スペイン語で「美しい丘」という意味のLoma Linda.
ゆるやかな丘に広がるLoma Linda Universityのキャンパスは、その名のとおり、まぶしく輝くような明るさと気品に満ち溢れていた。
First Penguinたちは、全米で最新の医療を提供しているLoma Linda Universityの薬学部と附属病院を見学させていただいた。
ちなみに、スペースシャトルの宇宙飛行士たちが地球に戻ってきた後に、健康チェックを受ける病院がココ。
(↑エドさん談)
まず、Director of clinical pharm. のHamada先生から、アメリカの薬学教育システムの概略についてお話があった。
アメリカでは、4年のundergraduateの上に、Pharm. D.の4年があり、薬学部教育は合計8年が必要。
その上に、1年または2年間のレジデンシーがある。
レジデンシーの1年目は、病院や薬局での実務実習。
2年目は、心臓、ガン、小児科などの専門分野について実務実習の経験を積む。
アメリカ全国で、現在、2000のレジデンシー・プログラムがあり、そのうちLoma Linda大薬学部は16のプログラムがある。
これは、全米でトップ。
レジデンシープログラムは狭き門で、競争が激しい。
Pharm. D.教育は、実務実習に重点を置いているのがアメリカの薬学部の特徴。
1年生で5ケ月160時間をCVSやWelgreenなどの地域の薬局で実務実習。
1年目から実務実習を行うことは、日本の薬学教育では考えられない。
2年目は80時間の病院実習。
3年目は80時間の臨床実習。
4年目になると、6週づつ、6つの科で専門的な実習を行い、合計36週の実習がある。
このような厳しいカリキュラムで鍛えられる薬剤師は、その収入も高い。
薬剤師は、全米の高校生がつきたい職業の上位に位置する憧れの職業。
そのため、Loma Linda大薬学部の入試は厳しく、800~1000名の志願者に対し、入学が許可されるのは80名。
その75%が女性らしい。
薬学生の女性の比率は、日本よりもアメリカのほうが、ちょっと高いかも?
アメリカの薬剤師免許の試験は2つある。
全国テストと州のテスト。
全国テストは250問で、そのうち30問が当てはまる正解をすべて選ぶSelect all形式の問題。
これは、かなりキツイと思います。
この全国テストに加えて、カリフォルニア州の薬事法に関する90問の州テスト。
別の州で薬剤師として働くには、必ずこの州テストに合格する必要がある。
Loma Linda大の附属病院では、100人の薬剤師がいる。
テクニシャン、事務員、秘書などを加えた総スタッフ数は250名。
さすが全米で最高の医療を提供する病院だけあって、規模が日本の病院とケタ違い。
院外処方を扱う薬剤部と院内処方を扱う薬剤部は完全に分離している。
75~80%は院内処方で、この比率は全米一。
その全米一の病院の薬剤部を見せていただきました。
錠剤の自動調剤機です。
薬剤師の仕事はコンピューターにデータを打ち込み、機械が調剤した薬に間違いがないか、チェックすること。
注射薬のオーダーシステムも自動。
人間の手を必要としません。
機械ができない調剤業務は、テクニシャンが行います。
薬剤師の仕事は、テクニシャンが調剤した薬を監査すること。
ちなみに、テクニシャンは2年間のテク・スクール。
0.5~1年間の実務実習が必要です。
温度管理が厳しい薬剤も厳重な温度管理のもと、ストックされています。
万が一、停電になった場合は、自家発電に切り替わります。
電子カルテも薬剤師、看護師などすべての医療スタッフがアクセスできます。
面白いことに、Drug Informationに関しては、アメリカより日本のほうが普及しているようで、とても意外。
学生さんから、数多くのつっこみの質問が出て、Hamada先生もタジタジ。
Hamada先生のお爺さんは広島出身。
自分の名前の由来を知りたいので、Hamadaを漢字で書いてほしいとリクエスト。
学生さんがホワイトボードに書いた「浜田」の文字を撮影していました。
ちょっとお茶目。
とてもプロ意識が高く、かつフランクな先生。
いろいろと詳しく教えていただき、貴重な見学時間を過ごすことができました。
Loma Linda Universityの美しいキャンパスで記念撮影。
全米一の小児科を持つLLU病院。
長期入院の子供の家族が滞在できるRonald MacDonald Houseの前には、病気の子供を笑顔にするピエロが座っていた。
Keeping families with sick children close to each other。
このピエロにこめられた意味を知った時、奉仕する愛に満ちたLoma Linda Universityが、よりいっそう美しく輝いて見えました。
