The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2010 ニュイ・サン・ジョルジュ レ・ヴォークラン ベルトラン・アンブロワーズ

2014-08-23 23:04:57 | ワイン
とにかく、偉大とまでは言わないまでも、ブルゴーニュらしい素晴らしいワインだとは言える!

大上段に構えた、芝居がかった今時のブルゴーニュよりも、
このくらいの凝縮性で、エレガンスを湛え、香りが芳しいブルゴーニュを欲している!

もしそうゆう御仁がいたならば、オレにすぐさま教えてくれ!
そうすれば、オレは即座に答えるだろう『アンブロワーズ』と・・・

などと、オレこそ芝居がかったりしちゃってますが、
何しろ久しぶりの『アンブロワーズ』に惚れてしまった♪
実に旨い!



地所はニュイ・サン・ジョルジュのかの『レ・サンジョルジュ』の山側にあたる、
実に素晴らしい立地条件でして、アンブロワーズときたら、
この地所以上のポテンシャルを、事も無げにこのワインに詰め込んでしまった!

まあ飲んでしまったから、しょうがないけれど、このワインは5年以上は放置すべき!
待って恐らく色気が出てくるんだろうと思う・・・

とにかくこの造り手、待つより、ソコソコで飲んでしまうことが多いので、
気をつけてみようと思う・・・

コストが抑えられている、数少ないブルゴーニュの一つなので、大事にしようよ。

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10’ニュイ・サン・ジョルジュ村名でこの値段↓

2012 プティ・マンサン ココファーム・ワイナリー

2014-08-21 22:36:40 | ワイン
このワインは30数年ぶりにご対面の同窓生と一緒に飲んだ。
飲んだ瞬間に、なぜにこの品種を使ったワイン造りが、広がらなかったのか?と思った!

それだけ、ニッポンワインとして完成されており、実に上手くいっている。



聞くところに寄れば、フランスは西南地方のピレネー山脈よりが原産地とのこと。
アペラシオンでいえば、ジュランソンやヴァシュラン・デュ・ヴィク・ピルなどなんですね!

葡萄は酸味を残しつつ、凝縮性をも確保出来るらしい!

実際飲んでみて思うのは、極めてアロマティックで、果実のバランスがイイ!
白桃、ミネラル、花梨、にシナモン様の香辛料のアクセント・・・
見事な酸味に、甘いエキスがトロリとお出迎え♪

『想いざK』さんの料理といただいたが、このワインはマリアージュ抜きで、コレだけでもイケル!

もし見つけたら、押さえるべし!
もしあればの話ではあるけども・・・

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ここにあった!

盆休飲みに飲んだりで、一休みですか・・・

2014-08-19 23:12:30 | ワイン
11日間連続の書き込みでした!
いや今日を入れれば、12日間つうことになりますかな・・・

さすがに『レフェルヴェソンス特集』があったにせよ、
盆休の前後2週間は、いかに充実したワインライフだったということだ!

入れ替わり立ち代りで帰ってくる二男二女がまた、飲むのは全てワインと来る!
盆休前に買い込んだビールは、ほとんど手付かずと来たもんだ。

まあ『12’プティ・マンサン ココファームワイナリー』や、
『NV シャンパーニュ ランソンブリュット・ロゼ』や、
『08’バルバレスコ フォンタナフレッダ』などのお題目もあるわけですが、
ココで少し一休みとしましょうか♪



9月4日(木)はパパジイで、その後『モリオカ・ワイン・サンプリング・クラブ』やら、
『オテル・ド・ヤマダ フォー・シーズンズ』も企画中です。

ということで、皆様ご油断なきように・・・

ではでは!

2010 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ヴォークラン ダニエル・リオン

2014-08-18 22:28:50 | ワイン
お題目を唱えるが如くに、口癖だったあの言葉は何処へ消えてしまったのだろうか?
その言葉とは、ナニを隠そう『普段のブルゴーニュ』なんですね・・・

まあ、それは『記念日のボルドー』に対峙する言葉としての、
『普段のブルゴーニュ』ではあるけれど、じっさい昔はそうしてた・・・

今は普段にイタリアが来るは、ニッポンが来るはで、
とみにブルゴーニュの出番が少ないわけだ!

で、先だって週末パスタの日に、フツーはここでイタリアの登場なのだけれど、
ナゼかブルゴーニュの禁断症状が突如発症し、上記のワインを開けてしまった!というわけ・・・



『ダニエル・リオン』イイ造り手です!

今の当主クリストフのお兄様があの天才パトリス・リオンでして、
袂を分かってその天才振りを見せておりますが、ココの造りもスタイルは違えど、お見事です!

繊細で柔らかなタンニンと甘く芳醇な果実味を持ち、
その味わいは若いうちから表情豊かで、外交的♪
そして、ある意味魅力のある複雑な香気を楽しめるというわけだ。

造りは基本クラシカルだけれど、栽培は有機にこだわり、テロワを投影させ、
実にバランスの良い、品格のあるこのアペラシオンを仕上げている。

インパクトよりも安定性を求めるのなら、このワインを選ぶのがイイと思う。

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10’コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ レ・ヴォークラン ダニエル・リオンココにあります↓

2013 月を待つ ココファーム・ワイナリー

2014-08-17 22:21:11 | ワイン
今年の8月11日の明け方には、スーパームーンのお出ましの予定でしたが、
あいにくの空模様で、月を愛でることは敵わず、さりとて満月の引力に引かれ、
おのずと血が騒ぐわけだ・・・

なんてね・・・

そんな事など関係なしに、ただただ酒を飲みたいだけ♪

で、セラーの下段にしゃがみ込み、やおら取り出したのが『月を待つ』だったわけ。
実に素敵なネーミングだ!

このワイン、北海道は余市の藤沢農園と木村農園のケルナーを使用。



美しい柑橘と白い花のアロマティコぶりと、野生酵母によるマッタリとした旨みと、
爽やかで流麗な酸味を持っている!

四の五の言わずに、完結に言い切りますが、本当に美味しいんです、このワイン!
見つけたらすぐに購入してください、間違いなしです!

はて、この手のワインが染みる年代になったのでしょうか?
良いのやら、悪いのやらですが、シッカリ飲めるのもあと10年、
飲みきりましょう、勝つまでは・・・違うか?(笑)

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『月を待つ』はありませんが、『陽はまた昇る』では、いかがでしょうか?