旅路(ON A JOURNEY)

風に吹かれて此処彼処。
好奇心の赴く儘、
気の向く儘。
男はやとよ、
何処へ行く。

改め 釈迦に説法

2008年01月23日 00時13分00秒 | Weblog
①>搾取による貧困なら 貧困の話しても しょうがないってことだったんで そうじゃない貧困があるなんて 知らなかったんで<

②>イレギュラーな自然災害 もしくは、 搾取のない所に 果たして 食うに困るような貧困があるでしょうか? 僕は、ないと思うので どうにでもなる と言いました。 そして、 貧困の原因が 前者ならば、 それはどうしようもない。 後者ならば、 貧困を話題にしてもしょうがない。<

ここでもおしゃかさんさまは貧困という言葉を、飢餓という言葉と混同しているように思われますが、まあいいでしょう。①に対する反証です。『ひとりの自営業者がいました。あるひとから頼まれて、家を担保にいれてお金を借りて貸しました。回収できなくなりました。家屋敷を売り、有り金をはたいて借金は返しました。自営業者は目下無一文です。これって貧困じゃないんですか?この自営業者って搾取されていますか?』もちろんNoですから、搾取によらない貧困があるということです。あなたが知らない、あるいは、あなたの想像力が貧困なだけです。

②については、おしゃかさんさまが貧困という言葉の用法を誤っているように思いますが、まあ、愛嬌ということでいいでしょう。貧困とは、貧しく苦しいこと。乏しいこと。欠けていること。を言います。搾取や天災が原因ではない「貧しく苦しいこと」なんてたくさん事例があります。ないと言えるおしゃかさんさまの良識と想像力を疑いたくなります。搾取理論の鬼マルクスだって、搾取を条件としない貧困はこの世に存在しないなんて言っていません。「資本論」執筆中のマルクスは、搾取をされるような環境じゃなかったのに貧困の極みにあったことはよく知られています。搾取という概念の勉強が足りないのではないですか。おしゃかさんさま?