「ちょう吉」へ行ってきました.
「ちょう吉」の店内は,ほぼ満席.
東山周辺は,いつも観光客だらけ.
観光客の間にも,ちょう吉の親子丼は有名かも?



お目当ては焼き鳥ではなく,昼限定の「親子丼」.
焼き鳥屋のこだわりの一杯です.



カウンターに座ると,まずはお茶.
茶色の加賀棒茶.
お茶の茎の芯まで火を通して,茎を焙じあげた棒茶.
芳ばしい香りと、すっきりとした飲みやすさ.
江戸時代の初期に生まれた加賀茶は,歴史と文化の中で育まれ,今日「加賀棒茶」として生き続けています.



お茶の香りを味わっていると,ほどなく親子丼の着丼です.
黄色の玉子,緑のネギ,それに焼き鳥屋の鶏肉.
親子丼の見た目は凝ったところはなく,とてもシンプル.



つゆだくでジュワジュワでゆるゆるの玉子.
玉子とつゆがご飯に浸透して,まるで玉子おじや,あるいはTKG(玉子かけご飯)のような感覚.



丼からご飯をすくうと,つゆだくなので匙からポタポタと出汁が落ちそう.
出汁と玉子が匙から落ちないよう,ちょっとこらえて,一気に口へ運ぶ.
「親子丼は飲み物かぁ~?」
ジュルッと胃袋へ滑り込みます.

出汁は薄目で上品.
そしてゆるゆるの玉子は,旨味がギュッと凝縮されたような濃厚なまろやかさ.
こりゃ~,人気がでるのも当然の味.



焼き鳥のこだわりの鶏肉は,香ばしい.
プリッとした食感,コリコリとした歯ごたえ,炭火の香り.
そんじょそこらの親子丼と格が違います.
夜の焼き鳥も,さぞイケル味なのだろう,と容易に想像がつく旨さ.



「かなざわ・まち博2018」に選ばれており,まさに金沢を代表する味のひとつ.
観光客に人気なのも納得の味です.