The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2005 アルガブランカ 甲州 ピッパ 

2010-11-11 22:13:03 | ワイン
甲州種のティピシテに限っていえば、らしいとは言えない訳ですが、


数あるヨーロッパの白ワインの標準からみても、この甲州は見事の一言です!


前にご報告の通り、造りは『アルガブランカ』の自社畑の葡萄を凝縮させ、


6ヶ月のフレンチオーク発酵熟成させ、後に2年間の瓶熟成させたものであります!


ジッサイ、この日は2004年物のラフォンのムルソー・シャルムの直前に出したのですが、


ブルゴーニュ・シャルドネの至宝と言うべきワインを前にして、


「一向に引け目を感じることなく、日本の甲州ココにアリ!」と言わんばかりの、


存在感を見せ付けてくれました!


10月の勝沼から持ち帰ったものですが、ちょうど今、酒質も落ち着き始めたところ♪


心地の良い樽とビッチリと利いたミネラルをトップに、


甘めの黄色いフルーツのアロマが立ち昇ります!


程よい甘みがあり、酸度は広がりがよく、シャルドネと見紛うばかりの流麗さを見せ、


余韻もたっぷりと、待てばさまざまなニュアンスを連想させうるものなんですね・・・


『ギンダケと魚貝のピラフ』を食するのに、華を添えてくれました!