昭和ひとケタ樺太生まれ

70代の「じゃこしか(麝香鹿)爺さん」が日々の雑感や思い出話をマイペースで綴ります。

親子仲良く

2010-03-25 20:24:40 | 日々の雑記
 このところずうっと所要での外出や買物帰りには、時には少し遠回りになることもありますが、やはり白鳥たちが気になって仕方が無いからです。
 いつものように先ず初めに右岸側に行ってみたのですが、今日もやはり左岸側に集っていました。
 毎年今までは殆ど右岸側にだけ群れて居たのに、今年は何故か左岸ばかりに集まっているようです。
 これもどうやら今年の雪の多さに由るのではないかと思われるのですが、はっきりしたことではありません。
 左岸側の河川敷は殆ど無くて川岸は堤防の直ぐ下にあるのですが、右岸の場合は堤防道路から50メートルくらい離れております。
 附近の住民たちが餌を与える場合なのですが、今年の大雪はけっこうな障害なっているため、こちら側からでは難しいからだと思います。
 此処の白鳥たちを見ていて思うのは、餌の取り合の時だけは相手が幼鳥であろうと構わずに激しく追い回しますが、普段はいつも仲良く幼鳥を真ん中にして過ごしているようです。
中でも実の親子連れは、見ていて一目で直ぐに分かります。いつも幼鳥の傍らに居て絶えず見守っています。見ていてほのぼのとさせられます。

 それに付けても思うのですが、近頃の人間界の親子関係は一体どうなっているのでしょうか。
 最近のテレビや新聞報道での乳幼児への虐待事件のニュースを多さに驚くばかりです。
そしてこれが人間の親たちがしていることかと、俄かに信じられないほどの残虐さなのです。
 目新しいところでは、乳児の頭を激しく揺すってついには死に至らしめる悲惨な事故ならぬ犯罪が報ぜられたところです。
 痛ましい事件として今でも心に残るのは、幼児を水風呂に漬けたりダンボール箱に詰めにしたり、また2歳児をオーブンに入れてスイッチを入れるなど、人間ってどこまで残虐になれるのでしょうか。
 まさに鬼畜としか言いようがありません。確かに今の社会は生きて行くにはとても厳しく、また子育ても家族間や地域社会の変化やらで、若い親たちにとってはさぞかし大変なのは事実ですが、だからと言ってこれほど残虐になれるものでしょうか。
 少子化対策の施策や根本的な社会の仕組みなどは一切考えずに、ただ手当金さえばら撒いておけば・・・事足りると満足しているようなノーテンキな政治家ばかりじゃ、もうどうにも成りません。

本能とは云いながら動物の親子の絆は強い・・・

幼鳥はいつも真ん中に・・・

安心してお食べ・・・

他所の子にも分け隔てなく・・・