仲の良き 番いのツグミに 在りし日の
亡妻を偲びて 時を忘れるる
先日の爆弾低気圧過ぎ去ってから、久しぶりに穏やかな午後のひと時でした。
テレビにも見飽きて何気なく目を向けた先、庭のシャクナゲの木の枝に小鳥が
止まっているのを眼にしました。
静かに窓辺に近づいて良く見ると、その近くにもう一羽いました。
お互いに気遣うしぐさから番いのツグミだと分かりました。
餌を啄む時など、直ぐ近くに止まってお互いに見守るような仕草から、これは
とても仲の良い夫婦なんだと判りました。
やがてその仲の好い番いのツグミは飛んで行きましたが、私はそこに立ち尽
くしたまま暫し呆然としておりました。
頭の中には生前の妻の姿がありました。誰よりも気立てが優しくて常に私を
気遣って呉れた亡妻、どうして俺を置いて先に逝ってしまったのかと、しばし
時が経つのも忘れて立ち尽くしおりました。
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