うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

ロンシャンの凱旋門賞前哨戦

2012-09-17 00:33:37 | 競馬日記
ロンシャンの凱旋門賞前哨戦が終わりました。

フォワ賞を勝ったのはオルフェーヴル
日本とは異なるゆったりとしたスタートに前半はかかり気味でした。が、スタートがあまり良くなかったのもいい方に働き、スミヨンが懸命に押さえてどうにか内に入れました。僚馬アヴェンティーノがレースを引っ張り、直線でアヴェンティーノが開けた内を抜けて快勝しました。GI3勝Meandreが2着。

他の2レース、ニエル賞は仏ダービー馬Saonois、ヴェルメイユ賞は前走ヨークシャーオークスで初GI勝利を挙げた昨年の凱旋門賞2着馬Sharetaが勝ちました。

この3レースのレベル比較が毎年大切になってきます。馬場状態は全てGood To Soft。
フォワ賞を勝ったオルフェーヴルは見事な勝利ではあるのですが、ペースメーカーを使ってしっかり走って勝った、という感じで、前哨戦らしくないように思います。勝ち時計は2分34秒26。
残る2レースはまだ見ていないのですが、それぞれ2分35秒31と2分29秒06。やっぱりSharetaですね。昨年もヴェルメイユ賞(3着)から本番に向かいました。それがこの3レースで圧倒的にいいタイムで勝った(ただし向こうの計時はあまり当てにならないので、正確な数字が欲しければ自分で測るしかありません)ので、今年もこの馬は侮れないというか、昨年よりも手強いというか。
思い起こされるのはZarkava。ヴェルメイユ賞を2分26秒00で勝ち、これはVision d'Etatが勝ったニエル賞のタイム2分27秒40、Zambezi Sunが勝ったフォワ賞のタイム2分28秒80より速く、距離克服能力の不安を払拭するとともにやはり実力上位なんじゃないかというところを見せつけられました。たまたまですが、今年のSharetaはZarkavaと同じアガカーン殿下の馬、SaonoisはVision d'Etatと同じチチカステナンゴ産駒の仏ダービー馬。オルフェーヴルとZambezi Sunの共通点は思いつきません。

Camelotに土が付いた上に実績のないセントレジャーからの参戦で、オルフェーヴルには十分なチャンスがあると思います。3週間でどれだけ調整できるかですね。
Camelotはセントレジャーの敗戦を受けて凱旋門賞に出走するかどうか不確定になり(記事1記事2)、多くのブックメーカーは前売りから除外しました。


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