ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

旨味しょうゆラーメン@限定家(岡山)

2010年03月31日 20時35分47秒 | 北陸ラーメン大学
第130年会が終わり,無事,岡山から金沢に戻りました.
学会期間中,たいした事しなかったけれど何故か疲れた.

岡山の夜は長かった.
体力勝負.

食わなきゃ体がもたん.
それで,やっぱりラーメンか?

駅の近くの「限定家」.

          

鶏ガラスープと野菜の旨味.
醤油ラーメンだけど甘い.

          

普通,とうもろこしは味噌ラーメンに入っていることが多い.
けれど,ここでは醤油ラーメンにもコーンが入っていた.

          

プチプチしたコーン.
レンゲですくって食べる.
ひとつぶ,ふたつぶ,箸でつまんで食べる.

鶏ガラスープだけど,豚の背脂らしきものがポニョポニョ浮いていた.

優しい味のねぎ.
麺は小麦粉の味.
ストレートの細麺で,いい麺していた.

岡山駅周辺は飲み屋も多いし,おおきなホテルも集まっている.
だから,酔客が飲み屋で飲んだ後,宿に戻る途中にラーメン屋に寄るには,この店は最高の立地条件かも?

お客さん,沢山入っていました.
みんな機器展の袋をぶら下げて,数人で歩いているので,すぐに関係者だと分かるのダ.
バレバレです.


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中華そば@あまいからい(岡山)

2010年03月29日 23時41分57秒 | 北陸ラーメン大学
岡山駅東口から線路沿いに北へ歩いて数分のところにラーメン屋がある.
「創業60年の中華そば」という看板.
昭和の時代から平成の現代に至るまで,岡山市民に長く親しまれて続けてきたラーメン屋であろう.
「あまいからい」という店の名前もユニーク.
このように地元に根付いている店のラーメンを食べるのは面白い.

          


線路沿いの道を歩いていると,豚肉を醤油で煮込むときの甘い香りが漂ってくる.
店の100メートルくらい手前から,風にのって美味しそうなにおいがする.
とても甘いにおい.

店に一歩入ると,そのにおいはさらに強くなる.
さっそく中華そばを注文.

          

まず,スープをひとくちすする.
強烈な豚の味.
荒々しい獣汁のような豪快な味.
強烈なインパクト.

          

スープの色は乳濁した茶褐色.
脂分も比較的多く,こってりしている.
豚骨をぐつぐつ煮込んで,肉汁と薄味の醤油で味付けした感じ.
豚肉スープで直球勝負というような味.
これでいいのだ.
これが60年も岡山市民から愛されてきた味なのだ.

麺はストレートの細麺.
細麺と言っても,この周辺の細麺に比べると,若干太いような気がした.
水分を抑えたしっかりした麺.
細いけれど芯が強いアルデンテっぽい食感.
岡山のラーメンにはほとんど茹でモヤシが入っている.

チャーシューは赤身の肉を醤油で豪快に煮込んだもの.
大量の豚バラ肉を醤油で煮込みチャーシューとラーメンのタレに利用しているみたい.
カウンターから厨房をのぞくと,ちょうど寸胴から豚バラ肉を網で取り出す作業をしていた.
吉野家のつゆダクに負けないジューシィーな豚肉たち.

壁に「おかやまラーメンOH!援団」と書いてあるシール.
岡山ラーメンって全国的にはメジャーではないけれど,こういう個性的な味のラーメンは好み.
自分も岡山ラーメンの応援団に参加しマス.

          



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かつカレー大盛@岡山大学学食

2010年03月29日 20時18分38秒 | B級グルメ
日本薬学会第130年会の2日目.
今日は午前中にポスター発表.

