ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

あっぱれねぎ味噌チャーシューメン@とんとん(津端店)

2015年02月27日 23時53分50秒 | 北陸ラーメン大学
津端のPLANT3の近くにある「とんとん」へ行ってきました.
「とんとん」と言えば担々麺というイメージ.
実は担々麺以外のいろいろな種類のラーメンをやっている.



それらの中で今回は「あっぱれねぎ味噌チャーシューメン」に挑戦デス.
味噌ベースの豚骨スープにチャーシューが丼をぐるりと囲む.
白髪ねぎが山盛り.
豪華であっぱれな一杯.



スープは動物系のダシがベース.
ちょっぴり背脂が浮いている.
脂分やニンニクの香りはそれほど強烈ではなく,マイルドな味噌の味わい.
スープ自体のとろみはそれほどでまなく,わりとサラサラした飲み心地.

シャキシャキの白髪ネギの香味がピリリと刺激的.
ラーメン全体の味をネギが引き締めている.



トロトロの半熟たまごもデフォで入っていて,ボリューム感をアップさせている.



麺はストレート中太の平麺.
加水率が高くツルツル.
喜多方ラーメンのような麺の腰の強さがある.



味噌と刺激的な味のねぎの組み合わせで,味もボリュームもパワフル.
体がポカポカになる一杯でした.

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栗阿彌 (りつあみ)

2015年02月26日 23時43分43秒 | 卒研生あれこれ
4年生の卒研プレ実習が始まっています.
ちょっと前に京都出身の新メンバーが故郷のおみやげをラボにもってきてくれました.



京都の「栗阿彌 (りつあみ)」です.
京都伝統の栗菓子.
とってもお上品.



大粒の栗のみを選りすぐり,独自の製法で蜜漬け.
渋皮栗が生み出す野趣あふれる風味と,しっとりとした上品な甘さが,口のなかでほろほろと溶け合います.

一粒の栗が醸し出す様々な味わい.
伝統の重みが味に表れています.
さすが京都.

ラボのメンバーに大好評で,あっという間にみんなで食べつくしました.



お菓子を食べる勢いはすごかったけれど,その勢いで実験ヨロシク!




極上旨煮ラーメン@にんたまラーメン

2015年02月25日 13時26分43秒 | 北陸ラーメン大学
2月は冬だと言っても,下旬になると結構暖かい日もある.
金沢でも先日(2月22日)に春一番が吹き,最高気温が18.2度だった.
そろそろ春の4K(強風,乾燥,花粉,黄砂)に悩む季節になる今日このごろ.
なかでも,日本海側の金沢の黄砂は半端じゃない.

その2月のにんたまラーメンの限定ラーメンは「極上旨煮ラーメン」.
「とろみスープで体ポカポカ」というキャッチフレーズの一杯.



どんぶり一面に中華風あんかけ.
モヤシ,白菜,ニンジン,とじ玉子,豚肉などの具材がたっぷり.
街の中華屋さんの中華丼のような感じの餡.
キャッチフレーズとおりにトロトロなので,丼は熱いまま.
体が温まります.



あっさり醤油ベースのスープと合わせる.
具の野菜味とスープの醤油味で旨さが倍増.



麺はいつもの軽く縮れた中太麺.
モチモチした麺の食感と麺に絡んだスープのトロトロの食感がマッチしている.



もうじき春の2月に食べた限定麺でした.



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小松シティーフィルハーモニック第16回定期演奏会@小松芸術劇場うらら

2015年02月24日 19時54分07秒 | のむOK
2月22日(日)は「2」のぞろ目の日.
そして,小松シティーフィルハーモニックの第16回定期演奏会の日.
あまり練習できなかったけれど,今年のステージに立たせていただきました.





今回のテーマは南ヨーロッパ.
イタリアとスペインにちなんだ音楽.
Benvenuti!

オープニングはチャイコフスキーのイタリア奇想曲
この曲では,チェロのピチカートでフライングしやすいところがある.
練習の時に,自分を含めて誰かが一度は,一拍はやくポンと弦をはじいていた.
こういう失敗は練習とは言え,恥ずかしいもの.
一度やらかすと,2度とやらないもの.

