The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

1995 ボーヌ プルミエ・クリュ クロ・デュ・ロワ ラペ・ペール・エ・フィス

2012-02-03 00:03:15 | ワイン
木曜休みになって、時間を持て余しぎみなのですが、
今日は昼前に本屋巡りをして、昼過ぎはお家で読書三昧、M上龍の2冊を読みきりました。

本に飽いて、TVを点けてみますと、懐かしいバンドのライブをやっておりました!

『ドゥービー・ブラザース』70年代後半から80年代にかけて、全米を席巻したロック・バンド!



どちらかと言えばワタクシ、ブリティッシュ・ロックが得意なのですが、
このバンドと『スティーリー・ダン』は意外にイケルんですね!

なぜでしょうか?
思いっきりアメリカン・バンドなのですが、どうゆうわけか好きなんです!

さて、夜の部ですが、今日も今日とて家飲みです!
週末は寒さも和らぐと言う事ですので、行脚はその時までお預けにしておいて、
今日も家飲み・・・

で、開けたワインは『1995年物』でオヨヨ!
古くから『ペルナン・ヴェルジュレス村』でワイン造りを続けているドメーヌ『ラペ』の物なんですね!



このドメーヌは、赤の『コルトン』白の『コルトン・シャルルマーニュ』を所有する、
伝統的な造り手なのですが、どちらかと言えば白が有名とのこと・・・

じゃあ、ってことで、今回は良いヴィンテージの赤を開けてしまうという『へそ曲がり』ぶり!
ところがどうして、コスパもイイが、味わいもソコソコ楽しめる代物でありました。

そのアペラシオンは『ボーヌ クロ・デュ・ロワ』プルミエ・クリュであります。

思いの他濃厚なルビー色を呈していまして、エッジには琥珀色のニュアンスが有り、
グラスに注がれるなりの複雑な芳香が立ち昇るんですね・・・

まずは赤い果実のアロマが広がりまして、そこにはボーヌらしい大地の風味が重なります!

グラスをステアーいたしますと、オレンジの皮やクローヴの実、
さらには黒胡椒のニュアンスも見つけられ、口いっぱい含みつつ、飲み込んだときには、
何ともはや色香漂う戻り香がありまして、世は満足じゃ!てな調子!

果実の味わいは、ハンで押したかのような超クラシック系列で、
ごついタンニンと濃い目のエキスでビッチリと埋め尽くされているというお姿・・・

2000年から代替わりしたとのことですので、このワインはオトーサマの造り!
超クラシック系列というのも、ナルホドというわけです。

ここでニュイの超有名どころのグラン・クリュを想像してはいけないけれど、
熟成27年で、素直に高原部を走り、それなりの複雑性も備わり、
懐具合を心配することなく、ブルピノ古酒を楽しみたいのなら・・・

この辺で手を打つのも良いのでは?
などと考えているワタクシではあります!