学会1日目の昨日の朝,会場へ向かうシャトルバスは大混雑だった.
そこで,今日は駅の西口のホテルからポスター会場の桃太郎アリーナまで徒歩で移動.
15分~20分程度の時間がかかったが,とても寒い.
夜のニュースを見ていたら,今日は奈良でも雪が降ったらしい.
もうすぐ4月になるというのに,あり得ない寒さ.
ほっぺは桃太郎のように赤くなったが,何とかアリーナに到着.
年会の看板の前で記念撮影.

          

アリーナの中に入れば暖かいかな?
と,思っていたが,建物の中も結構寒い.
普通,ポスター会場は人の熱気でムンムンしているものだけど,ここは何故か寒い.

とりあえずコートを着たまま自分のポスターを貼り,機器展を眺めたり,他のポスターを見てまわりました.

          

午後はラボの院生の口頭発表が岡山大学のキャンパスであるので,お昼に寒い中を徒歩で移動.
風が冷たい.
太平洋側は湿度が低く空気が乾燥気味なので,寒さが突き刺さる.
体感温度は冬.

岡大キャンパスに着くと,まずは学食で腹ごしらえ.
大学生協のかつカレー大盛.

味は普通の学食レベルだけど,大盛のボリュームは凄い.
ラーメンどんぶりみたいな底の深い容器にカレーが盛られてきた.

          

          

ちょっと笑ってしまうような量の多さだったが,寒い中必死で歩き回ったのでペロリと平らげた.
安い割には豚カツもしっかりしたいたし・・・.

          

午後は,シンポジウムと院生の口頭発表を聞く.
大盛カレーと徒歩の疲れで午後は眠くなるかと心配したが,岡大の建物は全部寒いのでバッチリ目が開いたままでした.

さすがに帰りは徒歩ではなく,シャトルに乗って帰りました.
岡山市内って,かなり渋滞がひどいデス.








醤油ラーメン@源八(岡山)

2010年03月28日 23時20分50秒 | 北陸ラーメン大学
いつものように居酒屋での後は,ラボのメンバーでラーメンツアー
と,言っても,うちのラボの今年の年会参加者は教室のスタッフ3名とM1が1名しかいない.
たったの総勢4名.
例年と比べて人数が少なく,ちょっと寂しい.

岡山駅の前に高島屋のデパートがある.
その大きな建物の脇に,影に隠れるような細い路地がある.
そこに「源八」というラーメン屋を発見.
こんな目立たない場所でひっそり店を構えるのだから,よほど味に自信があるに違いない.
店の表に自家製の麺に関するうんちくも掲げてあるし・・・.
隠れた名店を探り当てたかも?
と,勝手に思い込み,店の暖簾をくぐった.

         

店に入るなり,奥の方から「あれぇ~?」と叫ぶ声が聞こえた.
一体何事かと思った.
叫び声がした方を見ると,金沢にある薬学部の薬造のメンバーたちがラーメンを食べている.
げげ~っ,こんなところで金大の連中と遭遇するとは・・・.
ここは岡山の隠れた名店だと思ったのに・・・.

でも,よく考えると,ここ2~3日は岡山市内に日本全国の薬学関係者が集まっているのだ.
岡山もそれほど大きな町ではないので,金沢にいる時よりも金大のグループとばったり会う確率は高いのだ.

今日は日曜日なので,ふつうのビジネスマンはだいたいお休み.
そんな日にスーツ来て数人で岡山市内をウロウロしている連中は,ほとんどが薬学関係者に違いない.
ポスターの筒や機器展の袋を持っているヤツらは絶対そうだ.
中には,学会の名札をぶら下げたまま岡山市内を観光している関係者もいる.

と言っても,関係者たちはみんな,普段,昼夜を問わずラボで一生懸命働いている連中なので,たまに息抜きしてもチクったりしないでください.
このblogを読んで,関係者は学会中にふらふらと散歩ばかりする税金泥棒だ!なんて思ってはいけません.

話をラーメンに戻すと「源八」の醤油は本物にこだわっているらしい.
“備前焼の大窯で,こだわりの素材を音楽を聞かせながら本醸造した醤油”を使っているらしい.