本番前に,みんな散々フライングしたので,本番は大丈夫だろう,と思っていたら・・・.
エキストラで練習にあまり来ていなかったベテランのチェロ弾きさんがやってしましました.
まさかの本番でのフライング.

一瞬の静寂の中,ためらうことなくポンと弦をはじく音.
それがちょっとツボにはまって,もうおかしくて,おかしくて・・・.

笑いをこらえるために,しばらく腹筋がヒクヒク.
おかげで,音程もガタガタ.
ボーイングも間違えそうでアワアワ.
(↑間違えそうになったのは,フライングだけのせいかな?)

いろいろハプニングはあったけれど,かなり必死に弾かないと難しい曲なので,あっと言う間に終わってしまいました.

2曲目はファリャの三角帽子から4曲の抜粋.
序奏のメゾソプラノは圧倒的.
会場が一気に情熱の国スペインのムードに変わりました.

2曲目のセギディッリャ(穏やかなスペイン舞曲の一つ)は理解不能.
かすみのように音符ではなく,疑問符「?」を弾いて終わりました.
脱力感.

その脱力感を吹き飛ばしたのが終曲のホタ.
ヘタではありません.
スペインの民謡や,その舞踊.
速い三拍子のリズムで,ギター・カスタネットなどを伴奏に踊るのがホタ.
陽気で華やか.
ホタを弾いたり聴いたりすると,日頃のうっぷんが雲散霧消.
ホタのフィナーレのカスタネットのガチャガチャもよかったデス.

休憩をはさんで,メンデルスゾーンの交響曲第4番「イタリア」.
休憩中にオーケストラの楽器の配置を変える.
2nd Vnが1st Vnの向かい側に座る対向配置.

ベートーベンやメンデルスゾーンの時代は,この対向配置が一般的.
当時の作曲家はこの配置を頭にいれて,曲を書いた.

と,のむ先生が解説.

たとえば,ベートーベンの第九の第2楽章のスケルツオ.
第2バイオリン,ビオラ,チェロの順に弾きだして,最後に第1バイオリンがスケルツオを踊りだす.
これは対向配置でオケの右側から音が波のように出てくることを考えたものらしい.
言われてみれば,お~っ,そうだったのか.
思わず納得.

この対向配置でのメンデルスゾーンの演奏は気合が入っていました.
坂口先生たちをはじめとするバイオリンの先生方が弦楽器全体を引っ張る.
先生方の気合の入ったオーラをオケ全体が感じ,難曲に対抗して負けじと頑張る.
これこそ対向配置で演奏した「対抗配置」(?).

メンデルスゾーンの高みはエベレストのように高く,登りつめることは容易ではない.
頂上に到達できずとも,それなりの高さまで頑張って登れば,地上からは決して見ることができない景色が広がっている.
その景色を垣間見ることができたような熱い演奏だったと思いました.
完全燃焼のイタリア.

アンコールはチャイコフスキーの白鳥の湖よりナポリの泉
交響曲第4番「イタリア」を作曲したメンデルスゾーンはイタリア中を旅行したが,ナポリだけには行かなかったらしい.
そこでこの「ナポリの泉」をアンコールに演奏してイタリア制覇(?).
トランペットの超絶技巧にあっぱれ!

来年はしっかりと練習してステージに立ちたいと思います.

Arrivederci!






龍二郎@寳龍(小松・今江店)

2015年02月21日 00時15分27秒 | 北陸ラーメン大学
チャイコのイタリア奇想曲はとても忙しい.
チェロもバイオリン並みの音の動き.
明るく陽気なイタリアを表現するには重労働が必要.

メンデルスゾーンの交響曲第4番も大変な曲.
終楽章のタランテラは教則本の音階練習のようだ.
こう書くと簡単そうなのだが,テンポが速い.
途中で指がもつれそうになって危険.

ファリャの三角帽子も終曲「ホタ」はパワフルで体力が必要.
楽しい曲だけれど,ホタが終わるとヘトヘトになる.

チャイコ,ファリャ,メンデルの重たい3曲を練習すると,ドッと疲れます.
お腹もへります.

と言うわけで,こまフィルの練習後にガッツリ二郎系でエネルギー補給.
小松の寳龍で龍二郎に挑戦.

