The Wine Heat!

オテル・ド・ヤマダ ワインフォーラムの主催者であるDr.ヤマダのワインな日々の記録です。

君はイヴ・ビゾーを待てますか?

2009-04-04 22:05:54 | ワイン
オーディフレッドはDRCの12名の正規社員の一人、
しかもロマネ・コンティとラ・ターシェの栽培担当だったんですね・・・

てことで、これをDRCのキュベ・デュヴォー・ブロシェの前に登場させたわけです。

一方イヴ・ビゾーはアンリ・ジャイエとの関係が深く、師が生前の折に、
テースティングを共にしてもらった間柄(どうも隣人らしい・・・)と聞いております。

すなわち、出張オテルではDRC流れと、アンリ・ジャイエ流れの孫ドメーヌを、
飲んでいただいたわけですが、いかがでしたでしょうか?

イヴ・ビゾーは2001年のヴィンテージでその造りがガラッと変わりました。
2000年はT商店経由で、エシェゾーなどもご相伴に預かりましたが、
現在の造りとは、似て非なるもの・・・

こうまで、変わるか?と思うほど違います!

データを見れば、1997年から有機に走り、ビオ系と称されるようになったようですが、ソレ系に感じるのは、むしろ2000年以前?

そう思うのはワタクシだけでしょうか?

むしろ今のビゾーはヴァン・ド・ガルド!
ミネラリーに凝縮したタイプのピノ・ノワールですよね・・・
(最も、ビオにはヴァン・ド・ガルドはない、とは言いませんが・・・)

それでも、今回の05’レ・ジャッセは、僅かですが解けてきた模様!

塩気を感じるミネラルに、ブラッキーでジャミーなフルーツの味わいです。
未だアロマティックではないものの、妖しの風味は、更なる欲求を喚起するべき物!先が見えないだけに、味わいの奥底まで追い求めたい・・・

そんな気にさせる、内向的なヴォーヌ・ロマネ!

そういうビゾーを、あなたは待てるでしょうか

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05’レ・ジャッセはこんな値段に↓


スタイルの違う00’ヴォーヌ・ロマネはここで↓