          



“音楽を聞かせながら”ということに,どれほど意味があるのか首をひねる.
たぶん,音を出すと空気が振動し,音波の振動が醸造中の醤油の液体の奥まで振動させるような効果を生み,液体の表面も内部も均一に醸造が進む(?)ということかも知れない.

だとしたら,ショパンよりもストラビンスキーを醤油に聞かせた方がいいかも?
いや,クラシック音楽よりも,もっとハードなヘビ・メタをガンガン鳴らす方が効果的かも?
音波じゃなくて,超音波やマイクロ波のほうが,もっと効果的?

それはさておき,このラーメンのスープはとてもすっきり.
脂分が少ない鶏ガラ系の薄い醤油スープ.
生姜などの香味野菜の香りが醤油の風味とマッチして,甘さや芳醇な香りを醸し出している.

          

自家製の麺は,ストレートの細麺.
水分が多くツルツルしているが,腰がしっかりしていて良好な食感.
麺は活きているらしい.
確かに,シャキシャキして活きがいいかも?

          

チャーシューは赤身と白身が程良く混ざった肉.
しっかりと煮込まれているが,箸でつまむと崩れるタイプではない.

味玉の黄身は固茹での玉子.
でも,タレに漬けこんであり,白身にはタレの褐色がしみ込んでいた.
玉子の味は薄味.

          

刻みネギがマイルド.
たくさん入っているが,それほど刺激的ではない.

飲み屋帰りの一杯として,ちょうどいいラーメンでした.



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中華そば@富士屋(岡山)

2010年03月28日 20時50分21秒 | 北陸ラーメン大学
岡山の年会1日目.
学会会場のひとつである岡山大学までは,駅西のコンベンションセンターからシャトルバスが出ている.
朝,そのシャトルに乗ろうとしたが,乗車待ちの行列がものすごく長い.
何だかんだで,30分近く列に並んでバスを待っていたかも?

宿泊している駅西のホテルから徒歩で15分くらいで行けるらしいが,岡山市内の道が分からない.
だから,1日目の朝だけは根性で行列に並んでバスに乗る.
でも,待ち時間ながくてかなりウンザリした.

ところで,駅西の宿泊先のホテルから数ブロック歩くと,アーケードがかかった商店街がある.
とても鄙びた商店街で,寂しい風が吹いているようなアーケード街.
駅ビルの賑わいとは対照的.
そんな商店街の近くに「富士屋」という中華そば屋があった.

          

創業昭和25年という老舗のお店らしい.
最近,リニューアルしたようで,お店にはたくさんのお花などが並んでいた.
リニューアル特別価格で550円の中華そばを食べた.

          

口径が大きくて浅いラーメンどんぶり.
その丼にあふれる程なみなみとスープが入っている.
麺もチャーシューもすべてスープの底に沈んでいる.

薄い醤油色のスープにはうっすらだけど,みっしりと脂の層が浮いている.

          


結構な量だと思う.
味は強烈な豚の味.
見た目は醤油だが,味は豚骨スープのように濃い.
これに脂がのって大量にあるので,いつまでもスープは熱くて冷めない.
スープはドロドロしていないが,味が濃厚なので,かなりズシンとくるような重みがある.

麺は細麺のストレート.
加水率が低く,小麦の香りが感じられるようなしっかりした麺.
固茹でなので多少粉っぽい気もするが,腰も強く歯ごたえ良好.
素晴らしい細麺だと思う.

チャーシューは赤身オンリー.
余分な脂身は一切ない.
とてもひきしまった食感.
味は甘い.

カウンターの目の前で,ものすごい大きな鍋でチャーシューを煮込んでいた.
煮込む時の肉と醤油の香りが店いっぱいに広がっていた.

夕方,シャトルが混む前に駅西に戻り「富士屋」でラーメンを食べた.
周辺を散策した限りでは,岡山は意外とラーメン屋の数は多い街かもしれない.



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