久々に 八十路を 過ぎた 旧友と
老い歎き合う 茶房のひと時
先日のこと、約二年ぶりに旧友M君とは、家の近くの喫茶店で会いました。
M君は、樺太の小学校時代の級友でもあるのです。
彼M君と会うのは約二年ぶりのことで、家内の葬儀の折、病身を押して遠路わざわざ来てくれた依頼のことでした。
以前は年に三度ほど先の喫茶店で会っていたのですが、その後お互いの病いのために、折を見て電話で話し合うだけで、会うまでには至らなかったのです。
それが急に会うことに至ったのには、後で分かったことなのですが
その時の話題は、やはりお互いの病の症状が主でしたが、樺太時代の級友に及び、特に親しかった札幌のA君とのことが話題なり、携帯を使って同じ級友稚内のN君とも話しました。
私はN君とはこれまでにも年に何度か電話を掛け合っておりましたが、M君の場合は、かつて札幌でのクラス会以来の音信でした。
そしてその翌日の朝新聞で、A君の訃報を知ったのでした。
思うに、昨日三人でA君のことを話し合って居た時には、既に彼A君は黄泉へ旅立っていたのでした。
お互い病気がちの私たちが、あの時二年ぶりに会えたのは、A君の友情のお蔭だね・・・数日後再び会った時のM君の言葉でした。
A君!生前のご友情有難うございました。
安らかなるご冥福をお祈りいたします。
私たちが=緒に学んだ樺太塔路第一高等小学校=国民学校校舎