久しぶりに今江本店に行くと,お店の場所が変わっていました.
移転したことを知らずに旧店舗へ行くと,照明もなく真っ暗.
お休み,または,閉店かと思ったら,旧店舗から粟津よりにちょっと行ったところに新店舗ありました.
龍二郎のお店が消えなくてよかったデス.



モヤシの山盛りと豚肉の塊は三角帽子の「ホタ」に負けないエネルギッシュなボリューム.
横から見ても,迫力の盛り付け.
野菜の盛り付けは,三角帽子ならぬ,三角山のよう.





ちなみに,三角帽子をかぶった代官さんは超肉食.
(おっと,ここから急に龍二郎とファリャの三角帽子のストーリーが重なりマス.)

メゾソプラノがこう歌いだして三角帽子は始まる.

「おかみさん,おかみさん,(スペイン語では,カサディータ,カサディータ)
入り口に「かんぬき」をかけなさい・・・
悪魔は眠っていても目を覚ましますゆえ・・・」

スケベな代官さんは,村の粉屋のおかみさんをものにしようとする.
おかみさんは村一番の美人で,踊りもうまい.
粉屋の水車小屋近くで,美人のおかみさんと乙女たちがセギディッリャ(穏やかなスペイン舞曲の一つ)を踊る.
まるで,天使のような美しさ.

すると,村の男たちも踊りだす.
ラテンのリズムで情熱的な踊りを披露.
これが舞曲ファルッカ
弦楽器は駒の近くでゴリゴリと弾き,力強く不気味な音を出しマス.

ここは情熱の国スペインの村,
そりゃぁ,村中,大騒ぎさ.

それにしても,代官さんよ,肉ばっかり食っていると,体に悪いゾ.
野菜も食べなさい.
モヤシは栄養ないけれど,食物繊維になりそう.
これを食べると,快便間違いなし.
しっかり食べましょう.

龍二郎の太いモヤシのシャキシャキした食感は,濃い目の豚骨スープに相性ピッタリの味.
代官さんもビックリの味に違いない.



粉屋のあるじは,下心いっぱいの代官さんの陰謀にはまる.
無実なのに牢屋に入れられる.
粉屋のあるじが牢屋に入っている間に,代官さんはおかみさんにちょっかいを出そうという作戦.
権力を傘にかけた不倫デス.
やれやれ.

代官さんは,粉屋の旦那がいない間に,おかみさんに近づく.
しかし,おかみさんは機転をきかせる.
代官さんに気があるフリをして,川に落とす.
スケベな代官さんは,全身ずぶ濡れ.
あらあら.

代官さんは濡れた服をぬいで,粉屋の旦那の服に着替える.
代官さんの姿は,まるで粉屋のおやじさんにそっくり.

牢屋に入っているはずの粉屋の旦那も抜け目がない.
こっそり牢屋から逃げ出すことに成功.
やったね!

脱走した旦那を追って,警官が粉屋にやって来た.
警官は,粉屋の旦那そっくりな姿の代官を捕まえてしまう.
そして,スケベな悪代官はそのまま牢屋へ.

それを知った村人たちは,祭りのように大はしゃぎ.
一晩中,情熱的に踊り続けた.
これのときの音楽がホタ
ちょいとコミカルでノリがいい.
そのノリは「ラッスンゴレライ」も負ける(かな?)
とにかく超楽しい音楽ナノダ.

三角帽子をかぶった悪代官は村から姿を消し,粉屋夫婦は幸せに暮らしたとさ.

幸せな粉屋がひいた小麦粉は,腰が強い強力粉.
その粉で麺を作ると,極太で歯ごたえ十分だったそうな(?)
こんな感じの麺かもしれない(↓).



龍二郎とファリャの三角帽子のお話でした.

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♪小松シティーフィルハーモニック第16回定期演奏会♪
日時:2015年2月22日午後2時開演(〝2”のゾロ目の日)
場所:こまつ芸術劇場うらら 大ホール
曲目:
チャイコフスキー イタリア奇想曲
ファリャ バレエ音楽「三角帽子」より
メンデルスゾーン 交響曲第4番「イタリア」

指揮:野村幸夫

入場料:800円(小学生以下無料)