札幌西陵高校赴任一年目で最初の校務分掌をこなしきれず、二年目に団体事務局長を命じられた。いわば左遷されたのです。しかし私にとってはうれしい左遷でした。
団体はPTAと体育文化後援会と第一期生による同窓会の三団体の取りまとめが仕事ですが、PTAには学年PTAもあり、結構横の幅が広く、更に新校舎が西区平和の五天山の麓に完成し、それを機会に学校開放活動を立ち上げたいという校長の意向を受けて私の仕事になってきた。
春秋の二回、一講座80分8回という形で先生方の協力をいただき盛大に開催することができました。これはPTA活動の一環としてPTAからの要請を受けて開催するものと位置付けていました。その活動を中心に高等学校PTA連合会(高P連)の大会での活動報告を当時PTA副会長だった石川淑子さんが発表して好評をいただき、翌年の鹿児島での全国高P連大会でも発表する機会をいただき、全国に札幌西陵の名を知られるようになったのでした。そして高P連奈良全国大会で優良PTAとして全国表彰を受けることができたのでした。
PTAの活動として、毎年バスを使っての研修旅行と、校内生活指導研修会なども開催していました。私が担当している時に全道高P連事務局をやることになり、私ようやく出始めたワープロを購入して対応したのでした。
書くことはきりがないくらいあるのですが、公開講座で「詩吟入門」を二回組んでもらい、その人たちで私のの詩吟の教室が立ち上がることになったのでして、私の退職後の人生を実りあるものにできたのもこの仕事のおかげでした。楽しいことがたくさんありました。