ちょい不良ゴーシュの豪酒録

何年やってもビギナーチェリストの日記

W杯予選バーレーン戦

2009年03月31日 13時29分15秒 | Weblog
3月28日(土)にサッカーW杯南アフリカ大会への切符をかけたアジア地区最終予選が行われた.

その日は出張先の京都での業務が終わり,金沢へ帰る日だった.
ワンセグなどを持っていれば,外出先でもTV観戦できるので,あわてて家へ向かう必要などない.
でも,そんなの持っていないし・・・.
急げ,急げ,お家へGO!

帰宅して直ぐにTVのスイッチ・オン.

おーっ,結構いい試合展開.
岡田ジャパンは前半から試合をほぼ支配している.
相手の鋭いカウンターから,自陣のゴール前に攻め込まれることが何度かあったが,日本のディフェンスも落ち着いて対応していたので,安心して見ていられた.
0対0のまま前半終了.

ハーフ・タイムの間にサーッとシャワー浴びて出張の疲れをほぐし,後半はビール片手にのんびり観戦しようと思い,急いで入浴.
しばらくすると,TVのアナウンサーや解説者が何やら大騒ぎしている.

ガーン.
風呂に入っている間に後半が始まり,すぐに点が入ってしまった模様.
サッカーで決定的な瞬間を見逃すことほど,悔しいことはない.

素っ裸で風呂場からダッシュ.
(ダッシュするほど広い家ではないのですが・・・.)
幸い日本のゴールで,ひと安心.
繰り返しリプレイが流れたが,リアル・タイムでワクワク・ハラハラしながらゴールシーンを見逃したのは痛い.

何度も何度も日本は練習どおりの攻撃パターンを愚直に繰り返し,相手にはね返され続けていた.
そうゆう攻撃の中で,相手の守備の一瞬の乱れを突いて,達也や内田が何度か果敢にシュートを打った.

バーをたたいたり,ほんの少しゴール枠からずれていたり・・・.
惜しい!
本当にあと一歩のシュートだった.

WBCで最後の最後にイチローのヒットが優勝を決めたように,この試合でも結局,俊輔のセットプレーの1点で試合が決まった.

勝ち点3を取れたことは重要である.
内容も日本はバーレーンを圧倒していた.
欲を言えば,もう1点追加して相手をギャフンと打ちのめせればなぁ.

「我々は,まだ何も手にしていない.」
監督の一言は,自らを戒める強い意思の現れであった.





日本薬学会129年会@京都

2009年03月30日 12時02分26秒 | Weblog
3月26~28日に京都で日本薬学会の129年会が開催されました.
うちのラボからは4件の発表.

26Q-am042 秦薇薇「テトラアリールアンチモンアセテート類を用いたアゾール類のUllmann型N-アリール化反応」

26Q-am043 角沢直紀「Pd触媒下の1,5-アザスチボシンとアリル化合物とのカップリング反応」

26Q-am044 董宇強「5価有機アンチモン化合物を用いたPd触媒下のホウ素-アリール化反応」

26Q-am045 西岡元一「トリアリールビスマス類を利用した銅触媒下での非対称チオエーテル類の合成」

これらの発表は有機アンチモン,ビスマス化合物を利用した新しい反応に関するもので,重元素の性質を利用した反応を創薬研究に応用する目的で発表しました.

と言っても,生理活性物質そのものを合成研究するのではなく,有用な化合物を合成するための素反応の研究,methodologyの開発に焦点を置きます.

アンチモン,ビスマスなどの重元素は反応性が高く,重元素化合物を既存の反応に組み込めば,条件が緩和で収率が良く,簡便な操作で反応を行うことが出来ます.
無水条件や不活性ガス気流下などの特殊な条件や高い技術を必要とせず,実験の初心者でも容易に行える反応が実現できれば,医薬品などの複雑な構造を有する化合物の合成がスムーズになります.


些細な結果であろうとも,人前で説明する喜びや楽しさ(時には緊張や苦しさ)を味わうことも,研究という行為に含まれます.
発表すれば,強制的に自分のデータを客観的に見直し,ポスターやスライドに整理します.
今まで気が付かなかった問題点が浮き彫りとなり,今後の仕事の方針も明確になります.

そして,発表が終われば,ビールが待っています.

M1の2名はポスターですが,初めての発表.
のどがカラカラになったり,シャツが汗でグダグダになったり,かなり緊張していた様子です.

ビールは研究と同様,ちょっと苦い.
でも,それがビール(研究)のおいしいところ.
学会デビューのM1も,京都でおいしいビールを堪能したことでしょう.

(四条烏丸の「きんぎょ亭」が良かった.)


WA!スイーツ@ドーナツプラント金沢

2009年03月24日 12時16分42秒 | お菓子
「WA!スイーツ」がブームだ.

この「WA!」とは,輪(丸い),和(なごやか),環(つながる),話(話題)を意味しており,丸くて甘いドーナツをつまみながら「WA!」を広げることが流行っているらしい.
(ドーナツ屋さんの巧みな戦術が見事成功しましたね)


金沢でもドーナツ専門店がオープンしまくっている.
例えば,駅を歩くとドーナツプラントの「金沢限定BOX」の看板が目に着く.
店には10人ほど行列が出来ている.

          

甘いものが大好きなので,「限定BOX」というスペシャルな言葉の響きにつられて,「金沢限定BOX2」を買ってみた.

          

4種のドーナツが入った黒いシンプルなパッケージを開く瞬間は,素敵な宝石箱のフタを開く時のようでワクワクする.

          

トリプル・ヴァローナ・ チョコレート(左上)
ラズベリー(右上)
チキータ・バナナ&ピーカンナッツ(左下)
ハニー・バニラ・チョコレート(右下)

ピンク色のラズベリーには,フカフカのドーナツ生地に甘酸っぱいラズベリーシュガーが惜しげもなくコーティングされている.ベリーの風味がフレッシュで,ちょとした酸味が絶妙.

