The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1993 ポマール 1er Cru ミッシェル・ゴーヌー

2014-08-09 05:13:41 | ワイン
『レフェルヴェソンス』特集も昨晩の書き込みが最後になりまして、
だいぶ書き残していたその後のワインについても、ソロソロはじめようと思う・・・

まずは『カズクン』盛岡を離れる前の日に、
『アル・フォルノ』のシカちゃんの計らいで、
やっと会えることができたのですが、
その日の夜に、なぜかこのワインを開けたんですね・・・

シカちゃんから連絡があったのは、夕刻7時にK子さんと待ち合わせがあった大通り、
少し早く着いたよな!てことで、城址公園の二の丸から夕日を眺めていた時でした。



ワタクシは急遽『ダコッタ』へ向かって、彼と会うことができた。
で、その時はセピアのハナシはしなかったけれど、極力これからのハナシをして、
とにかく体を直すために生まれ育ったところへ帰ることに、エールを送ったわけだ・・・

で、その時はセピアじゃあなくても、家に帰って一風呂浴びて、
寝酒の段になったら、心はセピアなんですね・・・

『二丁目飯店』で死ぬほど飲んだ、『ミッシェル・ゴーヌー』に手がかかるのに、
それほど時間はかからなかった!

『1993年』ものの『ポマール プルミエ』!
濃厚なクリムゾンからガーネットのグラデーションは美しく、
奇しくもその縁取りはセピア色だ・・・



とっぷりとした大地を感じる酒躯も、しっかりと溶け込み、
土の香気と妖しげな色気とが混ざり合い、
一口それをすするたびに、あの20数年前にこの液体が戻してくれた!

ワインの効用と言っちゃあオシマイだけど、
ジブンにとっては、やはりワインは思い出を惹起させてくれる飲み物なんですわ・・・

そんな飲み物があるってことに、ありがとうと言いたい気分・・・
そして、そんなセピアな夜もあったわけだ!