平成3年、私の定年退職の年です。
丁度この年の5月でしたか、手稲老人福祉センターが開設されました。
現役のときから詩吟の教室を開いていて、退職後はさらに教室を増やしたいという思いがありました。丁度そのタイミングで我が家から500Mくらいのところへ老人福祉センターが開設されるという話を聞き、もし講座に詩吟を持つようならその講師をさせて欲しいとアプローチしました。結果、自由参加の講座の講師をさせていただくこととなりました。
あれから17年、一回2時間、月3回の講座を続けてきています。いろいろなことがありました。受講生も初めのころは10名に満たないことすらありました。私の吟力もまだ足りないこともあつたのです。でも講座に来てくださる方たちがとても良い方たちで、助けられながら続けさせていただいた。
最近は、少なくても17~18人、多いときは30人以上になります。平均すれば20人にはなると思います。
顔ぶれは、次々変わってゆくのですが、15年以上来ていられる方も何人かいます。
自分の教室「碌峭会」は、三教場会員35名ほどいます。その教室とは全く違う中身で教えていて結構苦労もあります。
今日は24名の方が参加してくれました。個人指導は出来ないのですが、皆様とてもよく勉強され、素晴らしい吟をされる方がたくさんいます。全員に独吟をしてもらいますが、聞いていてとても楽しくなります。
これから気候もよくなるから、来るのも楽になるでしょう。何せお年寄りですから、冬の厳しいときは大変だったと思います。