今日は1日大学生気分＠高文連・春の実験実習セミナー

5月31日（金）に高校生たち約200名が北陸大・薬に集合．
彼らは石川県高文連理科部に所属する理科系クラブの部員達．
高校の理系クラブには，化学部，生物部，物理部，天文部などがあるらしい．
一般的な風潮として，いまどきの高校生は理系離れと言われているが，一部の理系マニアは多彩な活動をやっているな，という印象．

この高文連理科部のみなさんは，金沢大，金沢工業大，北陸大など石川県内の大学や動物園，水族館などの自然科学系の施設を毎年順番に訪問し，見学や体験学習を行なっている．
そういうわけで，5年に一度くらい，大勢の高校生たちがうちの大学を訪れて体験学習を行っている．
高校生たちは，今日1日だけは大学生気分で薬学部の施設を使って実習を体験できるのデス．



ちなみに，5年前は150名程度の高校生が体験実習で北陸大を訪れた．
今回は200名．
5年前に比べて，薬学部人気が高まっているな．
いいことだ．

実際のところ，模擬講義や見学だけならば，200名の生徒が訪問しても受け入れにはそれほど問題はない．
でも，実習を体験するとなると，実習スペースや施設が限られているので，大人数の受け入れは大仕事．

この日は200名の高校生を40人づつ5グループに分けて模擬実習を行なった．
学生募集のパンフレットでうたっている「日本一大きな実習棟」がフル稼働．
ものすごい活気．

Aグループは物理化学系で「金属錯体の色と反応」というテーマで，金属の定性試験に応用されている遷移金属錯体の色を見る実験．
Bグループは生化学系で「生命の設計図を取りだそう」というテーマで，細胞からDNAを抽出する実験．
Cグループは天然物化学系で「生薬の成分を調べる」というタイトル．植物を溶媒で抽出してGCで成分を調べた？お茶がどうのこうの言っていたので，お茶の葉を水で抽出してクロマトでもかけた？（詳細は不明．）
Dグループは「解熱剤から湿布薬を創る」というタイトルで，アセチルサリチル酸を加水分解後，エステル化してサリチル酸メチルへ誘導する化学実験．
Eグループは臨床薬学系で「薬剤師体験」．薬学部生の実務実習で使っている設備を使った調剤の実習．



実習棟のどの部屋もてんやわんやで，実習棟を巡回した学部長も「今日はどの実験室も大変だなぁ～！」と言っていた．
高校生に実験でケガさせないように気を使うし，時間内に実験が終わるようにペース配分に気をつかうし，クタクタ．



一人でも多くの高校生が理系分野の仕事に興味をもち，これからの日本の科学技術を支える力になってくれれば，このクタクタも報われるっつぅもんよ．
今日は本当にみなさんお疲れサマでした．

ラーメン小＠池田屋

この日，夕方から始まった会議が延々と続いた．
3時間ちかく．
こんなに長い時間会議が続くと集中力が持たない．
後半は，もうどうでもいいや！って感じになる．
もう終わりかと思ったら，次々としゃべる人がいてウンザリ．
なかなか終わらん会議だったな．

こういう不毛の時間を過ごした後は，やけ食いでしょう．
ガッツリ食べてウサを晴らす．

と言うわけで，久々に工大近くの二郎系のお店「池田屋」へ行ってきました．



ラーメンの「小」のボタンを押したのですが山盛りの野菜と肉．



特にチャーシューと言うか，肉の塊がとても立派．
ボリュームが迫力満点だけではなく，豚の塊がホロホロになるまでしっかりと煮込まれている．
味も食感も最高です．



こういう山盛りラーメンを完食するには，満腹中枢がオンになる前に胃袋へ流し込む．
わき目もふらずにガツガツ食べる．
これしかないッス．

この日の一杯は，スープの塩分が非常に濃かった．
あまりにも塩っぱいので，動物系のワイルドな風味をじっくり味わうことができないくらい．

それにしても，工大生たちは「小」ではなく「中」とか「大」を平気でペロリと平らげている．
あっぱれです．

ちなみに，池田屋でラーメンを食べたあとは，あまりにも満腹すぎて何もやる気が起こらねぇ～．
やけ食いした後は，何かずーっとボーッとしていました．


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Mozartのピアノ協奏曲第25番の楽譜が配布された

5月26日（日）に弦楽アンサンブルの練習で大野へ行く．
この日の練習では，Mozartのピアノ協奏曲第25番のパート譜が配られた．
机の上に並べられた楽譜を1枚づつとっていく．
楽譜のページ数が多く，ボリュームたっぷり．



