旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

明日は明日の風が吹く

2015年07月09日 20時14分27秒 | Weblog

所定の出勤時間の1時間前から来訪者が途絶えることはなかった。時間が回転を始めた13時を回る頃になって、ようやく昼食をかきこむことができた。一息ついたと思っていると突如として、午後の部のラッシュが始まった。2時間ほどかけて、ようやく7、8組の面談を終えた午後の3時半を回る頃、来訪者は途絶えた。
この間、形式的で活字のような皆さんの言葉を聴き取るのが精いっぱいで、こちらの思考は停止していた。来訪者の皆さんは、書面を振りかざして訪問の主旨を訴えたかったようだ。ふり返ってみると、喧騒の中に静かな時間が流れて、軽い眠りについていたような心地だった。空疎な話題に饒舌だったことが思い浮かぶ。
一日を振り返りながら、まるでワインのような日本酒をコップで一杯、グイとあおると、泡沫のような不安が悉く霧散する。土曜には大漢和辞典全13巻の補修を済ませて、日曜は「じゃがいもコンサート」を楽しむ。あしたはあしたの風が吹くのだろう。


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