ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

大船に乗った気持ち

2013年07月31日 12時15分43秒 | 卒研生あれこれ
今日はラボの環境測定の日.
午前中,突然,測定員がやってきて,ちょっとあわてる.
すっかり忘れていたノダ.
ほとんど不意打ちの抜き打ち検査状態.

今さらジタバタしても,どうにもならない.

普段から環境に心を配っているので(?),大船に乗ったような気持ちで検査を受ける.
たぶん,何の問題もないハズ.

実験室の大気中に含まれている有機溶媒はポンプで濃縮.
それを活性炭に吸着させるらしい.



カメラみたいな機器がポンプで,シリンジ状の筒に吸着剤の活性炭が入っている.



活性炭に吸着した成分を脱着させて分析する.
成分を脱着する際,溶媒を大量に使うらしい.

ラボで有機溶媒をなるべく使わないように,と言いながら,検査で溶媒を大量に使うとは・・・.
おいおい,と言いたくなる.

ちなみに,活性炭を使わず,大気を直接収集して分析する方法もあるらしい.
この場合,空気を袋(ポリエチレン)に収集する.
ポリエチレンは気体を通すので,その日のうちに分析しないと,測定場所以外の気体成分が混入するらしい.

ドラフトで実験しているすぐそばで,えげつなく測定されて,まいりました.







シーザーサラダ冷やしらーめん@大地

2013年07月30日 17時09分23秒 | 北陸ラーメン大学
松任の国道8号線沿いにある「大地」で夏麺.



ざるラーメンなど夏麺はいろいろあって迷うところ.
とりあえず,日ごろの野菜不足を解消するために「シーザーサラダ冷やしラーメン」.
夏野菜には体を冷やす効果もある.
ビタミン,ミネラルがたっぷりの夏野菜を食べることは夏バテ防止に有効.



涼しげなガラスのお皿に盛りつけられた夏麺は,シーザーサラダそのもの.
すっきり,さっぱりしていて食欲がそそられマス.



レタス,パプリカ,ミニトマト,そしてエンドウマメ.
クリーミーなドレッシングがたっぷりかかっています.
トロトロの温泉玉子がサラダの真ん中にドン.
これらの具材混ぜ蕎麦のようにかき混ぜます.
野菜と玉子とドレッシングの三重奏.



「大地」が自慢する燻製風味のチャーシューもサラダ風にアレンジ.
サイコロ状にカットされて,結構沢山入っています.

麺は中太で黄色の縮れ麺.
冷やし麺でも黄色の玉子麺を使うところは札幌ラーメンの店「大地」のこだわり.
冷水でしめてもプリプリ.
チーズを絡めたようなオイリーな食感.
ライトな感覚の具材とヘビーな食感の麺の対比が面白い.



このお店の名物「北陸王餃子」5個にもトライ.



肉汁たっぷりの超ジューシーで巨大な餃子.
あまりにも大きいので,箸でつまもうとすると餃子自体の重さで崩れてしまうことも珍しくない.
気合を入れて必死で完食しました.

たっぷり野菜と巨大餃子で北陸の湿度の高い夏を乗り切るスタミナを充填しました.



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ハイ,ポーズ!

2013年07月29日 23時43分16秒 | 卒研生あれこれ
7月29日(月)の北陸地方は大雨.
金沢もかなりのゲリラ豪雨.
朝から分厚い雨雲で一日中暗い.



学校の駐車場で車を降りて玄関までダッシュしただけでズブ濡れ.
もしかして,また浅野川が氾濫するかも?と心配.
浅野川があふれると,薬学部は陸の孤島になるからな.
天神橋あたりで洪水になった2008年を思い出す.

ちなみに,この日は卒業アルバムに載せる研究室メンバーの集合写真の撮影日.
天気が良ければ,緑あふれる野外のキャンパスで撮影する予定だった.
でも,この大雨では外での撮影は無理.
実験器具でゴチャゴチャしている研究室で「ハイ,ポーズ!」.



カラム管やらガロン瓶,分液ロート,ピンセットなどを持って楽しそうに撮影.
いかにも薬化学の実験室っぽい雰囲気が出ていて,こういう卒業写真もアリですな.

卒業アルバムの写真も無事に撮影できたし,あとは卒業するだけ.
余計なお世話かも知れませんが,まずは8月の卒試の中間試験で頑張りましょう.




化学合成で涼しく感じる@第27回楽しい薬学部への一日体験入学

2013年07月27日 17時03分18秒 | Weblog
7月27日(土)の薬学キャンパスは大賑わい.
午前中に小学生を対象とした「こども科学実験教室」,午後には日本薬学会北陸支部の恒例行事「楽しい薬学部への一日体験入学」とオープンキャンパス.





これらの行事に加えて,定期試験前なので図書館やMy cafeで多くの学部生が必死で試験勉強している.
キャンパスのいたるところが人だらけで,活気に満ちている.

高校生の体験入学は27年前に金沢大学の染井先生が中心となり全国に先駆けて北陸支部が行なった企画.
その後,優秀な高校生に薬学部への興味を深めてもらうために,全国の薬系大学が北陸支部を見習って体験入学を行なうようになった.
この伝統を今年も引き継ぎました.

午前中に学部長から高校生とその御父兄を対象として,薬学部での教育についてのお話し.
その後,体験実習のコース別に分かれてキャンパス・ランチ.
学食も平日並みに混雑してました.



お昼ごはんの後に,散歩を兼ねて構内の見学.
実験動物舎,RI棟,薬用植物園,図書館,講義室,PC室,機器室,就職コーナーなどなど,ぶらぶら歩きながら薬学部の施設を見てまわった.

セミナー室に戻って今日の実験テーマの説明.
テーマは定番の「解熱剤から湿布薬を創る」実験.







アスピリンを加水分解してサリチル酸へ誘導.
それをメチルエステル化してサリチル酸メチルを合成.
この化合物のスッキリさわやかな香りを確認すると,真夏の暑さの中,気持ちだけでも涼しさを感じるものでした.