ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

祝・室内管弦楽団が復活!

2017年09月26日 17時54分06秒 | 室内管弦楽団
祝・室内管弦楽団が復活.
部員がいなくて休部中だった室内管弦楽団に学生さんがやってきました.

今日の夕方に1年生が3人.
突然,ラボにやってきて,管弦楽団やりたいです,と言ってきました.
Vn.の経験者1名と初心者2名.
あと,2人ほど入部したいらしい.

今年度はもう部活の予算はつかないけれど,すでに部室を使ってVn.の練習を自主的にやっているらしい.
素晴らしい!

来年の学園祭で,ちょっとした演奏会を開催できればいいですねぇ~.
期待しています.

石川療育センター交流会2015

2015年06月15日 20時44分33秒 | 室内管弦楽団
6月14日(日)に石川療育センターと室内管弦楽団の交流会が行われました.
この交流会は,これまでの室内管弦楽団の恒例行事のひとつ.

しかし,今年の室内管弦楽団は,活動の中心となる2,3年生がいない.
長年続いた交流会を継続できるかどうか?
何とか交流会を続けたいという室管OB,OG有志の協力を得て,チェロ3重奏を特別に編成.
日曜日の午前中にセンターを訪問し,つたない演奏でしたが,披露してきました.

学生さんの団員がいないので,チェロの演奏に加えて,慣れないMC役もちょい不良ゴーシュがつとめました.
途中から,何をしゃべっているのかわからない状態.
ひぇ~,冷や汗,どっぷり.



プログラムは,

1.大きな古時計
2.パッヘルベルのカノン
3.Yesterday on Bach
4.川の流れのように
5.Klengelの無言歌

アンコール:見上げてごらん,夜の星を




3本のチェロで表現できる起伏の幅.
細かい音程やビブラート.
Tuttiで弾くオーケストラと違い,室内楽の難しさを感じました.

日曜日の午前中,チェロで騒音をまき散らし,センターのみなさまのお邪魔になっていたら?
と,思うと,この演奏会,果たして本当によかったのだろうか?と心配になったのも正直なところ.

ともあれ,この経験から教訓を得たとすれば,それは「さらにチェロの精進に励むべし」.

ご協力いただいたセンターの皆様,チェロトリオのメンバーの皆様,ありがとうございました.















雄弁にロマンを語りたい

2015年06月02日 23時38分04秒 | 室内管弦楽団
室内管弦楽団と療育センターとの交流会の練習.
あまり練習時間がとれず,本番前は今回が最後.
音楽作りというよりは,とりあえず曲を理解して慣れることを目指した練習だけで終わりそう.
ギリギリの綱渡り.
危険の匂いがいっぱい.

練習時間が短いので,集中した密度の高い練習.
集中して合わせるので,練習後は結構疲れる.
終了後にみんなでゴーゴーカレーへ.
(みんなと言っても,チェロ3名だけデス.)

3人のチェリストは,無言で黙々とカレーを食べる.
「モヤモヤさまぁ~ず2」でよくあるようなシチュエーション.
全員が一言もしゃべらず,ただひたすら食べ続ける場面.
沈黙に耐え切れず,思わず三村が「しゃべれよぉ~!」と怒鳴る.
そんな感じでした.

ゴーゴーカレーには人を黙らせる魅力があるからね?



無言を気にしない3人.
得意のレパートリーは,もちろんKlengelの「無言歌」.

作曲者のKlengelはライプツィヒで活躍したチェリスト.
門下にはフォイアマン,プリース,ピアティゴルスキー,齋藤秀雄等がいる.
ロマンチックでチェロのすばらしさを巧みに表現した数多くのチェロ作品を残した.


この「無言歌」は「4つの小品」という作品集のなかの第1曲目.
音程が決まれば,チェロアンサンブルの美しさを存分に披露できる名曲.

普段は無口な3人だけれども,チェロを弾けば雄弁にロマンを語る.
そんな演奏にしたいものデス.




たいしたことは出来ないけれど・・・

2015年05月26日 20時52分43秒 | 室内管弦楽団
室内管弦楽団には,6月の恒例行事がある.
いしかわ療育センターとの交流会.

今年は管弦楽団の新入生を受け入れる2,3年生部員が消滅.
そのため,新入生もいまのところゼロ.
部活の息の根も止まった.

長らく続いていた療育センターとの交流会も,いよいよこれまでか・・・?
と,正直思っていた.

部活が消滅しても,療育センターとの交流会の歴史や伝統を守るために,何かできないものか?
チェロパートのOB,OGにチェロアンサンブルやってみない?と声をかけてみた.