白い縞模様が入ったトリプル・ヴァローナは,チョコドーナツ生地にフランス産の上品なチョコレートがたっぷり.ふんわり,しっとりしたケーキのような食感.大人のドーナツ.

ハニー・バニラは甘くてベトベト.蜂蜜の香りが漂い,元気一杯のお子様向け.頭が痛くなるほど甘い.

チキータ・バナナ&ピーカンナッツは,ドーナツをかじるとバナナエッセンスの香りが広がる.ナッツがコーティングされているシュガーは適度に甘いが,ナッツがボロボロと剥げ落ちるので,注意しないと散らかる.

おーっと,全部単品でバラで買えるじゃん.
どこがスペシャルな「限定BOX」なの?
(この季節限定)

ドーナツを食べ過ぎると,体重計の上で「WA!」.
気をつけましょう.

大盛りチャーシュー麺@九頭龍

2009年03月23日 13時16分51秒 | 北陸ラーメン大学
ラボの院生が卒業して富山の会社に就職した.
富山で有名なラーメン屋「九頭龍」の近くにアパートが決まったらしい.
引越しを手伝ったらチャーシュー麺,ということになったので,車に荷物満載で倶利伽羅峠を超えた.

引越し先のアパートで荷物を降ろすと,ちょうどお昼過ぎ.
「九頭龍」はアパートの隣の隣くらいで,徒歩で1分もかからない.
ラーメン好きにとっては,うらやまし過ぎる近さ.
迷わずチャーシュー麺の大盛りを注文した.

大きめのラーメン丼にスープが並々と入っている.
スープがこれだけ大容量だとなかなか冷めず,ラーメンはいつまでもアツアツ.
鶏ガラをベースに野菜などを煮込んだクリアな醤油味.
見た目はあっさり系だが,なかなかコクがある.

麺は中太の縮れ麺.
ちょっと黄色っぽく,非常にモチモチした食感が特徴.
話によると,トウモロコシの粉を混ぜて製麺しているらしい.
他の店にはない,独特の麺だ.
大盛りは200円アップで2玉入り.

この店の真打は,チャーシュー.
分厚くて,トロトロのチャーシューが7枚も入っている.
口に含むと,ジュワっと甘い肉汁が広がる.
浸み込んだ醤油タレの美味しさが,肉のうまみを倍増させる.
そして,上質のトロのように舌の上でとろける.
豪華7枚入り.ペロリと完食.

ゴチでした.

          

ラ・フォル・ジュルネ金沢09ピアノマラソン@香林坊アトリオ

2009年03月22日 17時36分43秒 | 演奏会
「モーツアルト・ピアノマラソン」って?

“天才作曲家モーツアルトが生み出した数々のピアノ曲を,街のあちこちでリレー演奏する「ピアノマラソン」.
参加者を決定するオーディションの審査員には国内外で活躍するピアニストの中村紘子さん,若林顕さん,近藤嘉宏さん,菊池洋子さんがつとめた.
LFJ金沢アーティスティック・プロデューサーの井上道義さんもオブザーバーで参加.
音楽の楽しさを知り尽くした皆さんが選んだピアニストは94名.
3月1日から5月4日のラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭最終日までモーツアルトの美しいメロディーが街に響きます.”

と,プログラムには書いてあります.

3月22日(日)の14時からの公演(@香林坊アトリオ)を聴きました.

        

まず,小学1,2年生部からスタート.
モーツアルト自身は3才からおもちゃ代わりに姉のナンネルとピアノを弾いていました.
子供の頃のスケッチも残っています.
北陸の「ちびっ子モーツアルト」たちが目一杯着飾って,幼年時代のモーツアルトの曲を弾きました.

「アレグロ・ヘ長調K.1c」を弾いた柳原奈侑さんは純白のドレス.
「メヌエット・ト長調K.1」を弾いた中山瑛衣さんは真っ赤のドレス.

かわいらしい曲を楽しそうに弾いていたのが印象的.
ナビゲーターのお姉さんから,「強弱がついていて,とても上手でした.」とほめられ,2人ともくしゃくしゃの笑顔でした.

次に,小学4年生の出口朝菜さんによる「きらきら星による12の変奏曲・ハ長調K.265」.
小学4年生にもなると,かなり本格的で堂々とした演奏.
この曲は「のだめ・ヨーロッパ編」でも登場します.
やはりそれを意識して弾いていたと,演奏後のインタビューで答えていました.
ピアノやっている子供たちにとって,「のだめ」の与えるインパクトは相当ですね.
純粋で素直で打算のない「のだめ」の音楽は,モーツアルトそのもの.

最後に,ナビゲーター役を務めた酒井珠江さんによる「ソナタ第13番 変ロ長調 K.333」.
余分な贅肉や感情を押さえたシンプルなタッチで,明るさの中に時々かげりを見せるいかにもモーツアルト的な音楽でした.
ちなみに,この曲大好きです.
本当に,やすらかで癒されます.

        

3月のピアノ・マラソンは今日で終わりですが,4月以降にまだ20回の演奏が予定されています.
プロの演奏家のみならず市民が参加して音楽祭を盛り上げる試みは,昨年は行われませんでした.
ピアノ・マラソンはラ・フォル・ジュルネの宣伝としての効果はもちろん重要ですが,気軽に音楽を聴くだけではなく,演奏して発表する楽しみをアマチュアの市民に開放してくれた意義はとても大きいと思います.

何と言っても,今年の主役はモーツアルトなので,「アマでぇーす(AMADEUS)」が大活躍するでしょう?