旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

省察

2015年02月24日 20時50分54秒 | Weblog

脳を休養させざるをえなくなってから3週間が経過した。わたしの思考が踏ん張ることがないので、面白いように他人様の思考を吸収できる。いい機会だからフッサール著「デカルト的省察」に目を通している。

 

   デカルト


『哲学ないし知恵とは、哲学する者のひとりひとりに関わる重大事である。それは自分の知恵とならねばならず、普遍的に探究されるものでありながら自ら獲得した知として、初めからそしてその一歩一歩において、自らの絶対的な洞察に基づいて責任を持てるような知、とならねばならない。このような目標に向かって生きる決心によってのみ、私は哲学者になるのだが、もしこのような決心をしたなら、それによって私は、全く無知から始める道を選んだことになる。そこでは明らかに、真性な知に導いてくれる前進の方法をどうしたら見出すことができるのか、について考えることが第一歩である。』フッサール著「デカルト的省察」序論 から引用

 フッサール