旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

試験

2009年05月29日 23時08分29秒 | Weblog
今日の面接を終えて1週間もすれば採否の通知がもらえるものと思っていた。求人票にもそのように記載されていた。40分間余りの面接を終えた後に突如、さらに役員面接があると告げられた。出し抜けに2次面接の話を切り出されたのだ。

今日の選考結果は10日以内に文書または電話で連絡をするとのことである。文書なら不合格、電話なら合格だ。そして次の関門である役員面接に臨むことになる。買い手市場だから選ぶ権利は先方にある。面接を終えて眺めた都会の空は青く眩しかった。

もちろんこういうご時世だから一部上場企業のマネージャー職には雲霞(ウンカ)の如く求職者が殺到している。10日前に確認した時点で70名を超えていると聞いた。しかも該当者がいない場合には改めて選考をする。企業は強気だ。

中学のころの2クラス分の生徒(失業者)相応数が応募して1人の採用という気が遠くなりそうな選抜だ。もともと試験には極めて弱い。入学試験、入社試験、資格試験、昇進試験と種別を問わない。中学校の入試以来あらゆる種類の試験を経験した。まともに「本命」の選考に残った試しがない。

おまけに今日のニュースによると県下の有効求人倍率は空前の55%まで低下しているという。ハローワークから熱心さが足りないと言われるとようやく「そうかいな?」と思えるようになった。あんまり悲観・期待しないで謙虚に次の応募先の検討に入ることにする。下手な鉄砲の例である。

履歴書を書いて送ると書類選考にはなぜか残る。書類選考落ちの門前払いなら腹も立つ。しかし面接をして落とされた場合はご縁がなかったと諦めるしかない。最近の履歴書はワープロでよいらしい。既に6部の履歴書を送った。うち3社、1官庁、1協会は書類選考に残った。

1事務所は年齢制限に引っかかって書類選考落ち。書類選考にうかった1社は内定直前まで行ったがやはりというべきか地元の人を採りたいという求人側の翻意によってあえなく落選、勤務先は島根県であった。残りの官庁は最後の3名に名を連ねるも志望職種と求人職種がマッチしないという理由で落選。もっとも応募時は前職に在職中だった。

6月の月初には別途、書類選考にうかった某協会の面接がある。40分間の面接である旨が明記されている。官庁の外郭団体なのでなんだか怪しい。官庁の天下りか何かかで採用者は既に決まっているような気がする。

他人様が何をやろうが、運も実力の内であるようにコネクションンも実力の内だと観念しているからドーってことはない。わたしならコネクションに頼るくらいなら就職浪人を選ぶ。だからもしもわたしがうかったら、コネが決定的な意味合いをなさない選抜であったとが明らかになる、それだけの話だ。

ハローワークの話だと、若年の事務職社員の募集で40人から50人の応募がある。まともな会社が中高年社員を対象に募集をかけると、応募者が100名を超えることも珍しくないというご時世だから、畑でも耕しながら辛抱強く福音が届くのを待ち続けることにする。


4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ハローワーク (ひろ)
2009-06-01 09:48:23
 私の友人(30歳)が大阪で仕事捜しをしている。
前職はランドオペレーター(海外旅行のホテルや観光を手配する仕事)不景気、インフルエンザ騒動で、観光業界は深刻な落ち込み為、整理されたらしい。
16社受けて、みなダメでした、と先日のメールにありました。若い青年でもそんなにきびしいのか、と改めて現在の日本の雇用状況のきびしさを知った。
返信する
ミもフタもない (石垣鯛)
2009-06-01 17:27:37
昔のように大量に採用して戦力を育てる企業はもはやなく、もっと優秀な人材がいないかと採用基準を高める傾向が強い昨今。
例え景気が上向いても就活は楽になることはありませんよね。
知識やスキルやモチベーションの差はこれからもっとミもフタもなく、就活に影響してくると思います。
ふー頑張らなきゃいけない。
営業経験ないから営業職もむつかしいです。グスン・・・

返信する
忙中閑 (はやと)
2009-06-01 23:03:44
既得権を求めず、世間体にこだわらなければ求人はあります。問題は、やりがいを感じることができる職業か、達成感がある職業か、その辺りの問題じゃないかと思います。ブレッド&バター(食)の為と割り切るか、割り切らないで職に何らかの意義を見出そうとするか、その対応の仕方で求職?観も大いに異なるのではないでしょうか?

ところで石垣鯛さん、昨年の誤操作によって携帯の電話帳をすべて消去してしまいました。気が向いたら電話を入れて何かのメッセージを残しておいてください。折り返します。
返信する
よい会社 (近藤)
2009-06-05 20:33:23
ご無沙汰しております。

釈迦に説法と存じますが参考までに。
資本主義社会において経営者が自分の利益のために労働者をこきつかって搾取するような会社もあるのは間違いありません。それは悪い会社です。
よい会社というのは、経営者が頑張って利益を上げたらその利益を労働者に分配する。
そして社員も一生懸命に働いて会社がよくなったらその恩恵にあずかり、それでまた頑張るという会社です。そんな会社が栄えるのです。成果主義や能力主義を声高々に唱える企業もありますが一度疑ってみてはどうでしょうか。
ですから、真の和がある会社が栄える。和というものは、上から押し付けて、これを守れというのはダメなんです。
下の意見をくみ上げて、色々と議論して(和がないと議論はできません。)そして理想的な提案を採用し、その提案に向かって社員は一致団結してやってゆく。反対の人も、いったん方針が決まったら一丸となってやる。
それで行き詰ったら、また下から意見を吸収して議論して新しい提案を採用し実行する。
それが真の和のある会社です。そういう会社が厳しい時代でも生き残って行きます。
経営者も労働者も自利利他の精神で会社を運営していくというのが会社の理想的な状態だと思います。

もう一度年功序列が復活して、黙っていてもエスカレーター式に給与が上がっていくような事態にはなりようがありません。結局は会社が「この人にはもっと給料を上げてでも働いて欲しい」と思うような人材になるしかありません。
ただ、世の中には「人間お金が全てではないよ。」とか「昔の人は身の丈にあった暮らしをしていたよ。」とのたまう人もいます。
私は、そういう人を見ると、「お前の背広はいったいいくらなんだ。」と思います。
そんな人達から「お金がなくても、貧乏でも幸福になれる。」なんて言われても釈然としないというか正直、頭に来るだけです。
昔、ある政治家が「貧乏人は麦飯を食え」と言って大騒ぎになったことがあります。それと大差ないことです。
だまされているんじゃないかとうすうす気がついるから、大勢の人が怒っているのだと思います。
しかしながら残念なことにこの国は変わらないでしょう。
貧乏人のことを考える財政的余裕はないのですから。
ある程度の裕福層に消費してもらい、そのおこぼれが雫のように貧乏人に行き渡る政策がまさに今の政策であると思えて仕方ありません。
だから、大変で面倒だけど、個人的に戦略を持って立ち向かうしかありません。
長々と書いてしまいました。
相互扶助は大切なことです。皆さん頑張って下さい。心よりお祈り申し上げます。
返信する

コメントを投稿