千燈岳は国東半島のほぼ中心に位置する六郷満山峰道トレッキングルートのひとつです。
尖ったきれいな山頂は急峻ですが高度は低いので比較的簡単に登れます。
登山だけだったら登山口が山の近くにあるのですが私たちは旧千燈寺跡から史跡を巡って行きました。
旧千燈寺跡には昔は栄えただろうと想像できる寺跡と今も立派な仁王像が立っていました。
さらに奥には奥ノ院がありその昔がしのばれます。ここで僧侶が厳しい修行をした場所だそうです。
やがて駐車場と茶屋のある正式な登山口に到着して、そこからから15分くらい登ると展望のいい岩場に出ます。
ここにはイギリス人芸術家のゴームリさんが建てた鉄の男性裸像があります。
修験道のルートに似つかわしくないと批判が出る一方、素晴らしいではないかとの声も、賛否両論で新聞紙上をにぎわしましたが一定期間設置したのち撤去するとか?
でも、この話題のおかげでここを訪れる人が増えたのは確かです。
その像のすぐ上に五辻不動があります、岩場に切り込んで建てたお寺です。
五辻不動の前をさらに進んで一旦下り、そして千燈岳の登りが始まりますがここから画像がありません。
私も一生懸命で写真を撮る余裕がなかったのでしょうか? 振り返ると遠く姫島と本州が見えます
急登を登ること40分ほど山頂は広く積雪2~3センチでした。今日は寒い登山ですが弾んだ息で体の中は熱いです。
登ってきた方向とは反対の登山口へと降りて周回していきました。
二つの登山口へ車を置いていたので実質約3時間の登山&ウォーキングでした。
修験道の歴史に触れた趣のある登山でした。(yasu)