当地の冬は珍しく年前に二〇センチ余りの積雪が有ったり、年明け
早々に爆弾低気圧とかで暴風雪が有ったりで、飛んでもない冬になり
そうな気配です。
先ごろもそうでした。風の強いのは当地の通り相場ですが、ひと頃の
天候には困惑させられました。
風の強い日が続いて三・四日買い物にも出掛けられない日が続きい
て、朝食用の牛乳やヨーグルトの手持ちが不安になりました。
そんな日の昼下がりの事、珍しく風が少し和らぎ、その上薄日さえが
射して来たのでした。
チャンス到来とばかりに、早速く買物に出掛けることにして家を出て
から、何処の店にしようか迷いました。
割り合い家の近いところに、イオンや地元のスーパー二軒、また川向う
にはヨーカドーが有るのです。
色々と考えた末に、割合い車の停め易い河畔近くのスーパー向かう
事にしました。
予定の買い物を済ませて帰る段になって、河畔のことがふと頭をよぎ
りました。
それは白鳥のことでした。大風続きでしたから、渡りの途中の白鳥たち
は、きっと避難のために近くの河畔に飛んで来て居るだろう。
そんな予感と期待が見事に当たりました。白鳥たちは本流を避けて
、支流の仁々志別川の河畔に群れていたのでした。