弦だけで第一楽章をザーッと合わてみる．
ハ長調の堂々とした響き．
予想外に長くて疲れた．
いろいろな意味でスケールが大きいコンチェルト．

チャレンジに値するいい曲だと思いマス．

その愛は毒＠ポワゾン

乳ガンの予防的手術で話題のアンジェリーナ・ジョリー．
乳房切除を迫られている女性に勇気と希望を与えている．
そんなアンジーの映画「ポワゾン」を見た．



映画の冒頭でアンジーが演じるジュリアが獄中で回想しながら，こうつぶやく．

「そう，これはlove storyとは言えないけれど，愛に関する物語よ．
愛は人生を癒すこともできれば，壊すこともできる．」

文通だけで決めた結婚相手を待っていたら，現れたのは写真と別人の美女．
結婚生活もつかの間，男の財産は美女に持ち逃げされる．
未練たっぷりの男は女を追う．
たとえ彼女が結婚詐欺の悪い女と分かっていても・・・．

そんな筋書きの原作をヒッチコック流の硬質なサスペンスに仕立てたのが，トリュフォーの『暗くなるまでこの恋を』．
そのリメイクが『ポワゾン』．

「愛に負けた者はその代償を払い，愛を恐れる者はそこから逃げ出す．
愛を信じず，愛を受け入れないから・・・．」

何とも不思議でミステリアスな言葉．
あふれ出るような誘惑と危険で甘い官能．
アンジーの切除前の乳房もバッチリ！
（↑これを見たくて，この映画を選んだわけでは決してありませぬ？）
欲望と裏切り，駆け引きが続くサスペンス．

この映画の山場．
男に差し出されたコーヒーには，彼女が盛った毒が入っている．
さて，男はどうする？

「彼女を最初に見た時から彼女を愛していた．
どんな代償を払ってでも決して愛から逃れてはいけない．」

そして，カップに手を伸ばし，男は女にこう言った．

「まぬけ？いいえ．それじゃ，これも笑うがいい．」

男は毒と分かっていながらコーヒーを飲み干した．
彼女への愛をつらぬくために・・・．

毒に倒れる男を必死に介護する女．
女は男をだますつもりだったはず．
その心は愛情へと変わっていた．

獄中のシーンに戻る．
結婚詐欺と男を毒殺した刑でジュリアは死刑の執行を目前に控えていた．
ジュリアは最期の懺悔に訪れた神父にこう尋ねた．

ジュリア：「神の許しを信じる者．神はその人の魂を救ってくれる？たとえ私のような女でも？」
神父：「もちろん．」
ジュリア：「それじゃ，天国であの人を会える？そうでしょう？」

これで終わらないところが，この映画の憎いところ．
あとは映画を見てのお楽しみデス．

らーめん＠でんにょも（小松）

こまフィルのサマコンまで1ケ月を切っている．
ここでアンダーソンの曲が2曲追加．

Waltzing Cat
Blue Tango

この2曲は室内管弦楽団でやったことがある．
でも，ほとんど忘れている．
練習の日にパート譜が配布されたけれど，「う～む？」とうなりながら譜面にらんでいるうちに合奏の練習が終わった．
やれやれ．

練習の後は，お決まりの夜食．
小松の「でんにょも」でラーメン．



ザ・漢（おとこ）ラーメンというメニューが面白そうだ．
濃い味のラーメンらしい．

でも，普通に豚骨しょうゆ味のラーメンにした．
この店の普通のラーメンは，なかなかお気に入りの味なのデス．



スープは純動物系の豚骨味．
深い味わいとコクがある．
それでいて，あまりしつこくない．



白ゴマと背脂がちょぼっと浮いている．
多くもなく少なくもないところが絶妙．

チャーシューはトロトロ．
お口の中に，豚の甘みがジュワーっと広がる．
厚味もあってボリュームも満足できる．
そして，何と言っても「うずらの玉子」がいい．
「でんにょも」のラーメンにぴったりのトッピング．



麺は中太のストレート．
しっかりした歯ごたえの麺．
加水分が低く，小麦の風味が感じられるような麺．
シャキシャキのモヤシと合わせて麺を食べるのがいい．



小松から金沢までの帰り道は，初夏の夜のドライブ．
この時期の夜の匂いは，たまらなく心地よいのデス．


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