ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

ラーメン・大@一喜

2014年11月30日 15時53分09秒 | 北陸ラーメン大学
室内管弦楽団の定期演奏会の日のお昼ごはんは「一喜」でラーメン.
演奏会のホールから徒歩1分.
ことしはメンバー全員でゾロゾロと行った.



独特の茶褐色の豚骨醤油スープ.
色の割にはしつこくなく,意外とすっきりした印象.
脂分は高くなく,醤油の香りと甘みが感じられる.
動物系のダシがしっかりしているので,スープのボリューム感はたっぷり感じられる.



このお店ラーメンメニューは大と中のみ.
麺の量が1玉か1.5玉かの違い.
どちらにもチャーシューがどっさりのっている.
食べ盛りの学生さんも,満足する量.



麺は中太のストレート.
加水率が高くツルツル.
柔らかめでもっちり.
スープを含んで膨張した感じだが,これはこれで味があってよかった.



醤油の香りが店内に満ちていて,和食の煮物料理屋さんのような雰囲気のラーメン店.
金沢ラーメンの老舗の味でした.

ちなみに,「一喜」の隣の「ラスカル」が9月末で閉店になっていた.
金沢の洋食屋さんの老舗がなくなり残念デス.

にほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ








北陸大学室内管弦楽団第22回定期演奏会@文教会館

2014年11月29日 23時33分21秒 | 室内管弦楽団
11月29日(土)に北陸大学室内管弦楽団・吹奏楽部の合同定期演奏会が行われました.
今年度は少人数で室内楽を演奏.
1st Vn,2nd Vnが2名づつ.
Vaは3名,Vc 2名,Bass 1名.
これにFl1名を加えた編成.
アンサンブルの原点にこだわった演奏を追求.



午前中からリハーサル.



これだけの人数なので,狭い部室と広いステージでは音の響きが全然違う.
ホールでの音に慣れるまで,とまどいを感じました.



でも,本番になるとみんな別人のように堂々とした音を出す.
度胸あります.

まずは,ドボルザークのユモレスク
曲自体はSuzukiメソッドの教本に出ているくらい有名で初歩的.
鉄道マニアのドボルザークが,蒸気機関車がガッタン・ゴットンと走り出すときの音をモチーフにして,この曲を書いたと言われている.
そう言われれば,そんな感じがする.
ゆったりとして,ちょっぴり哀愁を帯びた古き良き時代の鉄道の旅.
現代の社会では鉄道は高速化したので,鉄道をモチーフにした曲を作るとしたら,どんな曲になるのだろうか?

ユモレスクのチェロは平気で音がオクターブとぶ.
ピアノじゃないのだから,そんなに音が飛ぶのは勘弁して欲しい.
バイオリンさんが気持ちよく弾けるよう,音程に注意しなかがら分散和音で頑張りました.

2曲目はヘンデルの水上の音楽
この曲はヘンデルが書いたスコアは残っていなくて,パート譜のみが一部存在しているだけ.
後世のいろいろな編者がヘンデルが残したとされるパート譜をもとに,この「水上の音楽」を再現した.
この曲をバージョンの違うCDで聴くと,本当に同じ「水上の音楽」かい?と思うくらい違う曲に聴こえる.
この日演奏したのは優雅なアリア,軽快なブーレ,堂々としたホルンパイプ,華麗なフィナーレの4曲.
とくに,フィナーレは学生さんだけのソロがビシッと決まり,クールな演奏.
少人数の室内楽も楽しい.

3曲目はMozartのStrings Quartet No.4 C-dur K.157
東京芸術大学の1年生が室内楽のレッスンで弾かされる曲らしい.
シンプルで短い曲だが,技術よりも音楽性が要求される曲.
しっかりとした構成と展開の第1楽章,ラクリモーサを想わせる第2楽章,ペチャクチャとおしゃべりするように楽しい終楽章.
どの楽章にも,いかにもMozart的な要素がぎっしりと濃縮されている.
こんな曲を学生さん達と一緒に経験できるなんて,ちょい不良ゴーシュはとても幸せ者.
弾きながら涙が出るほど感動していました.

つぎに,映画「となりのトトロ」より久石譲の「風の通り道」.
これって,いかにもチェロの曲.
弦楽合奏版では,途中にチェロの聴かせどころがある.
練習ではうまくいっていて,Vnの秋子先生からも「なかなかいいんじゃない?」とお褒めの言葉をもらっていたが・・・.
本番では,ちょっと情けない風の通り道になってしまったかも・・・?
スミマセン!

最後に映画「タイタニック」よりメドレー
この曲も,苦手なオクターブ飛ぶ音の連続.
チェロは大忙しでドタバタしまくり.
何とか落ちずに最後までついていくだけで精一杯でした.

吹奏楽部もOB,OGが駆けつけ,なんだか毎年同じような顔ぶれの社会人バンドになっている雰囲気.



ちなみに,室内管弦楽団はこの演奏会を最後に,ほとんどの部員が引退.
来年度は本当に部員がいなくなるピンチの年になりそう.
OB,OGのみなさまの協力がなければ,来年度の定期演奏会はできないような状況です.























PET@早期体験学習

2014年11月20日 22時45分40秒 | Weblog
1年生の早期体験学習で病院見学.
引率で一緒に行きました.

この病院では見学だけではなく,模擬処方箋を使って実際の調剤を体験させてもらえました.
まだ1年生なので,調剤と言ってもチンプンカンプン?
でも,病院側の気配りに感謝です.



この病院の目玉のひとつにPET(Positron Emission Tomogoraphy)でガン診断ができること.



院内にサイクロトロンがあり,それを使って18F-デオキシグルコース(FDG)を合成.
18F-DGの半減期は約2時間なので,PET診断を行う直前に合成して体内に入れる.
もちろん化学合成は薬剤師の仕事.
病院の中に有機化学の実験室と同じような部屋があり,そこで合成する.
その実験室も見学させていただきました.

