うぉんばっとな毎日

大用、現前するとき、軌則を存せず

Conduit輸入

2009-11-02 00:24:58 | 競馬日記
Kジョージ、BCターフ、セントレジャーを勝った一流馬Conduitが日本で種牡馬入りするそうです(記事1記事2記事3)。

コンデュイとか、コンデュイトとか、呼び方がいろいろありましたが、コンデュイットと促音が入るので行くみたいですね。それはそうと、購入したのはビッグレッドファームの岡田氏です。岡田氏は自信満々のようです。

配合は見ての通り、Never Bend系×母父Sadler's Wellsのニックスです。返しニックスの父Sadler's Wells系×母父Never Bend系の方は世界中で成功例が多数ですが、日本では全くふるいません(ニホンピロジュピタが交流GIを勝ったぐらいでしょうか)。同配合の種牡馬も何頭か導入されましたが(カーネギーサフロンウォルデンハンティングホークビーフロストの4頭だけでしょうか)、いずれもリーディング級とまでは行きませんでした。一方のNever Bend系の方は日本では以前はミルジョージが大成功したのですが、その仔達はいずれも失敗。他にはマグニテュードの仔のミホノブルボンも失敗、マサラッキユウトウセイなんかは相手にされず。母Dahliaの良血リヴリアは久々にNever Bend系の当たりでしたが、残念ながら早世し、代表産駒のナリタタイシンは失敗。BCターフを勝ち、父系がDarshaanで共通するコタシャーンも失敗。Conduitは基本的に日本には向かない配合だと思います。

軽いスピード、瞬発力に偏りすぎた日本の血統にスタミナ、持続力、パワーを注入する貴重な種牡馬になってくれることを期待しています。大成功しなくてもいいので、見限られない程度に活躍馬を出し続けて、長く活躍してほしいです。


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