ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

郷土コース@長八(金沢駅前店)

2018年12月23日 23時57分30秒 | B級グルメ
2018年もあと1週間ほど.
毎日バタバタしているうちに,あっと言う間に1年が過ぎ去ってしまいました.

特に今年は9月から今日まで,のんびりできる間もなく一瞬だったような気が・・・.
その割には,痩せないのが不思議?
(↑ラーメンの食べ過ぎでしょう.)

久々に加賀料理のコース.
駅前の「長八」へ行ってきました.



【前 菜】金時草の酢の物・蛍烏賊の沖漬け・ごり佃煮

金時草は伝統的な加賀野菜のひとつ.
東南アジアが原産とされるキク科の多年草.
葉の色に特徴があり,表面が濃い緑色に対し,裏は鮮やかな紫色.
この葉の裏の色が金時(キントキ)芋の色によく似ていることから,加賀地方では金時草と呼ばれるようになったとか?

ゆでると独特のぬめりがでて,とろりととろけるような不思議な食感.
この食感は金沢ならでは.

蛍イカはfirefly squids.
生物発光するイカで,これが本当のOLES(organic light emitting squids).
醤油とみりんの沖漬けは,ビールとぴったり.

金沢の郷土料理には欠かせない小魚「ゴリ」.
ゴリの佃煮は金沢の名産品のひとつ.



【造 り】がんど・梶木・甘海老

がんどとは,ブリの子供.
北陸では「コゾクラ(ツバイソ)→フクラギ→ガンド→ブリ」と成長につれて名前が変わる出世魚.
ブリほど脂がのっていなく,あっさりした白身.



【煮 物】加賀治部煮

鴨肉,車麸,里芋,しいたけなどの加賀名物を甘い醤油味のとろみをつけた汁で煮込んだ椀料理.
甘く煮こまれた具材にわさびの辛さがアクセントとなり,とろみに包まれたやわらかな鴨肉や野菜が楽しめる一品料理.

治部煮の歴史は,江戸時代までさかのぼる.
当時は今のような高級料理という位置づけではなく,武家から庶民に至るまで幅広く親しまれる料理だったという.

金沢を訪れた際には,ぜひ食べてみるべき一品.



【揚 物】加賀野菜の天婦羅

天ぷらのネタは分からず.
何だったのだろう?



【蒸 物】加賀蓮根のはす蒸し

蓮蒸しとはれんこんをすりおろして固めてから蒸し,あんをかけた料理.
加賀れんこんは「餅れんこん」との異名を持つほど粘り気がとても強い.
そのため,つなぎとして卵や片栗粉を使わず,すりおろした加賀れんこんだけでまとめることができる.
蒸すことにより,デンプンが糊化し粘り気が増し,餅を思わせる食感.
旨いッス!




【焼 物】能登牛の炙り焼き

ラーメンのチャーシューなみのサイズ.
パクッと食べたら終わってしまう.
やわらかで美味しいので,ガッツリ食べたいところ.



【食 事】のど黒・がんど・甘海老・梅貝・かに身

北陸の海の幸のお寿司.




【食事】サラダ巻き寿し

追加でサラダ巻き.



【おまけ】春巻き

イクラがのった生春巻き.
和食風にアレンジしてあります.
一口でパクリ.




【麺】そうめん

和風のお出汁の旨味が体にしみます.



【甘 味】西瓜とシャインマスカットのコアントロージュレ掛け



地元料理の味を満喫.

まだ年賀状の準備も終わっていないし・・・.
2018年は,最後の最後までバタバタですなぁ~.