The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

『レ・ザムルーズ』を探せ!

2011-11-14 21:38:41 | ワイン
じゃあ『レ・ザムルーズ』はなんやねん?

と聞かれれば、シャンボール・ミュジニの一級にして最大級の評価を得ている地所、
かの『ロマ・コン』を除けば、ブルゴーニュのグラン・クリュの最高位にある『ミュジニ』に、
コバンザメのように張り付いている・・・

その土壌は砂の多い石灰泥土が多く、その結果ワインの香りには華やぎが有り、
味わいには大きなストラクチャーと複雑さやエレガンスが備わっている。

第131回を迎える『オテル・ド・ヤマダ』はその『レ・ザムルーズ』をメインに据えました。

何と言っても、この会も、いつもとは違うキュイジーヌが並びます!
今回も季節の食材をふんだんに取り入れたこのラインナップ!
まずはご覧下さい↓

ホッキ貝のスープ、椎茸を詰めた蕪を添えて

アミューズー蒸した鶏と無花果の白胡麻とピーナッツのソース、菊の花、リンゴ、芽キャベツなどを添えて

季節の野菜と魚貝のサラダ、柑橘スパイシードレッシング

イベリコ豚のグリル、4種のワインソース


このキュイジーヌにマリアージュさせたワインは次の9本!

1.2010 Clematis Orenge Shion Winery Yamanashi Japan

2.2008 Meursault Dominique Lafon

3.2009 Domaine Okunota Sakurakawa Vineyard Yamanashi Japan

4.2003 Chambolle Musigny Les Amoureuses Bernard Serveau

5.2008 Chambolle Musigny Les Amoureuses Amiot-Servelle

6.1998 Frowers Pinot Noir Pisoni Vineyard California

7.1994 Chambolle Musigny Les Amoureuses Comte de Vogue

8.2008 Blanc de Valandraud Bordeaux Blancs

9.2002 Cote Rotie La Mouline E.Guigal

いかがでしょうか?

実は『レ・ザムルーズ』3本を含めた4本のピノは当然のことながら圧巻の流れ!
『レ・ザムルーズ』もさることながら、98’ピゾーニも正しく甘露♪
甘くトップリと熟して見事な味わいでした。

皆さん誰もがカリフォルニアとは予想だにせず、
13年熟成の『ピゾーニ』の凄さを再確認というところでしょうか・・・

そして最後の『コート・ロティ ラ・ムーリンヌ』!
果実の溶け具合と漢方の香気の妖しさはこの造りだけのもの・・・

できる事なら、スッカリ酔う前に飲みたかった!
もちろん『イベリコ豚のグリル、4種のワインソース』とのマリアージュも絶妙で、
最後を飾るに相応しい味わい・・・

上手いこと行きました!
詳しくは個別に後ほど・・・