旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

法事の席にて

2010年01月16日 09時47分13秒 | Weblog
A
「人生というものは思ったようにはいかないものですねえ、思ったようにいかないから人生なのでしょうか。今入っている施設の経営者には、ソロバンがあってもこころがありません。だから職員はよくやってくれているというのになにか冷たいのですね。暖かさというものがありません。」

B
「そう、みんながこころを失ってアメリカ流のお金もうけ主義にはしろうとするからこういう社会になるのです。」

A
「日本人はおたがいに助け合う文化をもっています。」

B
「そうそう、だから日本人がむかしから信仰してきた神道こそが日本の文化の中心にならないといけない。」

C
「しかし、神道には教義というものがない。農耕文化と切り離すことができない。」

A
「そうですねえ、それでも進駐軍が日本の文化を根こそぎにしてアメリカ化しようとしたさいに、神道も検閲等の対象としたことは間違いないようですね。」

A
「でも、軍隊の横暴によって満州国は建国されたことが将来に禍根を残すことになる。日本の文化を破滅させることになるであろうと公然と表明した人物が3人います。北一輝と出口王仁三郎、それに名前は忘れましたが中江兆民の子息さんで中江なにがしです。」

Aさんは今年で95歳を迎える。

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