The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

2009 ブルゴーニュ・ピノ・ノワール クリストフ・シュヴォー

2012-02-04 16:51:30 | ワイン
山積みになっている『恵方巻き』を横目で眺めながら、スーパーでミネラルウォーターを買い込み、
あの『恵方巻き』をノルマとして従業員の持ち帰りならば、一人何本買わねばならないのだろう?
などとつまらない事考えながら、帰路につきました。

今日はK子さんがお出かけとのことで、ワタクシも・・・
とも考えたのですが、まずもって寒いのと、翌日が『歳祝い』があることもあって、
ユックリと昔懐かしいLPレコードでも聴くのが楽でイイな~と、珍しく日和見主義!

で、軽い食事の後、エリック・ドルフィーの『ラスト・デイト』や、
マイルス・デイビスの『ビッチェズ・ブリュー』などを聴いたんですね・・・



どちらもフリー色が強くなってのアルバムゆえ、スイングする事もないのですが、
音量充分に、光をググッと絞っての聴き込みは、やはり乗りが半端じゃなく、
ワタクシにとっては、何よりの時間なわけ・・・



さすれば、やはりワイン!となるのは、アタリマエと言えばアタリマエですよね・・・

で、2009年物のACを未だ飲んでいなかったぞ!
と『クリストフ・シュヴォー』の物をセラーから引っ張り出しました!



ところが、この『09’クリストフ・シュヴォー』が良かった♪

中程度のルビーは燦然と輝いて、いかにもアロマティックな香気の立ち上がりが連想されます!

それも正しくその通りでして、トップのヨーグルト風味が霧散した後には、
イチゴや赤いカラントの綺麗なアロマが止めども無く溢れ出るんですね・・・

今の時点では、チョットしたミネラルのアクセントは見られるものの、
小難しい複雑味は『アウト・オブ・眼中』!
新鮮な赤い果実を、木からもいで、ガブッと食いついた、アノ感覚が嬉しいわけです!

09’はいつもの年より、内実もありまして、エキスもタップリ!
ですから食事のバイ・プレーヤーだったこの『シュヴォー』も、これだけ飲んでも楽しめます!

思い描いてください、こんな健康的な赤ワインを、仄暗い部屋の中で、
しかも『ビッチェズ・ブリュー』をこうべを垂れながら聴く姿・・・

この落差はたまらんです!ハイ!