The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

ブルゴーニュ、次にグランクリュになる物・・・

2009-04-07 20:40:39 | ワイン
さて、最近のワインニュースなどを眺めていますと、
ブルゴーニュに特級昇格申請の動きあり・・・
というホットなニュースが飛び込んできました。

現在INAOに、その申請をしている地所が、
なんとニュイ・サン・ジョルジュ・レ・サンジョルジュなんですね・・・

その中心的な存在は、レ・サン・ジョルジュを44%所有しているアンリ・グージュであり、加えてティボー・リジェ・ベレール、そしてフェヴレイなどの造り手と聞いております。

確かにこの畑、ニュイ・サン・ジョルジュのアペラシオンでは、卓越した、精妙な味わいを見せつけますが、はたしてブルゴーニュ全てのプルミエクラスの中で、その地所が筆頭か?と問われれば・・・どうでしょう?

まずは、シャンボール・ミュジニーのレ・ザムルーズやジュブレイ・シャンベルタンのクロ・サン・ジャックなどを差し置いて、レ・サンジョルジュが特級というのも、なかなかムズカシイのではないでしょうか?(これって、短絡思考でしょうか?)

ともかく、過去にプルミエからグランクリュへの昇格は、1981年の『クロ・ド・ランブレイ』と1992年の『ラ・グラン・リュ』の2例のみであります。

しかも、『ラ・グラン・リュ』の場合、1984年に申請し、昇格の承認を得たのは1992年という長丁場だったとの事・・・

前述の3つの造り手よりも、ロベール・シュヴィヨンあたりの協力が得られれば、モット話が通りやすくなるのでは?などと考えております・・・

オソラク、ニュイ・サン・ジョルジュには、グラン・クリュが一つもないので、
特級昇格の動きも当然活発になるのでしょう・・・

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

04’シュヴィヨンのレ・サンジョルジュ、ここがトップでしょう↓