旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

文芸春秋

2010年11月12日 19時59分05秒 | Weblog
野ぶどうの実はあくまで青く、葉は黄に色づき始めた。ヤマボウシは玄関で褐色にたたずんでいる。淡い赤紫のオーシャンブルーは小ぶりの花をひとつ残すだけだ。赤い実がこぼれおちそうなザクロを収穫してみた。庭の柿は名も知らない鳥にくれてやった。たおやかな時間が流れて行く。

久しぶりに休暇を取った。気にかかっていた税務署と市役所で所要を済ませることができたのでほっとしている。帰りに月刊「文芸春秋」を買った。

特別企画が「安保と青春」で「されどわれらが1960」という副題だ。私よりひと回り年長の世代が当時をふり返りって十人十色の青春を語っている。全編、少々退屈だった。こちらは高い本代を支払い執筆者たちは高い原稿料を、社員たちは高い給料を受け取っているのだろうから、安保50年後の青春について披歴していただくくらいの斬新さを発揮していただけないものだろうか。企画があまりに陳腐だ。

などとホザきながらも購読ウン十年だ。