近々PETでアルツハイマーの診断を行えるよう,現在準備中とのお話.
そのうち,お世話になるかも・・・?




ねぎめし定食・味噌ラーメン@山頭火(福井)

2014年11月17日 22時05分55秒 | 北陸ラーメン大学
福井の山頭火で「ねぎめし定食」に挑戦しました.
ねぎ好きにはたまらないメニューです.



どんぶり一面にネギの山.



シャキっと切れのいい食感とピリッと引き締まった味のネギ.
ネギ特有の辛さと甘さがバランスよく感じられます.
ちょびっと入っているカイワレの辛さはネギとは異なり,香味野菜の新鮮なうまさを引き立てます.
せっかくなので,ねぎめしをアップでどうぞ!



これにトロトロの味噌ラーメン.



ボルシチのように濃厚なとろみとアツアツのスープ.
豚骨の髄まで煮だしたような重みが感じられる.
その割には,脂分を感じさせず,味噌の深い香りがスープ全体を支配している.

チャーシューは山頭火のご自慢のトロ肉チャーシュー.
箸でつまもうとしても,ホロホロと崩れる柔らかさ.
一口ほおばれば,肉の脂の甘さがジュワッと広がりマス.
ねぎめしのネギにぴったりの相性.



麺はストレートの細麺.
いかにも旭川らしい腰の強さ.
同じ細麺でも,博多系とはまた違う独自の食感.
トロトロなスープに負けない存在感.



ねぎめしのシャッキリ感と重厚な味噌ラーメンのバランスが印象的でした.



にほんブログ村 グルメブログ ラーメンへ
にほんブログ村


人気ブログランキングへ






大野ストリングス愛好会第12回発表会@平成大野屋・平蔵

2014年11月16日 23時06分52秒 | 演奏会
今年も大野ストリングス愛好会の発表会にエキストラで参加.
大野市は越前の小京都として知られ,古風な街並みが魅力的な城下町.
その街のシンボルである大野城は,最近,天空の城として注目を集めている.
その城のふもとにある平蔵で,今年の発表会が行われました.



1曲目はMozartの弦楽四重奏曲第一番 K.80
長岡京のオーケストラでは,メンバーが四人つづに分かれてこの曲を弾き,アンサンブル力の向上に務めているらしい.
いわば,アンサンブルのエチュード.
その曲を長岡京でビオラを弾いている先生が持ってきたのです.

ちなみに,この曲はMozartが14歳の時に父親に連れられてイタリア旅行した際に,ローディーという町の宿屋で作曲し,完成はその3年後.
Mozartはこの作品の出来栄えに自信をもっていたこと,また,初めて作った弦楽四重奏曲ということで愛着を持ち,後年になっても大切にしていたそうです.
Mozartのお気に入りの曲を演奏でき,Mozartのファンとしてはとても光栄な機会でした.

2曲目もMozartの作品.
ピアノ協奏曲第24番 ハ短調 K.491より第一楽章
ベートーベンはこの曲におおいに感化され,この第24番協奏曲にそっくりのピアノ協奏曲第3番を書いている.
この曲はベートーベンのみならず,多くの人間の心を捕える力を持っている.

午前中にこの曲のリハーサルをやっていた.
その時に,平蔵を観光していた外国人観光客が偶然やってきて,しばらくこの曲を聴いていた.
とても熱心に,じーっと聴いていた.
リハーサルではあったけれど,Mozartの音楽に心を奪われていたと思う.
この曲はそういう曲だ.
聴いている人の魂を奪う力を持っている.
日本の地方の古風で小さな街でMozartを演奏していたなんて,彼らにとっては驚きだったに違いない.

ソリストは地元のピアノの先生で,かなり凝ったカデンッアを持ってきた.
ベートーベン並みに粘性の高いカデンッア.
飛び込むタイミングに苦労しました.
珍しいけれど,堂々としたゴシック建築のように風格と美しさを備えたカデンツアでした.

3曲目はバッハのピアノ協奏曲第三番 BWV1054より第一楽章
もともとはバイオリンの曲を編曲したもの.
誰もがどこかで耳にしたことがある有名な曲.
バッハがアマチュア楽団のために提供した曲と言われており,曲想も親しみやすい.
とても気持ちよく弾くことができました.

4曲目はヘンデルの合奏協奏曲第5番 Op.6-5
この日のプログラムで一番苦手な曲.
特に第3楽章は速いテンポと高い音域.
指はもつれるし,音をとりにくい.
練習不足を痛感しました.

休憩をはさんで,最後はハイドンの交響曲第87番 Hob.I-87
第一楽章はいきなりアップテンポ.
チェロは結構バタバタと動き回って忙しい.
でも,ノリがよい上に堂々とした風格が感じられる.
中間部のちょっと泣かせる転調を経て,クライマックスに向かう構成はさすがハイドン.

この曲で難しかったのは第2楽章.
リハーサルでは,2ndバイオリンの6連符と管楽器がなかなか合わない.
何度も繰り返して練習.
本番ではどうなることかとハラハラ.
奇跡的にバシッと合いました.

最終楽章の勢いもよかった.
テンポは遅めだったけれど,演奏者の気迫とエネルギーが全開.
やりきった感にあふれる演奏だったと思います.
(↑自画自賛.)

アンコールは「花は咲く」と「いつでも夢を」.
バッハやハイドンだけが音楽じゃない.
演奏に合わせて,客席のみなさまも歌を口ずさんでいただき,会場が一体になったアンコール.
ちょい不良ゴーシュはこういう場面に弱く,なぜかホロリと胸を打たれました.
感動的なアンコールでした.