まだ2週間もあるのに、スーパーでは節分用の豆、といつても落花生が並べられている。あと2週間で立春なのです。
冬になってまず待たれるのが冬至、冬至は日暮れのピーク、今はもう30分以上日暮れが伸びている。そして次に待たれるのが立春なのです。立春が来たから春ということにならないけれど、このあたりから日差しの強さが変わってくるのです。そして、2月の10日を過ぎると、殆ど雪はねの心配をしなくて良くなるのです。もう少しです、こんな冬は初めてです。これから雪が来たって、もう今まで楽をさせてもらったのだから、少々のことでは怖くない。
節分というと子供の頃が懐かしい。父が3月で廃校になる東雲小学校の校長だった頃、校長住宅は学校にくっついていて、居間からすぐ教員室、教員室から生徒玄関となっている。節分になると大豆を炒って、それを舛にいれ、父が家の中では「福は内」を、玄関では戸を開けて、「鬼は外」と繰り返して豆を撒くのです。勿論、教員室も、生徒玄関もです、その後ろを、子供たちがついて歩き、父の声にあわせて「ごもっとも・・ごもっとも」というのです。それが当たり前のこととなっていたのですが、結婚して家内にそれをやるといったら笑われて終にやることはなくなった。歳の数だけ豆をまず取って食べる、後は適当に食べる。食べ物の無い頃でしたから、豆まきの大豆もおいしく食べたものです。ただ撒いた豆を拾って食べることはありませんでした。
この頃の落花生を撒くのは、何か風情がなくてやる気が起きない。殻ごと大量には撒けないし、二つ三つつまんで投げるのも、なんとも嫌だ。だから撒かずにピーナツにして少し食べてみるくらいで終わらせます。
ちともあれ、節分が近い、正月を待つより、楽しい気分に成ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます