※ 亡き妻と 通いづめたる 公園の
河畔に今年も 白鳥来たれり
家にとじ篭って居るよりは、買物にでも出掛けたほうが少しは気晴らしになるだろうと、今日は川向こうの量販店に出掛けました。
この店は、生前妻がっても贔屓にしていた店で、近くにやはり有名な量販店が在るのに、川向こうの量販店が圧倒的に多いのです。
そんなことから、私もついついこちらで買物するの回数が多くなり、今日も少し遠いのですが、橋を渡って来たのでした。
橋の上からは川が見渡せ、白鳥の季節には川面に群れているのが見られますので、妻の生前にも買物帰りにわざわざ迂回して河畔で共に眺めたものです。
そんなわけで今日の買物帰り橋の上から目にしたのが、意外にも早々と飛来して来た十数羽白鳥の群でした。
今年の春までのように傍には妻は居りませんでしたが、川岸まで下りて行き写真を一枚撮ってきました。
それにつけても、在りし日の妻が想い出されて、特に足下が悪いのに水際まで行って、白鳥を呼び寄せながらパンくずを与える妻の姿が想い起こされ、涙が噴き出て来ました。
しばらくはその場に立ち止って、涙の流れるままに妻とのことを、あれこれと想い出しておりました。
※ 白鳥に 子どものように 喜々として
餌やる妻が 切なく浮かぶ
23年12月8日
20年3月25日