ゆるやかな丘に広がるLoma Linda Universityのキャンパスは、その名のとおり、まぶしく輝くような明るさと気品に満ち溢れていた。
First Penguinたちは、全米で最新の医療を提供しているLoma Linda Universityの薬学部と附属病院を見学させていただいた。
ちなみに、スペースシャトルの宇宙飛行士たちが地球に戻ってきた後に、健康チェックを受ける病院がココ。
(↑エドさん談)
まず、Director of clinical pharm. のHamada先生から、アメリカの薬学教育システムの概略についてお話があった。
アメリカでは、4年のundergraduateの上に、Pharm. D.の4年があり、薬学部教育は合計8年が必要。
その上に、1年または2年間のレジデンシーがある。
レジデンシーの1年目は、病院や薬局での実務実習。
2年目は、心臓、ガン、小児科などの専門分野について実務実習の経験を積む。
アメリカ全国で、現在、2000のレジデンシー・プログラムがあり、そのうちLoma Linda大薬学部は16のプログラムがある。
これは、全米でトップ。
レジデンシープログラムは狭き門で、競争が激しい。
Pharm. D.教育は、実務実習に重点を置いているのがアメリカの薬学部の特徴。
1年生で5ケ月160時間をCVSやWelgreenなどの地域の薬局で実務実習。
1年目から実務実習を行うことは、日本の薬学教育では考えられない。
2年目は80時間の病院実習。
3年目は80時間の臨床実習。
4年目になると、6週づつ、6つの科で専門的な実習を行い、合計36週の実習がある。
このような厳しいカリキュラムで鍛えられる薬剤師は、その収入も高い。
薬剤師は、全米の高校生がつきたい職業の上位に位置する憧れの職業。
そのため、Loma Linda大薬学部の入試は厳しく、800~1000名の志願者に対し、入学が許可されるのは80名。
その75%が女性らしい。
薬学生の女性の比率は、日本よりもアメリカのほうが、ちょっと高いかも?
アメリカの薬剤師免許の試験は2つある。
全国テストと州のテスト。
全国テストは250問で、そのうち30問が当てはまる正解をすべて選ぶSelect all形式の問題。
これは、かなりキツイと思います。
この全国テストに加えて、カリフォルニア州の薬事法に関する90問の州テスト。
別の州で薬剤師として働くには、必ずこの州テストに合格する必要がある。
Loma Linda大の附属病院では、100人の薬剤師がいる。
テクニシャン、事務員、秘書などを加えた総スタッフ数は250名。
さすが全米で最高の医療を提供する病院だけあって、規模が日本の病院とケタ違い。
院外処方を扱う薬剤部と院内処方を扱う薬剤部は完全に分離している。
75~80%は院内処方で、この比率は全米一。
その全米一の病院の薬剤部を見せていただきました。
錠剤の自動調剤機です。
薬剤師の仕事はコンピューターにデータを打ち込み、機械が調剤した薬に間違いがないか、チェックすること。
注射薬のオーダーシステムも自動。
人間の手を必要としません。
機械ができない調剤業務は、テクニシャンが行います。
薬剤師の仕事は、テクニシャンが調剤した薬を監査すること。
ちなみに、テクニシャンは2年間のテク・スクール。
0.5~1年間の実務実習が必要です。
温度管理が厳しい薬剤も厳重な温度管理のもと、ストックされています。
万が一、停電になった場合は、自家発電に切り替わります。
電子カルテも薬剤師、看護師などすべての医療スタッフがアクセスできます。
面白いことに、Drug Informationに関しては、アメリカより日本のほうが普及しているようで、とても意外。
学生さんから、数多くのつっこみの質問が出て、Hamada先生もタジタジ。
Hamada先生のお爺さんは広島出身。
自分の名前の由来を知りたいので、Hamadaを漢字で書いてほしいとリクエスト。
学生さんがホワイトボードに書いた「浜田」の文字を撮影していました。
ちょっとお茶目。
とてもプロ意識が高く、かつフランクな先生。
いろいろと詳しく教えていただき、貴重な見学時間を過ごすことができました。
Loma Linda Universityの美しいキャンパスで記念撮影。
全米一の小児科を持つLLU病院。
長期入院の子供の家族が滞在できるRonald MacDonald Houseの前には、病気の子供を笑顔にするピエロが座っていた。
Keeping families with sick children close to each other。
このピエロにこめられた意味を知った時、奉仕する愛に満ちたLoma Linda Universityが、よりいっそう美しく輝いて見えました。
アメリカの薬剤師がすごいのか?
チーム医療の役割の違いですかねぇ???