趣旨に賛同してくれたチェロパートのOB,OGがいた.
ちょい不良ゴーシュを含めた有志3名でチェロの3重奏をやることになった.

大きな古時計
パッヘルベルのカノン
川の流れのように
バッハ風イエスタデイ
クレンゲルの無言歌
見上げてごらん夜の星を

たいしたことは出来ないと分かっているけれど,それでもチェロ3本あれば何でもできる.
可能性は無限大.
そう信じて練習を開始.

気持ちだけでもいい.
たいしたことは出来ないけれど,音楽を通して届けられるものを大切にしたい.




北陸大学室内管弦楽団第22回定期演奏会@文教会館

2014年11月29日 23時33分21秒 | 室内管弦楽団
11月29日(土)に北陸大学室内管弦楽団・吹奏楽部の合同定期演奏会が行われました.
今年度は少人数で室内楽を演奏.
1st Vn,2nd Vnが2名づつ.
Vaは3名,Vc 2名,Bass 1名.
これにFl1名を加えた編成.
アンサンブルの原点にこだわった演奏を追求.



午前中からリハーサル.



これだけの人数なので,狭い部室と広いステージでは音の響きが全然違う.
ホールでの音に慣れるまで,とまどいを感じました.



でも,本番になるとみんな別人のように堂々とした音を出す.
度胸あります.

まずは,ドボルザークのユモレスク
曲自体はSuzukiメソッドの教本に出ているくらい有名で初歩的.
鉄道マニアのドボルザークが,蒸気機関車がガッタン・ゴットンと走り出すときの音をモチーフにして,この曲を書いたと言われている.
そう言われれば,そんな感じがする.
ゆったりとして,ちょっぴり哀愁を帯びた古き良き時代の鉄道の旅.
現代の社会では鉄道は高速化したので,鉄道をモチーフにした曲を作るとしたら,どんな曲になるのだろうか?

ユモレスクのチェロは平気で音がオクターブとぶ.
ピアノじゃないのだから,そんなに音が飛ぶのは勘弁して欲しい.
バイオリンさんが気持ちよく弾けるよう,音程に注意しなかがら分散和音で頑張りました.

2曲目はヘンデルの水上の音楽
この曲はヘンデルが書いたスコアは残っていなくて,パート譜のみが一部存在しているだけ.
後世のいろいろな編者がヘンデルが残したとされるパート譜をもとに,この「水上の音楽」を再現した.
この曲をバージョンの違うCDで聴くと,本当に同じ「水上の音楽」かい?と思うくらい違う曲に聴こえる.
この日演奏したのは優雅なアリア,軽快なブーレ,堂々としたホルンパイプ,華麗なフィナーレの4曲.
とくに,フィナーレは学生さんだけのソロがビシッと決まり,クールな演奏.
少人数の室内楽も楽しい.

3曲目はMozartのStrings Quartet No.4 C-dur K.157
東京芸術大学の1年生が室内楽のレッスンで弾かされる曲らしい.
シンプルで短い曲だが,技術よりも音楽性が要求される曲.
しっかりとした構成と展開の第1楽章,ラクリモーサを想わせる第2楽章,ペチャクチャとおしゃべりするように楽しい終楽章.
どの楽章にも,いかにもMozart的な要素がぎっしりと濃縮されている.
こんな曲を学生さん達と一緒に経験できるなんて,ちょい不良ゴーシュはとても幸せ者.
弾きながら涙が出るほど感動していました.

つぎに,映画「となりのトトロ」より久石譲の「風の通り道」.
これって,いかにもチェロの曲.
弦楽合奏版では,途中にチェロの聴かせどころがある.
練習ではうまくいっていて,Vnの秋子先生からも「なかなかいいんじゃない?」とお褒めの言葉をもらっていたが・・・.
本番では,ちょっと情けない風の通り道になってしまったかも・・・?
スミマセン!

最後に映画「タイタニック」よりメドレー
この曲も,苦手なオクターブ飛ぶ音の連続.
チェロは大忙しでドタバタしまくり.
何とか落ちずに最後までついていくだけで精一杯でした.

吹奏楽部もOB,OGが駆けつけ,なんだか毎年同じような顔ぶれの社会人バンドになっている雰囲気.



ちなみに,室内管弦楽団はこの演奏会を最後に,ほとんどの部員が引退.
来年度は本当に部員がいなくなるピンチの年になりそう.
OB,OGのみなさまの協力がなければ,来年度の定期演奏会はできないような状況です.