リビングストン←→相模原 日記

リタイア後、日本→スコットランドを行き来して何とか暮らしている。

アマレットはベンズアルデヒドの香り

2012年05月31日 | 料理

アマレットと言うイタリアのリキュールがあり、アーモンドや杏仁の香りと言われているのであるが、私はどうしても昔大学の実験で使用したある化学物質を連想してしまう。しかしながらその物質が何であるか長年思い出せなかった。
芳香族炭化水素に何かの官能基がついたものである事はおぼろげながら覚えていたのであるが、それがニトロ基だったか、カルボニル基だったか、判然としなかったのが、いつも引っかかっていたのに特に調べることも無く、いままで経過してしまった。




最近、妻が”うち”としては少々高めのアイスクリームを買ってきたのであるが、それを一口、口にしたところ、また大学の実験室の光景が鮮やかに蘇った。

そして、Wikiで調べるとすぐにその香りが、”ベンズアルデヒド”であることが分かり、長年の疑問が解消した。

何の実験かは忘れたが、この”ベンズアルデヒド”の香りとともに”トルエン”の臭気も脳裏に焼き付いているので、たぶん簡単な酸化反応だったのだろうと思う。

この香りをかぐとやはり食べ物と言うよりは化学薬品を連想してしまう。